函館・道南圏の日々を伝える!
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 ニュース総合1 <函館・道南圏/北海道>

〜ニュース総合2も別にあり


函館商工会議所の通常議員総会

酒井康次専務理事勇退、後任に前函館市副市長の谷口諭氏選任
(仮称)新会議所会館建設に向けての建設特別委員会を設立

 函館商工会議所の通常議員総会が27日、函館国際ホテルで開かれ、久保俊幸会頭(写真下)のあいさつがあったほか、例によって議員の異動、陳情・要望活動、各部会・委員会報告等々はじめ、令和6年度の事業計画、常議員の補充選任、専務理事選任、また現在の会議所建物が老朽化していることから、(仮称)新会議所会館建設に向けての建設特別委員会の設立などを決めた。

 

 この中で、専務理事選任に関し、松本榮一会頭(現名誉会頭)時代から久保会頭に至るこれまで長く専務理事を務めてきた酒井康次氏がこの3月31日付をもって勇退する運びとなり、後任に谷口諭氏(前函館市副市長)が選任され、4月1日付で正式就任となった。

  

△酒井康次氏       

 退任の酒井氏は、会議所職員・幹部、そして専務理事と親しみある人柄相まって手腕を披瀝、事務方トップとして松本、久保両首脳を支え、大変な活躍をしてきた。




△谷口諭新専務理事

(24.3 27



函館地方、今年に入っても引き続く倒産増!相次ぐ自己破産
観光客だけは入っているものの、地域の人の動きは悪く、言うなら人も会社も活力を失っている。

 現在発売中のNEW現代函館&現代北海道の春季号でも報じているが、函館地方で昨年1年余、倒産が急増しており、今年に入ってもこの傾向は続き、1〜2月そして3月入り後も倒産が続いている。

 昨年末(12月28日)に甘納豆製造・販売の(株)丸八石黒商店の自己破産以降、1月には外装建材加工業の(有)サンコー加工(北斗市)並びに関連会社の(同)NICE195の2社事業停止ー自己破産に始まり、とび・土木工事の(株)中野事業所(北斗市)が破産。
 2月には電気工事業の青函電気(株)、鮮度保持剤製造・販売の第一農材(株)が自己破産、3月に入って七飯町、建具工事業の(株)河津木工制作所が自己破産した。

 要因はゼロゼロ融資の返済本番などの影響もあるが、一連の物価高、コストの上昇、人件費上昇などほか、経営者、従業員の高齢化、先行き不透明の持続不能が背景にある。
 函館地方は景気の持ち直しなどといった観測の甘いものではなく、業績悪化等々、全般的に地域経済活動が不振で、活気が全然なく、人口減少を背景としてこのところに来て「モノが売れない」という深刻な状況にあり、地盤沈下が加速している。病的な有り様にある。

 観光客だけはコロナを克服し入っているが、人の動きは悪く、言うなら人も会社も活力を失っている。一段も二段も地域経済の地盤沈下が続きそうだ。事業停止、自己破産等の倒産増が懸念される。

(24.3.9-10)



★3連休初日2月10日の函館、初春の観光客大勢。
春節入りも あって今冬一番の海外観光客〜2.10 函館〜

一気にインバウンド!







(24.2.10)

写真・委託/合同会社ポシェット





一位物産・イチイビル(旧イトーヨーカドー函館店)リニューアルプロジェクト
2階フロアを「回廊プロジェクト」
として
今年7月にも先行オープン

道内初「インクルージブ社会実現」に向け、学びを取り入れた子どもの遊び場や、
ウォーキングコースを備えた屋内広場として整備。

「植物工場」はじめ「カフェ」の併設、「調剤薬局・クリニック」の誘致等々で、「物販ブース」設置も

★斬新、野心的とも言える思考の新たな「パークコミュニティ」複合商業施設の開設


 年が明けて一昨年になるが同年7月に閉店した函館市美原1丁目3−1のイチイビル<地下1階・地上2階RC造>(旧イトーヨーカドー函館店)を所有する一位物産(株)(本社・函館市本町17番2号ヴィルヌーブ五稜郭1階、代表取締役会長・村上幸輝氏、同社長・村上幸義氏)は、このほど、同ビルのリニューアルプロジェクトを明らかにした。
 村上社長は2階フロアをリニューアルし、「回廊プロジェクト」として早ければ今年7月にも先行オープンするとし、1階と地下1階は商業棟として今年年末以降にグランドオープンを見込んでいる。

  ☆  ★  ☆

 道内でこれまでにない斬新、野心的とも言える思考のリニューアルプロジェクト、新たな複合商業施設の開設で、コンセプトは『パークコミュニティ』。キーワードは「インクルージブ社会実現」に向けた「インクルージブ広場」「ウォーキングコース」「植物工場」はじめ「カフェ」の併設、「調剤薬局・クリニック」の誘致等々で、「物販ブース」設置も打ち出している。

 イチイビル(写真下)は売場面積約1万3千平方メートルという函館地域有数の規模を有し、美原・産業道路地区の核店舗で、ヨーカドーの閉店後、活用策が広く注視されている。



 その第1弾として2階フロアを「インクルージブ社会実現」に向け、学びを取り入れた子どもの遊び場や、ウォーキングコースを備えた屋内広場として整備する。
 広場は「当社直営で広さは約1、631平方メートルで、自由に走り回れるクッション床など設け、車椅子を利用する障害のある児童も遊べる管内初めてのインクルージブ広場となり、また「小学生向け学童保育や学習塾、中高生の居場所、大学生など若いアイデアでビジネス体験を実践できるブースなど、回廊でつながる成長段階に応じた受け皿も用意する」(村上社長)とし、また「カフェも併設するほか、調剤薬局・クリニックも誘致する計画」(同)としている。

 ウォーキングコースは全長275メートルで、「フロアの四隅をつなぐ回廊とし、車椅子でも利用でき、無料開放する」

 また、2階には、「約46平方メートルの植物工場を設置し、ここでは発光ダイオード(LED)照明でレタスやイチゴなどを育て、収穫した作物の調理イベントなどを開催する」という。

 駐車場棟の屋上には「人工芝の公園やドッグランも設置」し、従来830台収容の立体駐車場はリニューアル後は750台になる。

  ★  ☆  ★

 2階フロアと屋上の先行オープン後は、1階と地下1階を商業棟として食品スーパーや飲食テナント、アパレル店などの入居を計画している。

 2階と屋上駐車場一部利用のリニューアル・回廊プロジェクト開設オープンと、1階と地下1階の物販・商業棟オープンを連動する形での道内初の新たな特色ある複合商業施設の開業を目指している。
 ビル全体では使用するエネルギーを従来の重油からガス燃料の転換を行い、コスト削減を図ることにもしている。

 コンセプトは『パークコミュニティ』ということで、「子どもの遊びや体験の格差解消だけではなく、誰も取り残さない多世代のが集う複合商業施設とする」(村上社長)としており、村上幸義氏の持ち前の感性が活きるイチイビル・リニューアルオープンが大いに注目される。

(2024.1.11-12)

インクルーシブの意味は、「すべてを包括する、包みこむ」ことです。 障がいの有無や性別、性的志向、人種など、私たちには同じ人間であっても様々な違いがあります 。
このような違いを認め合い、すべての人がお互いの人権と尊厳を大事にして生きていける社会をインクルーシブ社会と言います。
共生社会と呼ばれることもあります。(インターネット検索より)




連合渡島地協34回・函館地区連合第31回の定期総会/先立って、結成30周年記念式典

〜逢坂誠二衆院議員全面支援など活動方針決める〜
「気合いの入った」逢坂誠二衆院議員決意のあいさつ!
「この30年間で日本の状況はにっちもさっちも行かなくなってしまった
「働く皆さんが大事にされる社会をつくる」

8年ぶり、連合北海道で活躍した藤盛敏弘氏
(元函館市職労委員長、元渡島地協会長・函館地区連合会長、前連合北海道会長代行・副会長、前事務局長)
もあいさつ

 連合渡島地協34回・函館地区連合第31回の定期総会が26日、函館国際ホテルで開かれ、2024年度の活動方針を決め、この中でいつ解散があっても対応できる闘争・選挙体制を構築し、立憲民主党・逢坂誠二衆院議員を全面支援することとした。
 定期総会に先立って、1991年の労組結集以来21年に30年を向かえていたものの、新型コロナの影響で先延ばしにしていた結成30周年記念式典を行い、功労者16人の表彰などがあった。(写真・下)



  ◇   ◇   ◇

 定期総会では佐藤昌利会長(函館ドック函館造船所労組)のあいさつ、来賓として連合北海道・須間等会長、函館市・大泉潤市長に続いて立憲民主党北海道第8区総支部を代表し、衆院議員の逢坂氏があいさつ。


「この30年間で日本の状況はにっちもさっちも行かなくなってしまった。国債をどんどんどんどん発行し、日銀が買い、日銀保有が半分以上(2023年3月末で53.34%。黒田日銀前に比べ4倍超にも)の異常状態になった。日銀は市場の大企業の株も買い、大企業の内部留保だけが膨らむという大企業の収益ための日本になった。これを是正し、働く皆さんを基本に考え、働く皆さんが大事にされる社会をつくっていかなければならない。このためにいつ解散があっても(6選目指し)全力挙げて頑張る」
 などと決意を述べた。「気合いの入った」あいさつだった。(写真・上)

 引き続いて、自治労北海道を代表して連合北海道に派遣され、副会長・会長代行、事務局長として活躍、8年間を務め上げ、先般からは、こくみん共済COOP北海道推進本部の本部長に就任した藤盛敏弘氏(元函館市職労委員長、元連合渡島地峡・函館地区連合会長、写真・下)が、
「今日、連合のおかれている逆境を乗り越えて行かなければならない。何も恐れることはない。8年ぶりに戻ってきた。皆さんの声を聞いていきたい」
 とあいさつした。



 出席した大泉函館市長も前段、あいさつ(写真・下)。人口減少問題に触れたほか、「市も組合と、新しい時代に即応するため、連携を深めていかなければならない」などと語った。

  

※写真/委託・合同会社ポシェット
(23.11.26-28)



◆函館市長就任7カ月、大泉潤市長市政報告会に千人近く出席
〜政治資金パーティー(会費5千円)〜11.26午後5時、ホテル函館ロイヤル

 さすがに工藤壽樹前市長を推薦、大惨敗した経済界
(函館商工会議所)首脳ら関係者の顔見当たらず。
大泉氏、選挙のお礼、感謝を改めて述べた上で、「人口減少、果てしなく減り続けて行くと、
この先将来、年上の高齢者とこれからの若い世代との世代間『どうしてこんな社会にした』と対立必然」などと語る。









(23.11.26) ※写真/委託・(同)ポシェット

◆自民党道8区次期衆院選候補予定者(道8区支部長)向山淳(じゅん)顔見せ
道8区支部臨時大会、500人集めて開催
(11.3午後4時、函館国際ホテル)

 
向山氏所属の麻生派、河野太郎デジタル大臣応援来函。牧島かれん前・デジタル大臣と道連会長代行の高橋はるみ参院議員も出席。道8区管内の市町村長、他経済人ら多数出席。大泉潤函館市長出席。前田一男道議(元道8区支部長)も出席。

 

 高橋道連会長代行あいさつ、「(与党議席獲得に向けて)道連としても全力尽くす」
 公明党道連幹事長かけつけあいさつしたほか、中村道連会長、長谷川岳参院議員らがメッセージ。
 河野デジタル相、「向山淳さんを盛り立てていただきたい。国政と道南のコミュニケーションをしっかりとやることが必要」と語り、「日本全体で年に80万人が減少しており、これを補う手段がデジタル化であり、広い北海道にはこのデジタル化こそが必要。向山さんはこれに明るい」などとー。

  


 向山支部長「道8区に与党議員をつくらなければならなく、それに足る人間でありたい。道南の未来をつくって行きたい」「500人を1000人へ、そして1万人へなどと熱伝導を起こして行きたい」などと支援を訴える。


( 23.11.3)


<核心>現在、函館の景気はどうなのかー。

 日銀函館支店発表(10月2日)の管内経済概況のデータ等にみる函館の景気は、深刻だったコロナ禍を経て、観光客入り込みが回復し、「観光業がよくなっている」だけで、あと「函館の弱点」背景に総じて何も良くなっていない。ぱっとしない。
 
函館の弱点とは、東京のシンクタンク「一般財団法人 森記念財団・都市戦略研究所」の都市特性評価ランキング2023でも示されているが、「雇用・人材」の弱さなどによる「ビジネスも活力」の欠如、「交流実績」「受入環境」「居住環境」のレベルの低さ。

 設備投資は全然だめで、新設持家 住宅着工は相当悪く、水産加工も全然よくない。新車販売回復基調ながらぱっとせず、小売店売上げもマイナスこそないが低調な推移。公共事業はまずまずの状況。

 短観は、製造業プラス3,非製造業横プラス23だが横バイ。全体では横バイ。

(本誌主幹・河野 玄)( 23.10.2)


立憲民主党 逢坂誠二氏「常在戦場」9月13日岸田内閣改造10月臨時国会そして11月に解散・総選挙あるかも?
焦点は改造後の内閣支持率の動向。
 
自民若い女性候補擁立で 注視の道8区。6期目必勝へ立憲民主党実力者・逢坂誠二氏(党代表代行)陣営引き締め(9.9<15時>
民主議員ネット道南定期総会及び連合推薦議員懇談会)。
  これより9.9正午<本町交差点>街頭演説
で強く支持訴える(写真下)
< 今月16日(土)には立憲民主党北斗支部結成大会及び意見交換会

 

( 23.9.9)



函館からまた歴史が一つ消える。
北洋漁業のシンボル的な存在、日露業業(現ニチロマルハ)の旧社屋・ニチロビル 解体へ

現在所有の不動産会社、売却濃厚。ホテル建設用地か。

  

 函館からまた歴史的なモノ(建物)が消える。戦前戦後の函館を語る北洋漁業けん引のシンボル的な存在であった日露漁業(現マルハニチロ)の旧社屋であった函館市大手町のニチロビルが年内にも解体される運びになった。

 同ビル鉄筋コンクリート造り一部5階建てで、現存の2号館は1932年(昭和7年)、3号館は38年に建てられ、この2棟は繋がっている。この建物上階にはかつてホール(劇場、後にHBC劇場 ) があり、函館市民会館が出来る前ころまで文化催事、行事などに使われた。

 昨年9月に所有していたマルハニチロのグループ会社が不動産会社に売却し、今日に至っているが、これが解体される運びとなった。
 解体後は更地として売却される見通しにあり、立地からしてホテル建設用地になるだろうと目される。
 ニチロビル隣には、かつて日露が経営していた函館国際ホテルがあり、同ホテル数年前に大増築、リニューアルされた 。

▽かつて、北洋漁業時代の函館市大手町の日露漁業社屋と、上階のホールHBC劇場
(函館ニチロで検索、「Cafe&Deli MARUSEN」HPより)



( 23.9.11)




<視点・直感>
そつ無く、型通り。優等生「答弁」の典型に近い。
果たして受け入れられるか
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◆自民党道8区支部長に就任。次期衆院選に出馬の向山淳氏(39歳)、記者会見、所信表明。
「函館・道南を前に進めて行きたい。私たちの世代が今日の政治を考えなければならない、との思いを持ちながら政治家の道を選択した。
こんなに魅力のあるマチはない。郷土を愛する皆さんがいる。海外、世界の視点を持ちながら、函館をよくしたい」
「人口減少の中で、生活をどうしていくか、一緒に歩みたい」

    

  函館は観光のマチだが、地域経済の衰退・地盤沈下著しい、渡島・桧山は水産・漁業で過疎地域という中で
あえて選挙区に選んだことついて、立憲民主・逢坂誠二氏との戦いや地元自民・保守の難題である一本化に関し
「過去はどうであれ、地域をどうしていくかということです」
〜ホテル函館ロイヤル午後1時〜

※写真/委託・合同会社ポシェット



◆立憲民主党北海道第8区総支部・立憲民主党函館支部 2023定期大会開く。
 事実上の解散・総選挙体制入りへ。
逢坂誠二衆院議員(5期目、下)あいさつ、秋にも解散必至とし、
「どんな構図(自民党候補予定者選考)になろうとも、絶対に勝ち抜く」

函館支部長、平出陽子道議に替わって高橋亨道議就任

<<<大泉函館市長出席、選挙支援に感謝述べる>>>

  

( 23.7.1)

自民党道8区支部長(次期衆院選候補予定者)公募に女性2人応募
相馬亜紀氏(55)と向山淳氏(39歳)


起死回生・議席奪回へ女性候補擁立の公算

1日、女性2人応募を受けて選考委員会開き、まずは面接、聞き取り。
/7月中には支部としての付帯意見をつけて党本部に上げ、最終判断を要望する見通し。

 次期衆院解散・総選挙対応に関し、自民党道8区支部長(次期衆院選候補予定者)の公募に対して女性2人が応募したことを受けて道8区支部の選考委員会が1日に予定され、いよいよ支部長(候補予定者)選びが本格化する段となっている。

 6月23日に締め切られた公募に応じた女性2人は、相馬亜紀氏(55歳)と向山淳(むこうやま じゅん)氏(39歳)で、いずれも東京在住。

 相馬氏は国会議員事務所のスタッフの経験があるとされ、自民党の森まさこ参院議員や鈴木隼人衆院議員の事務所勤務の経験を持つ。昨年10月の支部長公募でも書類を出したが、選挙区内で党員50人を含む200人の推薦などという条件を満たさず、不受理となった。今回は党関係者らに働きかけ、推薦人を確保し、受理された。

 向山氏はシンクタンク主任客員研究員、元商社社員で、2022年の参院選比例代表で自民党から名前を連ねる格好で出馬し(33人が出馬、獲得議席18人)、20、638票に止まり、30位で落選した。慶応大法学部卒、ハーバード大学公共政策大学院修了。三菱商事入社などという経歴。
 自民党関係者によると麻生派とし、道選挙区選出の船橋利美参院議員が向山氏への協力を道南の経営者らに要請したともいわれる。

 1日の選考委員会で一挙に決まることはなくあり得ず(同党関係者)、面接し、聞き取りを行い、何回か委員会を持ち7月中には支部としての付帯意見を添えて党本部に上げ、最終判断を求めるということになろう(内田尊之同支部幹事長・桧山選出道議)としている。
 8区支部としては15日に予定する選考委員会で意見をまとめ、道連を通して党本部に上げる見込みとしている。

  立憲民主党の逢坂誠二衆院議員に連敗を重ねている道8区自民党が起死回生、議席奪回を悲願に「話題性があろう」とみられる女性候補擁立に向け、動きが本格化する見通しだ。

 
▽7月1日の自民党道8区支部長(次期衆院選候補予定者)選考委員会の聞き取りに姿を見せた応募の
相馬亜紀氏(左)と向山(むこう
やま)淳氏(右)。

       

(6.30-7.1)




<視点ズバリ>
「継続・停滞・衰退」脱却、
「変化・進化・改革」「新しい函館」を選択した市民!

☆★☆「大泉潤新市長よ、全て4年間で勝負せよ!遠慮することは何もない。これほど支持されたことは 公約を断固実行するのみだ」「函館を絶対的に断固変えなければならない」「函館再生へ最大・最高のチャンスが訪れた」

「誹謗・中傷を繰り広げ、歴史的大惨敗した工藤(前市長)は無用者で、全くの過去の遺物。政治的存在は皆無になった。黙って消え去るのみ」「これぞ恥を知れ」
 本サイトはNEW現代函館&現代北海道と共に、最初から工藤市長は「限界市政」「人心離れ」「政策に目新しさは全くない」と強く指摘してきた。函館を変え、少しでもよくしなければならない。その通りになった。「あいつはダメだ。ミニ新幹線は無責任だ。ふるさと納税は無理だ」等々言い続け、「変な不良」と結託、「金権」「選挙違反まがいなこと」をやり続けた。「あいつはダメだ」「こいつはダメだ」「無責任」云々は工藤自身のことであった。誹謗・中傷の限りを行い、現職市長候補として市の歴史に大汚点を残した。大惨敗は当然の帰結。恥さらしの選挙結果で、猛反省すべきである。

 今回の
市長選結果は見事なまでに「函館の悪いところにノーが突きつけられた」
「函館を変える。新しい 函館に向かう絶好の歴史的なチャンス到来である」


(4.24 本誌主幹・河野 玄)


<統一地方選後半/函館市長選・市議選投開票速報4.23-24>


■何たるこの開票結果!工藤、前回の無名新人主婦の得票(36,874票)にも遠く及ばず、
大々惨敗もいいところ!現職市長の4選出馬として全国的、世界的な恥さらし!

 この大惨敗 記録は永遠に歴史残る。工藤を推薦した政党、団体、会派等々は切腹者ではないか。
実弟が有名俳優・タレントどうこうの域を超えている。如何に函館市民は「変化」を切望しているか!

見事な函館市民の勝利
投票率で増えた分(約1万7千票)が全部大泉に回った。
前回の投票率であったにしても大泉約8万1千票、工藤大惨敗の約2万3千票。工藤は完全に見放された。機軸だった約7万票から約5万票が離れた。
如何に工藤の主張に「いい加減にしろ」と辟易としたかを物語っている。「力不足だった」などの甘ちょろいものでない。考え方自体が完全に間違っている。


◇当選・大泉 潤 新人 98,174票 大泉潤大勝利!
◇落選・工藤壽樹 現職 23,483票

(開票100%)
  
☆「新しい函館」へ!大泉大勝利。あたかも「市民革命」

☆★☆大泉潤、圧倒的な勝利、当選!
現職・工藤壽樹 歴史的な大惨敗。

出口調査、大方何と現職市長・工藤支持わずか2割。異例中の異例!
     大泉8割という様相。女性の大泉支持は約9割。



△当確が決まり、支持者と一緒にバンザイする大泉潤(写真委託/合同会社ポシェット)

◆函館市長選・市議選最終投票率/58.15%(前回49.32%)

☆NHK当確 
23.4.23、21時30分)
★道新デジタル開票速報/大泉潤当確 
(23.4.23、20時20分)
★HBC、UHB開票速報/大泉潤当確 
(23.4.23、20時過ぎ)
◆NHK出口調査/大泉圧倒的にリード 
(23.4.23、20時15分)
★朝日新聞、大泉潤当確
 (23.4.23、20時過ぎ)


◆マスコミ出口調査・水面下情報各社総じて、投票当日(本日)と期日前合わせて
「大泉潤大幅にリード」
(23.4.23、18時過ぎ)

◆17時現在、当日投票率前回比2.14ポイント増。
期日前を合わせて前回比約5ポイント増の見込みで、最終投票率は約55%程度へ。
当日有権者数21万568人であることから投票総数約11万5〜6千票 。

◆函館市長選・市議選今日投開票 /投票20時まで。(23.4.23)



◆函館市議選 開票結果
(開票率100%)

1  出村 ゆかり  57 自由民主党  現B 7571票
2  金沢ひろゆき  60 自由民主党  現E 7409票
3  荒木 あけみ  50 無所属    現B 6163票
4  高橋 ちあき  53 立憲民主党  新@ 5685票
5  みつけひろやす 53 立憲民主党  現C 5289票

6  野沢ともゆき  34 立憲民主党  新@ 5224票
7  中山 おさむ  44 自由民主党  現A 4846票
8  ふくしま恭二  83 立憲民主党  現J 4603票
9  工藤 えみ   67 無所属    現H 4487票
10 いけがめ睦子  68 公明党    現C 4196票

11 吉田たかひと  75 自由民主党  現D 3724票
12 くどう 篤   73 無所属    現C 3697票
13 市戸 ゆたか  63 日本共産党  現E 3629票
14 芝井 みのる  62 無所属    新@ 3616票
15 松宮 けんじ  65 公明党    現D 3520票

16 もぎ 修    66 公明党    現F 3455票
17 みちはた克雄  61 立憲民主党  現D 3449票
18 斉藤 さちこ  64 立憲民主党  現E 3390票
19 はまの 幸子  81 自由民主党  現I 3354票
20 紺谷よしたか  78 日本共産党  現D 3346票

21 小林よしゆき  52 公明党    現C 3331票
22 いたくら一幸  72 立憲民主党  現F 3238票
23 山口 勝彦   69 無所属    現A 2803票
24 島 まさゆき  71 立憲民主党  現B 2752票
25 とみやま悦子  71 日本共産党  現A 2670票

26 佐藤とめよし  71 自由民主党  新@ 2541票
27 川普@けいた  48 参政党    新@ 2476票

以上、当選者

28 丸山 たかし  49 無所属    新  2047票
29 青木みちひと  59 れいわ新選組 新  1997票
30 武田 はるみ  68 無所属    新  1180票

31 まき 恵一郎  48 無所属    新   994票
32 折田 まきお  66 無所属    元   709票


(23.4.24)



<視点>

◆大泉潤(じゅん)街頭大演説会、「函館を変えよう・函館は必ず変われる」

寒い中、大門グリーンプラザ埋め尽くす。近年にない凄い一般市民の集まりよう。

〜何人集合か。500人以上か、700〜800 人か、もうそんなことは大したことではない。
読者の皆さんの想像に任せます。ただ、集まった支持者たち皆が生き生きとしていた。
「今の函館を変えなければならない」と〜


4.20、18時30分から約1時間開催

 








△撮影・委託/合同会社ポシェット

(23.4.20-21)



特報公開/函館市長選・最終盤の当落情勢


民意は「変化」この大きな流れは全く変わっていない。
函館は「変わる」「変われる」〜「新しい函館」に向う


23日審判・結果は早々に出るのではないか

一方で立憲民主党の「支持」が裏目に出る可能性が大いにあり得る?

 函館市の有権者数は先の知事選・道議選の時点で21万0942人。女が男に比べて約2万3千人も多い。
 関心度は知事選・道議選(過去最低になった)よりも相当高いので55〜56%になるとみられる。前回(49.32%)、前々回(51.86%)は無競争に近かったが、12年ぶりの市出身者、元上司・部下の戦いということから55〜56%は行くと目される。
 12年前元副市長同士の選挙となった当時の現職・西尾正範と新人・工藤壽樹の戦いでは投票率55.65%であった。

 55%とすると総得票は約11万6千票で、当選ラインは5万8千票だが、これは大接戦の時であり、大手マスコミによる事前の調査報道などから勘案して当確ラインは5万2千票がいいところ。5万4〜5千票で当選とみられる。

 知事選などにみられる自らのダメ政党ぶり、不人気を覆い隠すために「大泉人気」にあやかりたいと支持を打ち出してしまった立憲民主党。これが完全に裏目に出る可能性がないとは言い切れない。大泉が負けるとすれば、この立憲の支持が最大の原因となろう。
 立憲は最大支援団体の連合とともに自民党勢のようにがむしゃらに誹謗・中傷でも何でもやろうという執念、気迫、行動に著しく欠けている。「戦う組織」になっていない。

 そこで現職の工藤だが、自民、公明が推薦している。この自公は2週間前の道議選函館市での獲得得票は自民2人で3万5675票。公明は1万7498票で、合わせて5万3173票。保守系無所属の1人の得票を含めると5万7926票だ。
 この自公無の9割を固めたとして5万2千票余り。8割では4万6千3百票になる。

 無所属・広田の得票は自公の保守系とは異質という見方は強く、そうなると自公5万3173票の8割を固めたとしても4万2千票程。これに無党派層を加えても4万5千票余りで、工藤に勝ち目はなく、惨敗必至だ。大泉、工藤は6対4が現実を帯びてくる。
  自民支持層、公明支持層の実態からして保守全体の支持8割は無理と目されており、工藤4選は絶望的とみるのが妥当になってくる。

 しかし、この9割は選挙実態からして全く論外で、8割も非常に困難視される。まずせいぜい7割程度がいいところでこれでも上々。、そうすると4万5百票程になる。これに無党派層をオンしても4万5〜6千票程度とみられ、甘く見て5万票前後と予測されよう。

 対して、大泉はということだが、支持した立憲民主は道議選2人で3万5970票。自民もさっぱりだが、立憲民主もよいとは全く言えない。惨敗し、1万1053票に終わった共産党候補の得票を加えても4万7023票であり、立憲の大泉支持は一般マスコミに「自公対立憲・共産の戦い」とか「与野党対決」などの無意味は対決構図の言及を与えてしまった。


 自公の工藤推薦も極めて単細胞だが、立憲の支持も身の程知らずの実に程度の低い政治判断で政治音痴同然、大泉が与野党全てに推薦願いを出したことにも起因するが、今度の市長選対応は全ての政党において「自主投票」の選択こそがまともな対応で、特に大泉は断固として「市民党」の立場を貫くことが本筋であるべきだった。

 自公にしても立憲にしても推薦とか、支持は邪道も邪道の限りであったと言えよう。
 自民は告示後最初に高橋はるみ道連会長代行が入っただけで、鈴木知事の函館入りはなく、最終盤も予定がないようだし、世論調査もやっていない。

  ◇    ◆    ◇

 それはそうと、大泉については「進化」という名で「変化」を全面的に訴え、工藤の「継続・現状維持」と対比させ、政策・公約に関しても、工藤が全くと言っていいほど目新しさがなく、ただただ「もう1期やりたい」と言い、「もう1期やらせてもらえれば、あとは引退する」という単純な主張に終始している。
 「もう工藤さんはいいでしよう。3期12年もやったのだから」という主婦層・女性たちの対応は非常に的を得たものであり、「大泉先行」それも「大差でリード」の原動力となっている。

 取材、見聞きしても女性の大泉支持は圧倒的であり、甘く見ても女性の7〜8割は大泉であり、もしかすると9割ほども大泉支持、この際は「変える」「トップ交代」が選挙世論となっている。

 工藤支持に凝り固まっているのは函館の一握りの富裕層などで、「変化は嫌だ」という向きであり、「人口が減ろうが衰退しようが
このままでいい」、とにかく「変わるのは嫌だ」という人たちが中心的に工藤支持になっている。

 今回の市長選は函館の近未来、近将来がどうなるかの大きな分岐点で、歴史的な選択選挙であることはハッキリしている。

 「大泉先行」報道に核心はこの中身を知るに「そのポイントの差は驚くほど」とささやかれている。「大差のリード」であり、この大きな流れは投開票まで数日にして、全く変わっていない。この見方は一般マスコミ一様のものがあろう。

 函館市民の民意は「変化」である。函館は「変わる」「変われる」。停滞・衰退にブレーキをかけ、脱却し、「新しい函館」に向かうか。
 選挙結果は23日早々と出るのではないかー。

(本誌主幹・河野 玄)

(23.4.19-20
-21)



◆統一地方選後半告示・スタート/最注目の函館市長選に現職・工藤壽樹(73)と新人・大泉潤(57)出馬(届け出順)。
工藤、大泉出陣、街頭スタート
出陣に際して集まった支援・支持者、「客層」がまるで違う!

工藤陣営は黒のスーツ姿ばかりで、自民・保守の経営者たちら約100人程。
一方の大泉はほとんどが一般市民・庶民層、かなりの集まり具合で、約300人程。
「継続」か「変化」か!主張・訴え、真逆・正反対

同時の函館市議選もスタート。32人が出馬届け出。   (23.4.16)

▽現職・工藤壽樹出陣「函館のマチを元気に取り戻したい。もう一度市長に推し仕上げてほしい。本気の本気で
ご支援をお願いしたい」


 
 



▽新人・大泉 潤出陣「トップが変われば函館は変わる。これまで函館で足りなかったのは政治的意志。停滞か前進か、
社会は変われる、函館は必ず変われます。市民の輪を大きく広げて下さい」


   



△写真協力/委託 合同会社ポシェット

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
同時の函館市議選(定数27)もスタート。32人が起立(以下届け出)
現職22人、新人9人、元1人

新人出馬の中には
元川尻秀之(故)秘書の佐藤とめよし(71)、前函館市長選(2019年)出馬の武田はるみ(68)

高橋 ちあき  53 立憲民主党  新
はまの 幸子  81 自由民主党  現
もぎ 修    66 公明党    現
工藤 えみ   67 無所属    現
いたくら一幸  72 立憲民主党  現

くどう 篤   73 無所属    現
まき 恵一郎  48 無所属    新
出村 ゆかり  57 自由民主党  現
佐藤とめよし  71 自由民主党  新
荒木 あけみ  50 無所属    現

野沢ともゆき  34 立憲民主党  新
山口 勝彦   69 無所属    現
小林よしゆき  52 公明党    現
市戸 ゆたか  63 日本共産党  現
みちはた克雄  61 立憲民主党  現

武田 はるみ  68 無所属    新
芝井 みのる  62 無所属    新
中山 おさむ  44 自由民主党  現
みつけひろやす 53 立憲民主党  現
いけがめ睦子  68 公明党    現

ふくしま恭二  83 立憲民主党  現
とみやま悦子  71 日本共産党  現
金沢ひろゆき  60 自由民主党  現
川普@けいた  48 参政党    新
島 まさゆき  71 立憲民主党  現

斉藤 さちこ  64 立憲民主党  現
松宮 けんじ  65 公明党    現
青木みちひと  59 れいわ新選組 新
折田 まきお  66 無所属    元
紺谷よしたか  78 日本共産党  現

吉田たかひと  75 自由民主党  現
丸山 たかし  49 無所属    新

(23.4.16)



最注目の函館市長選〜緊急Photoニュース〜


大泉じゅん(潤)総決起集会 3月18日(土)13:30  函館国際ホテル
会場あふれる700人程が駆けつけ、大混雑!

大泉、手振り身振りで自信に満ちた内容のある所信表明

「函館では中・高校生の時から、函館を去ろうと言っている」
「市を退職し、出馬表明して以来、万単位の市民と会ってきた。マチのステータスを上げなければならない。

それにはまず交通だ。函館の優位性を示すために、現函館〜新函館北斗間に北海道新幹線を走らせなければならない。
北海道新幹線は函館に1ミリも入っていなく、未来永劫に新幹線は函館に来ないとみられている。
これを在来線に線路を一本加え、ミニ新幹線を走らせ、スイッチバックで函館駅に導入する」

これまで函館は(新幹線現函館駅乗り入れの)話し合いを封印してきた。これではだめで意志、実現、未来を持って変えて行こう。
利点を活かし、国内の交通ネットワークを形成し、函館のステータスを上げて行かなければならない」
「新幹線にはマチづくり形成力がる。静岡や新潟がいい例だ。大きくマチを作り変える力がある。調査して、技術やニーズを関係機関と協議し 、実現する」

「次に、教育・子供たちへの投資が必要だ。保育料を無償化し、所得制限をなくす。大学の4年間への支援も必要だ。函館には公立の未来大学がある。地元の人に年間54万円の授業料を無料化する」

医療、暮らしを守るために、4年制の看護系大学の設立をしっかり検討する。函館は高齢化が著しく、一人暮らしが多い。
外出の機会を与える政策が欠かせない」

観光問題では、世界を驚かせるような函館にしようではありませんか」

函館は道との関係がさび付いている。国とのパイプも弱い。これも変えなければならない」

ふるさと納税にも函館は大きな問題がある。一桁違って遅れている。4年間100億円を目標として2年間でやろうではないか

「やる意志、希望、実現の未来を展望するため、支援の翼、応援の輪を広げてほしい」
等々と訴えた。

 この日の集会をみるに、大泉に対しては一般の市民層、つまりはいわゆる庶民が支持している状況にあり、このことが際立っている。女性たちも圧倒的に支持している。これら市民層が今日の衰退する函館市を「変えなければならない」「変えよう」との意思表示をし、集会に集まっている。このことが選挙にどう表れるか非常に注目されるものとなっている 。

 現状路線によるの衰退、惰性の市政で本当にいいのかどうか。函館の近未来はあるのかどうか問われている。何度も指摘せざるを得ないが、今度の函館市長選は函館の極めて重大な分岐点となっている。

▽会場は出席者であふれ、まさしく立錐の余地がなかった(写真下右)

 

 大泉潤に対しては女性の支持が非常に多い。
支援の女性グループの人たちが演壇に上がり(写真下右)桁違いの折り鶴1万5千 もが寄せられたとのスピーチがあった。

 女性たちの間に盛り上がる「函館を変えよう」との熱い思いが伝わる。

 


 

ご存知函館出身のロックバンド、GLAYのリーダー兼ギタリスト、
TAKUROから熱いビデオメッセージもあった
(写真下左)


 

▽会場はまさに立錐の余地がないほど。中には当然ごくごく少数だが、家族連れ・子供の姿も。
 この子らも今の函館が変わることなく続くと、確実に函館をさようならしてしまう…




▽若い人たちの大泉応援団「奇兵隊」が会場入口でお迎え。



この日は大ホールが幾つも婚礼会場として先に予約・使われ、止むなく
中型ホールが総決起集会の会場となって出席者があふれ、ロビーでのテレビ中継も行われた。




(23.3.18)



〜道議選函館市〜

函館市選挙区登場!自民党冨原亮道議への大いなる期待感を示す
〜後援会(選対)事務所開き盛況〜


冨原氏「道南のポテンシャルを最大限活用、発揮させ、地域と連携を取りながら、
産業の振興、基盤整備に全力 上げる」

函館・道南自民党の要になるべく5期目目指す


 4期16年間渡島管内から選出され活躍している冨原亮自民党道議(50歳、党道連幹事長)は、4月23日投開票に迫ってきている道議選で選挙区を変えて、函館市選挙区から自民党公認候補として出馬することになり、その後援会(選対)事務所開きが23日午前10時半から函館市美原3丁目38−9で支援・支持団体トップら関係者多数が出席し、盛況のうちに開かれた。約300人近くが出席した。


  

 冨原氏は「次の時代をしっかり意識しながら、道南のポテンシャルを最大限活用、発揮出来るようにこの道南・函館地域と連携を取りながら、産業の振興、基盤整備に全力を上げたい」「川尻(秀之、故人)、佐々木(俊雄)両先輩の思いをしっかりと継続し、道南の中心として函館の発展、道南・函館圏域の連携強化に務めたい。地元にいる時間が少ないので、一層の力強いご支援をいただきたい」などとびしっと決意表明した。

 高橋はるみ参院議員(前道知事)がかけつけてあいさつしたほか、工藤函館市長もあいさつ。久保函館商工連盟会長、いち早く冨原推薦を決めた函館建設業協会・森川基継会長、道南の14の漁協のトップ、看護連盟首脳ら多くの業界関係者が出席した。

 再選を目指す函館市議会自民系会派・市政クラブの市議もこぞって出席し、紹介された。

 

△上右/高橋はるみ道連代表代行(参院議員)

 事務所は産業道路沿い、函館昭和タウンプラザ真ん前の非常に目立つところで、5期連続当選、函館・道南自民党の要として期待される冨原氏の選挙事務所にふさわしい立地となっている。

  

△玉串を捧げた森川基継函館建設業協会会長

(23.2.23)



函館市長選決戦、選択選挙!大泉潤、事務所開きに約450人出席

大泉氏(写真下)実現に向けて「新幹線の現函館駅乗り入れが可能か調査することを始めたい」
〜ミニ新幹線による北海道新幹線スイッチバック〜


政策発表、タブロイド判リーフレットの中でも、
「強い経済回復と市街地活性化で未来に活力を」と題した総合交通体系の整備として
「新幹線の現函館駅乗り入れに関する調査の実施」を明記

次期函館市長最有力候補・大泉氏によってやっと出てきた「骨太の政策」

 

事務所開き約450人集合し、大盛況!函館は変わる!「変えなければ」と女性も多く出席。

 函館市長選に挑む大泉潤氏の後援会(選対事務所)の事務所開きが、2月19日(日)午前11時から五島軒本店で開かれた。

 あいさつに立った大泉氏は
「函館には多くのポテンシャルがある。どうせこの街にいても…と今、多くの大人が函館をあきらめて、去ってしまっている。選ばれる街にするには2つが必要と考えている」とし、
「一つは都市のステータスで、交通の要所としての利点を活かし子供たち、未来への投資をハッキリと示すこと。もう一つは新幹線の現函館駅乗り入れが可能か調査することを始めたい。現在の在来線に1本線路足すことでミニ新幹線が開業出来、スイッチバックで新幹線を乗り入れれば、駅前・大門地区はよくなる。この2つをやることで、必ず選ばれる街になれる」
 と述べた。

 現函館駅ー新函館北斗駅間の新幹線建設の調査を始めると語ったのは大泉氏が初めてで、大いに評価され、非常に注目される。
 やっと「骨太の政策」が出てきたことになり、全面的に評価できる。



 同氏は事務所開きに先立てこの日午前19時から記者会見して行った政策発表会、並びに事務所開きで出席者全員に配布した政策・公約を綴った「進化する函館。人口危機からの脱出」のタブロイド判リーフレットの中でも、「強い経済回復と市街地活性化で未来に活力を」と題した総合交通体系の整備として第一番目に「新幹線の現函館駅乗り入れに関する調査の実施」を明記した。

 事務所開きには政策発表のタブロイド判リーフレット500枚を用意(後援会関係者談)、4〜50枚が残った程度で約450人近くが出席しした。女性たちの出席が目立った。

(23.2.19)



道議選北斗市(定数1)

地元の行政書士、石川秀行 (50歳)正式に出馬表明
立憲民主党、再度の不戦敗回避し、地元の擁立すべきだとの多くの強い要請に応える

8年ぶりの議席奪回目指す
自民再選目指す滝口直人(67歳)v
s石川秀行(50歳)の一騎打ちへ

 立憲民主党は4月23日投開票の道議選北斗市(定数1)に北斗市久根別3丁目の行政書士、石川秀行氏(50歳、写真下)の擁立を決め、石川氏は5日午後2時から北斗市総合文化センターかなでーる2階で記者会見し、正式に出馬表明した。
  函館・道南選出の立憲民主党現職道議、平出陽子氏(函館市選挙区)、高橋亨氏(同選挙区、笹田浩氏(渡島選挙区)が揃って同席した。



 同氏は函館市生まれ、上磯町立浜分中、函館市立北高を経て、帝京大理工学部卒。2003年行政書士合格し、石川秀行行政書士事務所開設。22年葵あすか行政書士法人を設立し、代表社員に就任。北斗市で活動してきている。
 石川氏は会見で「若者が出て行かないマチづくりを目指したい」などと語った。

 立憲民主党は前身の民主党で長尾信秀氏が議席を有していたが、同氏は自民党に転向し、その後引退。後を受けて4年前の選挙では自民系無所属で元北斗市副市長の滝口直人氏が初出馬・初当選した。立憲民主派候補を擁立出来ず不戦敗であった。

 再度の不戦敗は何としても避けたい、また地元から擁立すべきだとの多くの要請があり、石川氏に白羽の矢を立て、擁立を見た。8年ぶりに議席奪還を目指す。

 自民公認で滝口氏(67歳)は再選目指してすでに出馬表明しており、滝口氏対石川氏の一騎打ちになる見通し。
 立憲民主・道民連合として石川氏は33人目の道議選候補となる。

(23.2.5)


◆道知事選/野党統一候補確定的
池田 真紀
(50歳、立憲民主党元衆院議員)出馬表明 

(23.2.4-5)

23統一地方選

◆ようやく立候補者全体の顔ぶれが見えてきた。いよいよ短期決戦!

○道議選函館市自民は冨原亮と藤井辰吉、渡島管内は前田一男。本サイト先見の通り。
○道議選北斗市(定数1)立憲は前回の不戦敗を回避し、新人候補として新人で行政書士の石川秀行氏(50歳)を擁立決定。
無競争などはダメだ。道議選渡島 無所属でも何でもいいから新人出よ!チャンスだ。地域沈滞・衰退にあって無競争は愚の骨頂である。
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◆道知事選に対しても、立憲民主、札幌・道央の元衆院議員・池田真紀(50歳)擁立)へ
(道新1.28報道)。この4年間、コロナだけでさしたること何もしていない現職・鈴木直道知事(41歳)の独走を許してならない。ただ若く、美男子だけで人気ありで、無味でいいものではない。
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<視点>これまでをみていると、出馬するどいつもこいつも、ろくな主張、訴えがない。全く政策、公約に値しない。地域再生・活性化に骨太施策を打ち出せない、お粗末すぎる。考える力がなく、頭がどうかしている、 ほとんど盆暗!地域に明るい展望を持たせるために「道新幹線の函館駅延長、本誌提唱の函館新幹線(現函館駅〜新函館北斗駅間)」など打ち出せ。「真剣に検討、具体化の方向を探る」でもいい。この点、前田一男の「道新幹線の函館乗り入れ」言及はまだましで、評価できる。

 
はこだてライナーなど、何も抜本策がないのだから、続けること当たり前だろう。政策も公約もくそもない。現職の市長が4選出馬に当たって、いかにも新しい政策の如く言っているなど滑稽でならない。すでに走っているのであって目新しい政策でもなんでもない。ライナーは単なる時代遅れの取り次ぎ線路で、修学旅行とか田舎の婦人団体などが主たる利用者程度の代物アクセスにすぎない。ビジネス利用では話にならず、やはり飛行機ということになっており、この先もそうだ。
 
北海道新幹線が札幌延伸となるに当たって函館が完全に置き去りになることに対して、どう対応するのか、政策を示すのが肝心なことだ。思考能力、方策が全くない。 話にならない。


 
とにかく、今度の統一地方選またしても「空白の4年間」が間違いなく進み、地域は衰退する。
質が悪すぎ、レベルが本当に低いと言わざるを得ないー。


(23.1.29、本誌主幹・河野玄)



冨原亮(あきら)氏(自民党渡島選出道議、連続4期当選)
道議選函館市からの出馬を正式に表明


「道南、渡島全体を思っての決断」「最終的に政治家・冨原としての決断」
「道政における与党、自民党として函館の現有2議席は用意、確保しなければならず、
覚悟を決めて函館から出馬」


「この道南、渡島エリアを考える上で函館というポテンシャルを高める、
函館がやはり道南の中心で様々な活動の中心、エネルギーということから決断した 」

 34歳で道議選渡島管内初当選、以来4期連続当選、現在自民党道連幹事長の要職を務める冨原亮氏(49歳、七飯町生まれ)が、この4月の統一地方選道議選(同月9日投開票)で、函館市選挙区から出馬することになり、正式表明の記者会見が23日午前11時から同氏の七飯町大中山の事務所で行われた。
 自民党から渡島管内選挙区5選出馬の公認候補となっていたが、これを取り消し、新たに函館市選挙区公認候補となったもので、道議選では異例のいわゆる「国替え出馬」の運びとなった。



△道議選函館市からの出馬を正式表明した冨原亮氏(自民党渡島選出4期目道議)

「川尻(秀之)さんが亡くなり、また佐々木(俊雄)さんが不出馬となって、道政における与党、自民党として函館の現有2議席は用意、確保しなければならず、函館の政財界首脳の方々などといろいろ意見交換なり、要請があって、覚悟を決めての函館からの出馬になった。渡島で16年間支えていただいた中で、この道南、渡島エリアを考える上で函館というポテンシャルを高める、函館がやはり道南の中心で様々な活動の中心、エネルギーということから決断した。一からやらなければならない。新人候補のつもりで臨みたい」
「改めて、鉄路はこだてライナー(函館駅〜新函館北斗駅)の関係、縄文遺跡の関連施設こと、地域の諸問題などにしっかり対応し、取り組む。これからいろいろと地域の理解をいただけるような対応をしたい」
 などとキッパリ語り、年末年始考え、覚悟し、最終的に決めたという。

「道南、渡島全体を思っての決断」「最終的には政治家・冨原としての決断」とした。

 会見に同席した冨原後援会の川又修治会長(七飯町商工会会長)は、
「そのまま渡島管内からと考えていたが、(冨原道議が)総合的に考えた結果で、将来的に渡島を考えてくれるならばとの思いに至った」
と語った。

 冨原氏は函館市選挙区では「新人候補」だが、この4期16年間、各種機関団体の会長や顧問をやる一方、道議会で幾多の議員連盟会長・座長、自民党でエネルギー調査会会長代行、国土強靱化対策本部長代行、議会では議会運営委員長、水産林務委員長、自民党道連で青年局長、組織委員長、選対委員長等を歴任、そして一昨年来から幹事長を担う。

 与党の国会議員不在が続き、混迷する函館・道南の自民党において、すでに当選4回、現在党道連幹事長を務め、存在感ある気鋭の冨原亮氏(49歳)が道議選函館市から出馬し、首尾良く当選し、5期目の与党道議が誕生する運びになれば、責任ある与党、函館・道南の自民党として「芯」ができることになろう。

(23.1.23、本誌主幹・河野 玄)



12.25前田一男連合後援会集会

前田氏、道8区支部長応募を見送ったが、今後の推移を見守る考え示しながら、
なおも「状況次第では次期衆院選に出馬したい意向にじませる」
<<<道議選に転ずるか否かには言及せず!>>>


 前田一男元衆院議員(57歳、道8区)の連合後援会集会が、25日午後1時から函館湯の川温泉・花びしホテルで「前田一男、次なる展望を語る会」と題して開かれ、前田氏はこの1年間後援会に世話になった礼を述べたうえで、自らの去就について先の道8区支部長(次期総選挙候補予定者)公募に対して、名乗り出ても地元選挙区の一致した支持が得られない様相(道議のほぼ半数が前田氏擁立に難色を示した)から見送ったとし、この際は一歩引き下がって今後の推移を注意深く見る意向を示し、23統一地方選の道議選に転ずるかどうかについても言及はなかった。

 出席した関係者複数の話によると、道8区支部長の募集に応募しなかったものの「状況、成り行き次第ではなお衆院選に出馬したい意向をにじませた」という。応募を見送って一歩引き下がったことで「踏ん切れた話しぶりであった」としている 。


 来賓として前田氏所属の安倍派の萩生田光一自民党政調会長がかけつけ、「日本と道南の未来を語る」として講演したが、この中で萩生田氏は「衆院選に出てほしいが、衆院選でも道議選でもどちらでも応援したい」と語ったという。
 同政調会長の出席は前田氏のさらなる次期衆院選出馬思惑への後押し、アピールもあったとみてとれよう。

 集会には郡部の後援者を中心に230〜240人程が出席。函館市議も4〜5人、次期市長選に出馬する大泉潤氏の姿もあった。工藤市長は出席しなかった。

(22.12.25)



NEW<視点・解説/核心>
23函館市長選・大きな違い、対立軸鮮明工藤寿樹VS大泉潤

『継続・停滞』か『進化・改革』『刷新』 か

きびしく問われる市民・有権者の判断。各政党・各派、函館商工会議所等各種経済団体・各層組織の対応
函館の「深刻な危機」下における
市史上かつてない「選択選挙


〜大泉断言・批判「危機感欠如」「負の連鎖に終止符を」という中〜
函館が岐路に立つ極めて重大な市長選、函館大きな分岐点

 元函館市保健福祉部長の大泉潤氏(56歳)が10月12日、来春(4月23日投開票)の函館市長選に対して正式に出馬表明し、所信を明確に明らかにしたことで、先に9月22日4選出馬を表明した現職・工藤寿樹氏(72歳)との対決が決定的になり、両者一騎打ちの様相を強めるとともに、対立軸が鮮明になったー。

 「新型コロナの影響で市民も事業者も大変であり、(観光など)函館の復活を自らがやらなければならない」とし、基本方針・政策に目新しさは全く示されることなく、つまりは市政の単なる「継続」を訴え、「5期目は考えていない。最後の戦い」(このことはもしも4選となれば、最初の1年くらいで市政は死に体となること確実視される)とする工藤氏に対し、一方の大泉氏は「人口減少は中核市の中でも最悪。失望感が地域を覆い、(今日の工藤函館市政は)危機感が欠如している」と断言、批判し、「地域の宝を全て集め、その魅了を強力に発信し、負の連鎖に終止符を打たなければならない。次の4年間が最後のチャンス」として「進化する函館」を掲げ、基本方針として「8つの扉」を打ち出し、また大綱5項目からなる市政の「改革」を明示したことから、言うならば工藤氏の『継続』か、大泉氏の『進化・改革』かという対立軸が鮮明となり、争いの「核心」が明確になった。

 函館市に対する現状認識、考え方に関し、工藤氏と大泉氏の大きな違いが鮮明となり、『継続』、衰退の一途をたどるこれまでの惰性でいいのか、それとも『進化・改革』を断行し、函館を刷新した方がいいのかどうか。大泉氏の投げかけている危機感の欠如、負の連鎖に終止符を打とうという中で、「継続」すなわち更なる4年間の「惰性」「停滞」続行か、それとも「進化」「改革」かの選択を市民に問う格好となり、人材に極めて乏しく、右往左往にあり、体をなしていない地元自民党をはじめ、弱体化している各党、足もとの市議会各派、市長選と同時に行われる市議選立候補予定者各人、活力が著しく欠如、人材難が指摘される函館商工会議所などの地元経済界各種団体、組織がどう対応するかがきびしく問われることになる 。

  このことは単なる「元上司・部下の対決」などというちゃちなものに止まることなく、加速、ノーストップの人口減少に代表される函館の「深刻な危機」下における「継続・停滞」か「進化・改革」かの市史上かつてない「選択選挙」に突入となっている。函館が岐路に立つ極めて重大な市長選であり、函館の大きな分岐点となろう。

(本誌主幹・河野 玄)

(新/22.10.14-15)



23函館市長選/大泉潤氏、正式に出馬表明

重点施策「8つの扉」、市政改革に大綱5項目
『進化』『改革』を全面に打ち出す

「誇りを取り戻し未来への扉を開こう」「子どもたちの未来を全力で守ります」
「負の連鎖に終止符を!」「函館は変わります。変わらなければならない」

4選出馬の工藤寿樹市長の「継続」と一線を引く。対照的!
「継続」か「進化・改革」か工藤VS大泉対立軸鮮明に

 元函館市保健福祉部長の大泉潤氏(56、写真下)は12日午前11時から五島軒本店で記者会見し、来春4月の函館市長選への出馬を正式表明し、所信を明らかにした。

 この中で、「進化する函館」を掲げ、「誇りを取り戻し未来への扉を開こう」「子どもたちの未来を全力で守ります」と呼びかけ、「今、多くの大人が函館をあきらめています。『どうせこの街にいても…』将来の人口減少率は中核市のなかでも最悪。失望感が地域を覆い、それが子どもたちにも伝わっています」
「誇りと自信を取り戻すため、真剣に取り組む市民が少しずつ増えています。私はそうした人々とともに歩み、まちの声、小さな声に耳を傾けながら、眠っている地域の宝を全て集め、その魅力を発信し、負の連鎖に終止符を打ちます。次の4年間が最後のチャンスです」
「『進化する函館』みなさん、一緒に未来への扉を開きましょう!」
 と訴えた。

  

 この上で、『進化する函館』8つの扉、重点政策を打ち出した。
1、教育・文化の振興、子どもへの投資で未来を育む
1、医療と福祉と暮らしを守り、未来に安心を
1、女性の活躍を支援し、輝く未来を
1、インクルージョンの力で未来を変える
1、強い経済回復と市街地活性化で未来に活力を
1、「世界を函館に、函館を世界に」観光の未来を創る
1、災害に強い、安全都市を実現し、未来を支える
1、スポーツ健康都市を進化させ、未来を拓く

 また、市政運営の骨格として、市政の『改革』大綱5項目を打ち出した。
◎急激な人口減少に対し危機感が欠如している。体制を整備し、取組を加速する。
◎広報広聴を改革する。自ら出向いて市民の声を聞き、市政運営に活かす。
◎危機管理を改革する。市長自身がメッセージを発し、市民の不安に応える。
◎市役所の業務執行を分かりやすく伝え、市民置き去りの市政運営を改革する。
◎政策決定の在り方を改革し、合理的根拠に基づく政策立案(EBPM)を推進する。
 
 『進化』『改革』『刷新』を全面的に打ち出すものとなっている。市政の「継続」を掲げる4選出馬の工藤壽樹市長とは対照的で、対立軸が鮮明になってきた。 

 大泉氏は、今日の函館市に対して「行政の一端を担ってきた私も反省すべきです」とし、「函館は変わります。変わらなければなりません」「私には気力と体力がある」とも語った。

 一般的に最注目されている 実弟の超人気・有名俳優の実弟である大泉洋氏の選挙応援については、「彼は俳優であり、私とは立場が違う。別のものです」としたうえで、「応援依頼は(今のところ)考えていない。でも、彼は非常に家族思いです」とコメントした 。
 市長選出馬については「最終的に今年6月に決めたが、市長選に対しては何年も前から 考えていた」と述べた。

 後援会長には佐々木馨・道教育大名誉教授が就くとの発表もあった。

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(グーグルより)

(22.10.12-13)




株式会社太陽グループ新体制

新代表取締役社長に東原和年氏を選任、就任
東原俊郎社長は代表取締役会長に

 株式会社太陽グループ(本社・札幌市中央区南1条西4丁目4−1、代表取締役社長会長・東原俊郎氏)は、8月23日開催の臨時株主総会及び取締役会で、新たな代表取締役社長に東原和年氏を選任、就任した。
 東原俊郎前社長は代表取締役会長に就任した。

<新役員体制>(敬称略)

代表取締役会長 東原 俊郎
代表取締役社長 東原 和年(新任)

取締役副社長  狩峰 和彦

常務取締役(総務部長)
        煬ゥ 幸浩(新任)
常務取締役(営業本部長)
        松橋 俊弥

取締役(太陽興産担当)
        香田 芳憲
執行役員(札幌ばんけい担当)
        井上 浩勝

監査役     五十嵐 敏明

(22.9.8)



☆第3セクター、函館山ロープウェイ(株)7年間代表取締役社長を担ってきた竹村隆氏退任し、代わって竹村氏と同じ
日本政策投資銀行出身の浅井忠美氏(58歳、元政投銀地域企画部長、苫小牧埠頭(株)出向含め4年間勤務)
代表取締役社長に就任。5月30日付。

浅井社長ー湯浅隆幸専務
(代表取締役専務、昨年函館市企画部長退職し就任)
新体制スタート。
「コロナで利用客数大きく落込み、2年連続赤字の業績をインバウンド回復はまだ先ながら
120万人、収支トントン、利益計上を目指す」(浅井新社長)
「この4、5月はコロナ前の4〜5割に。回復の兆しある」(湯浅専務)

   

△浅井忠美代表取締役社長(左)と湯浅隆幸代表取締役専務(右)

(22.5.30)



函館の経済情報紙「経済ジャーナル」を相手取った名誉毀損・損害賠償請求訴訟事件に対して
函館地裁、一位物産(株)と村上幸輝氏に全面勝訴判決


「一連の記事は名誉毀損に当たり、村上氏のプライバシーを違法に侵害」
「記事の重要部分は真実ではなく、かつ真実であると信じる相当な理由がない」等々と断定


ジャーナル側の反訴請求は「いずれも理由がない」として棄却

 再三再四にわたって執拗に誹謗中傷を繰り返したとして函館の経済情報紙「経済ジャーナル」編集・発行の(株)経済ジャーナル(代表取締役・齊藤義弘氏、函館市富岡町一丁目32番12号)と齊藤義弘氏を相手取り、一位物産(株)(代表取締役社長・村上幸義氏、函館市本町17番2号ヴィルヌーブ五稜郭1階)と村上幸輝氏(同社代表取締役会長、函館市谷地頭町19番9号)が、函館地裁に起こしていた損害賠償請求訴訟事件に対して、同地裁(進藤壮一郎裁判長はじめ裁判官3名)はこの3月22日、一連の「記事は名誉毀損に当たり、村上幸輝氏のプライバシーを違法に侵害するものと認められる」と認定し、一位物産と村上幸輝氏の全面勝訴判決を下した。

 判決の中では「取材対象者の供述等を踏まえても、記事の重要部分について真実ではなく、かつ真実であると信じる相当な理由がない」とも断定し、ジャーナル側の反訴請求は「いずれも理由がない」として棄却した。

 同事件は、原告(一位物産(株)と村上幸輝氏)の名誉を毀損するか否か、原告村上幸輝氏のプライバシーを侵害するか否か、原告らの損害の有無及びその額、反訴請求関係では原告らの本訴提起は不法行為を構成するか否か、等々が争われ、原告の訴え、主張
がほぼ認定され事実上の全面勝訴となった。

(22.3.29)



(株)日本ハウスホールディングス 新役員体制
経営と業務執行を分離することで
経営の意志決定の迅速化を図ると共に、機動性の高い職務執行体制を構築、
並びに次世代の経営陣の育成を目的とした新執行役員制度を制定


 大手木造住宅メーカー、(株)日本ハウスホールディングス(グループCEO兼代表取締役会長・成田和幸氏)は、去る1月27日開催の定時株主総会並びに取締役会で役員を選任、就任した。
 同社は今期(54期)より、経営と業務執行を分離することにより経営の意志決定の迅速化を図ると共に、機動性の高い職務執行体制を構築、並びに次世代の経営陣の育成を目的とした新執行役員制度を導入した。

 同社の成田会長は、函館市出身で知られ、同社入社以来、希に見る営業のプロフェッショナルとして活躍、注文住宅の受注・売上げ、アフターサービスなど記録的な実績を上げた。函館支店長を皮切りに、札幌、横浜などで支店長・各ブロック長、この間常務に昇格。関東、首都圏のブロック長を務めた後、2002年に当時同社経営危機の中、代表取締役社長に抜擢され、V字回復。さらに東証1部上場を成し遂げた。函館出身の真のたたき上げ、一部上場企業トップとして屈指の存在にある。
 社長そして会長としてちょうど20年となり、同社次代を担う人材の登用も図り、現社長の真田和典氏はその最右翼で社長就任後今日実績を上げている。
 成田氏以降歴代の函館支店長も優秀であり、今回の役員人事では同元支店長としてよく知られる中川政暉氏が上席執行役員、また数年前に同支店長であった若手の近藤貴之氏(現東北ブロック統括店長兼福島支店長)が新たに執行役員に昇格している。

 以下、役員は次の通り。
<<取締役>>
▽代表取締役会長   成田 和幸
▽代表取締役
 社長執行役員・住宅統括本部長 真田 和典
▽取締役
 常務執行役員・管理統括本部長 河瀬 弘一
▽取締役  柴谷  晃(社外取締役)
▽取締役  恵島 克芳(社外取締役)

▽監査役  近藤誠一郎
▽監査役  千谷 英造(社外監査役)
▽監査役  赤澤 由英(社外監査役)

<<執行役員>>
▽社長執行役員・住宅統括本部長 真田 和典
▽常務執行役員・管理統括本部長 河瀬 弘一
▽上席執行役員・日本ハウス事業部長 河野 守
▽上席執行役員・不動産統括本部長
 兼マンション事業部長・兼投資事業部長 中川 政輝
▽上席執行役員・リフォーム事業部長 鎌田 仁志

▽執行役員・北海道ブロック統括店長
 兼札幌支店長           高橋 稔和
▽執行役員・東北ブロック統括店長
 兼福島支店長           近藤 貴之
▽執行役員・関東甲信ブロック統括店長
 兼宇都宮支店長          猪瀬  一
▽執行役員・首都圏ブロック統括店長
 兼横浜支店長           湯本 典緒
▽執行役員・グループ経理統括本部長
 兼経理部長・兼グループ経理管理部長 白田 則和

(22.2.2)


<特報>■函館地場経営の唯一の都市型ホテルであるホテル函館ロイヤル(マルカツ・魚長食品グループ経営)が
横浜の大手ホテルチェーン、横浜ブリーズベイホテルが旗艦店の
プリーズベイホテル(株)に売却され、
5月28日付けで魚長食品グループの経営に終止符


「維持費がばかにならない」等々(山野総支配人、(株)魚長食品常務)とし、コロナ禍でもあり、売却の決断となった。「ホテル函館ロイヤル」の名前は従来通りの方向。

  横浜ブリーズベイホテルは全国で140店舗ほどを展開するといわれ、本拠地の 横浜ブリーズベイホテルはJR線「桜木町」駅の南改札口より徒歩3分、横浜一の歓楽街・飲み屋街にある。
 グループを経営するのは ブリーズベイホテル(株)(代表取締役・津田則忠氏)で、ホテル業、ホテル買収再生業を事業目的とし、年商254.8億円(2019年11月期)。グループホテル沿革によると、2004年7月以降、今年4月までホテル数130数店舗を数えるほどにある。うち道内だけでも11ホテルを数え、ホテル函館ロイヤルは12店舗目。

 湯の川温泉の数店舗を除き、
地元経営のホテルは小規模以外 観光都市函館においてほぼ全滅状
態に!

(21.4.19-20)



「Go To トラベル」は中止すべきでない。専門家等・分科会とやらの
意見は的外れ。例によっての「学者バカ」「専門バカ」の部類

<<<感染急増の核心は違う・これだ>>>

コロナ感染拡散・拡大防止のキーワードは「分離」「分割」
「密」の徹底回避だ!コロナとの闘いは、社会改革、社会的責任再認識・徹底のいいチャンス

<私見・見解・主張>「Go To トラベル」は中止すべきではない。専門家等(政府設置の分科会など)の意見は全部とは言わないが、的が外れている。感染急増の核心は、「飲食を伴う飲食店(エロを提供、求める店経営者・客層)、加えて施設などにある」

 トラベルキャンペーンは観光客が1人、あるいは2〜3人とかの客に関し、マスク・検温・手首消毒、蜜回避などやるべきことを徹底すればコロナ感染は防止できるし(まあいいかは絶対御法度。コロナウイルスに通用しない)、問題は団体客(修学旅行含む)は無論、4、5人とか、中高年などの10人前後のグループ旅行者で、女性やリタイヤした男など混ざったグループ客で、「しゃべりまくっている」品性の全くない旅行者。観光地などでよくみられ耳が痛くなるほどひどく、これらは函館のレストラン、飲食の場などでも日常茶飯事目立つ。4人席で男女を問わず客2人が「しゃべりまくっている」光景もザラだ。

  こういった品性欠如のグループ客を排除し、店利用をやめさせるようにすることと、店やホテルもこの「しゃべりまくる」いかれた客層・グループ客を丁重に指導し、店内で完全に分割、あるいは分離、隔離することだ。JR車内なども女性らが長時間にわたって「しゃべりまくっている」ことなど不快極まりない。レストランなどはテーブル設置の間隔を広げ、人数制限することも必要で、ランチ時間帯を14時までなどではなく、15時まで広げることがあってもいい。これまでのやり方を変えることが大事なのである。何を考えているのかと言いたくなる。何も考えていないのではないか。ただただ、客が来ないとかだけでないのか。少しは頭を使え、毎日万全を期すことを考えてもらいたい。それができないのなら、廃業、やめたらいい。
 客は混む時間帯を極力避けることが絶対的に大事だ。
 要は
密にならないようにすることが最重要で、感染拡大防止のキーワードは「分離」「分割」。

 ホテルなど宿泊施設はグループ客の受け入れを極力制限することも求められる。「危険地帯」の「Go To トラベル」制限、あるいは中止はあっていい。例えば、札幌ススキノなどその最たるものだろう。
 総じて、ホテル関係は感染防止策をよくやっている。コロナ感染など見られ


ず、大型観光施設もよくやっている。さらなる徹底を強く求めたい。

 この点、バー・スナックなどの飲み屋もそうで、2〜3人の客に対し、ボックス席などに(店が)暇なバカ女(ホステス)を集約させて接待させている店を徹底的に指導、排除することだ。ホステスにビール飲みなどを強要させ、売上増を図るママなどの経営者に問題がある。ぼったくり・暴利同然のバー、スナック、ウイルスを含んだ飛沫し放題のカラオケスナック等々、こういった場ではコロナ感染、クラスター発生は必然だ。コロナに狙われる。コロナの方がよほど頭がいい。
  コロナ防止無対策・無防備の店は極端な話、この際潰れた方がいいのでないか。「風俗」などもそうだ。今日のWithコロナ下にあって社会悪そのものなのだ。

 以上、コロナ感染拡大は起こるべくして起きている面が圧倒的と考える。全部が全部とはいわないが、ホテル等や観光客において感染防止に万全を期して「Go To トラベル」を活用している限り、このキャンペーンは必要で有効と思う。続けるべきだ。非情かも知れないが、地域限定も必要だ 。
 「Go To トラベル」は続けるべきで、「Go To イート」 は一時中断・中止した方がいい。なざなら、飲食店は密になりやすく、客・利用者の認識が甘く、店側もほとんどが無策だからだ。客も店も認識ができていなく、十分やろうとしない中では「Go To イート」は事態をより悪化させる。「Go To トラベル」は観光関連・経済の「命綱」になっている。

 介護・福祉施設 についてはかなりやっているところが多いようだが、家族の出入りも含めて外部との往来等遮断することも必要だ。可能な限りきめ細かくやるべきである。不自由な人・弱い人の集まりで、人の手を借りなければ生活できない、生きて行けない人の集まりであり、大変であるが、ここでも密は絶対に避けねばならず、外部との接触は可能な限り遮断してほしい。非常事態であるからして。

 何の問題、経済関係エコノミストでもそうだが、専門家とやらはいざとなれば無益と化す。役立たない。いかにもわかっているようなことをべらべら言っているが、内実は何も分かっていない。「専門バカ」の話は参考程度に受け止めればいい。分かったようなことを言っているが、全く分かっていない。テレビに出てきてしゃべっている専門家などろくなものしかいない。テレビもテレビで、トーク番組などひどすぎる。いかれたタレントを交えて具にもならないことをしゃべらせるなど止めるべきでないか。うんざりする。コロナ感染患者増えて、医療機関パンク云々は別に強力に思い切った対策をすることだ。

 感染防止、制御には全力を上げて若い人やいい加減な飲み屋経営者、社会的な意識・認識欠如の人たち等々ピーポイントに絞って対策を徹底してやる必要がある。極端なプライバシー 云々は論外ではないか。コロナはある意味で戦争よりも厄介だ。社会全体のために、プライバシーが少々制限されるのは仕方がないと考える。そだでけに、政治はきちっとやること、対応政策を誤らないことだ。きちっとやることが、厳しいことだが理解を得られる。
 
コロナとの闘いは、社会改革、社会的責任再認識・徹底のいいチャンスでもある。さびしいことで、全く嫌なことだが、闘いは長く続くー。

(本誌主幹・河野 玄)

(20.11.23-24)



函館・道南の大手ゼネコン、株式会社松本組
七飯町の(株)シンオシマの建設事業を継承し、新生「株式会社松本組」としてスタート
新経営体制を発足、代表取締役社長に従来通り大越雄司氏就任



 函館市吉川町に本社を置く函館・道南の大手ゼネコン、株式会社松本組(代表取締役社長・大越雄司氏)は、先般までに七飯町桜町の株式会社シンオシマと経営統合する形で、シンオシマが分割した建設事業を継承し、新生「株式会社松本組」をスタート、11月1日付で新体制の発足をみた。
 代表取締役社長には、従来通り(株)松本組代表取締役社長の大越雄司氏が就任した。

 以下、経営体制は次の通り。
▽代表取締役社長 大越 雄司

▽取締役副社長  横谷  隆
▽執行役員副社長 渋谷  元

▽専務取締役   小坂 典秀
▽専務執行役員  井口 隆文
▽専務執行役員  林  茂樹

▽常務執行役員  毛利 武次
▽常務執行役員  江上 禎貴
▽常務執行役員  近江  康

【所在地】
本  社 〒040−0077
     函館市吉川町4番30号
     TEL (0138)42−7131
札幌支店 〒001−0014
     札幌市北区北14条西3丁目2番12号 寿ビル3階
     TEL (011)757−8181
七飯支店 〒041−1105
     七飯町桜町1丁目5番5号
     TEL (0138)65ー2015
月形本店 〒061−0511 
     月形町字階楽町1516番地1
     TEL(0126)53−2011
八雲支店 〒049−3111  
     八雲町住初町46番地
     TEL(0137)62−2084
(20.11.5-6)



<視点/提唱>函館観光復活は地元・身近からー。

函館市民・道南の人たちよ、まずは率先して
主要観光施設・商業施設を今一度利用しようではないか!

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6月1日営業再開の金森赤レンガ倉庫(6.1午前10時半頃)家族連れ観光客が訪れていた。

 

はこだて海鮮市場本店、先般全面リニューアルオープン(写真上下)となり、
正面玄関をすぐ入ったイートインなど早くも人気上々。新設パン販売店も大好評

 

(写真6.1正午頃)

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◎○◎ 6月コロナ明け これ以上望めない清々しい初夏の絶好の天気のもと、
函館の大型観光施設Restart
〜消毒、搭乗者数制限、通気性の確保、換気等々、可能な限り
念入りに感染防止対策を講じながらの営業再開〜お客さんごくわずかでまだ
閑散とするも復活に向け大きな第一歩!

▽五稜郭タワー午前10時前/好天でこの日は正面玄関オープンドア、通気性・風通しをよくして(右)

 

▽五稜郭タワー展望台(6.2)



▽函館山ロープウェイ再スタートの午前11時半過ぎ/通気性を確保するため
天井にある換気口を開けて運行(右)

 

▽6月入りだが初夏の新緑、そして空気が澄み切っていて、函館の素晴らしい全景は
コロナ騒ぎを忘れさせてくれる。新緑の美しさは営業再開を待っていたかのようだ。

 

(20.6.1-3)

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☆今日6月1日より函館・道南の大型観光施設、商業施設等々
大半が営業再開。いよいよ函館観光始動!


○金森赤レンガ倉庫9時30分営業再開○マルカツ魚長食品グループ「はこだて海鮮市場」や「函館朝市」などはすでに再開済み
 (20.6.1)


★☆★五稜郭タワーも6月1日より営業再開決定!
〜4月18日臨時休館以来の営業〜
当面 開館9時〜閉館18時(通常は8時〜19時) (20.5.29)
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☆★☆函館観光のシンボル、函館山ロープウェイ
6月1日(月)より再開・営業スタート!

(20.5.28)


☆道立函館美術館前通から撮影〜2020年5月4日15時近く




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★photoニュース/大型連休 本番初日の函館の表情
この春一番の暖かさ、最高の天気になったが…残念無念
〜5.2午後1時過ぎ/函館駅前・朝市・ウォーターフロント、そして本町・五稜郭〜

さくら満開の五稜郭公園、せめて堀の外周りに
マスク姿の函館市民が結構多くさくら見物しながら散歩…


 

☆☆☆やはり桜はいいね〜〜〜

 


 





JR函館駅前・函館朝市・ウォーターフロント・明治館界隈は全く人の姿なく、
 見事なまでに自粛!
 


 


 

(20.5.2)

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△道立函館美術館前通から撮影20.5.4 15時近く

(20.5.4)




盛況2020函館市年賀会
〜1.6午前、ホテル函館ロイヤル〜 

官庁も民間も仕事始め



工藤市長年頭挨拶
東京オリンピックのマラソン・競歩の
札幌開催に際し「函館の魅力を大いにアピールする」
「マチの魅力を一層磨き上げ、市民の福祉と健康づくりに様々に取り組んで行きたい」




▽久保函館商工会議所会頭の発声で「おめでとうございます」の祝杯

 


▽松本榮一函館商工会議所名誉会頭(下左)、副会頭の境勝則氏(下/右)と水島良治氏(下/左)

  







▽次々に年頭の挨拶を受け、笑顔一杯の工藤市長




      

△逢坂誠二衆院議員




△宴が始まると丁寧にテーブルを回っていた前田一男前衆院議員(右)
 写真左は松本名誉会頭と年頭の挨拶交わす高木組・中田俊一郎社長

 

△市議会議長として初の新年の工藤恵美函館市議。最後に乾杯を担い、威勢よく三本締めをした。


(20.1.6-7)



★☆★JR函館駅前の「新しい顔」ハコビバ
〜グランドオープニングイベント12.7〜
工藤市長、大和ハウス工業・堀
顧問らによって ☆鏡開き・シンボルツリー点灯☆

 

△鏡開き/右から久保函館商工会議所会頭、工藤函館市長、境函館商工会議所副会頭
     そして大和ハウス工業・堀顧問、 ABアコモ(ホテル運営会社)阿部社長



開業オープンを祝し
☆盛大にレセプションパーティー開く☆
〜来賓、関係者200人が出席 、12月7日19時、ホテル「ラ・ジェント・スティ」2階レストラン〜



△大和ハウス工業・堀顧問(前専務)挨拶
デベロッパー・大和ハウス工業の専務としてハコビバ

建設の陣頭指揮を執った堀顧問
「函館の夜の観光を盛り上げたい。年間562万人が来る函館観光でその6割近くの300万人が
ハコビバを訪れるようにする。金森赤レンガ倉庫に次ぐ第2会場になることを夢見て作った」




△工藤函館市長挨拶
「長年塩漬けになっていた土地だったが、大和ハウス工業さんによってハコビバができ
多くの市民と観光客に来ていただき、駅前の活性化に貢献していただけるものと考えている」


 

△久保俊幸函館商工会議所会頭の音頭で祝杯

(19.12.7-8)


★☆★函館駅前 、大和ハウス工業の
「ハコビバ」開業オープン
〜12.1〜



△威風堂々といった感のハコビバ「大門」のもとで開業テープカット



△大和ハウスの堀福治郎顧問(前専務、左から2人目)、境勝則函館商工会議所筆頭副会頭(左端)ら
によって 開業のテープカット。7日にはオープニングイベントが開かれる。
(19.12.1)
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★ 大和ハウス工業、JR函館駅前の「新しい顔」
複合商業施設「ハコビバ」
4日後に迫った
12月1日オープンに向けて準備急ピッチ


<ズームアップ>約35億円を投じた函館市民会館大規模耐震改修工事
1カ月後(12月11日予定)の引き渡しを控え、
完成の運びとなり、
竣工に向け最後の仕上げ工事「点検」

1370席の大ホールを有する安心・安全な函館市民の文化芸術の拠点として蘇る。

大規模リニューアルされて、各種施設を多岐にわたって数段グレードアップし、
新築のように生まれ変わる。
<音響システムはじめ、操作性と安全性に優れた舞台装置等々大がかりな改修
/中核都市の市民会館として恥じない施設に>


〜待望・大いに期待される来年4月1日(予定)の「グランドオープン」〜




△両壁を除き、大改修・リニューアル成った1370席の大ホール。舞台中央・最前ど真ん中
からの写真。以前はホール中央に通路が走り、ブロック4列であったが、5列に
なり、座席に出入りしやすくなった。
最上段1列は取り外し可能で、車椅子席となる。新設のエレベーターで上がる。



 

△ 上記のように外観ががらりと変わった市民会館メインのホール棟。耐震改修で外周面が鉄筋コンクリート造りの
骨組み(アウトフレーム)で取り囲むように補強された。

  ぐるりと囲んだアウトフレームは、耐震改修・本体建築その他工事を施工し、大規模耐震等改修工事
(電気、設備等々の各共同企業体を含む)全体の核・代表となっている(株)高木組を頭とする、
高木組・今井工務店・紀ノ國建設・三光工業共同企業体の現場所長・斉藤氏(高木組)によると、
その幅約5bという。ホール棟建物全体の外回りがぐるりと幅約5メートで「増設」スケールアップされ、
外観が各種施設(小ホールから会議室、トイレなどに至るまでほとんど改修)と共に、中核都市の市民会館
として恥じない施設内容にグレードアップしている。





△建物正面(中央棟、市民会館出入り口)も大改修によってがらりと変わり、
鉄筋コンクリート造りの増設・補強工事が行われ、新築同然に変貌した。

正面入り口からエントランスに入り、左手からホール1階へ、
そして2階へはエレベーターも設備され、幅広い階段からホール2階、最上階客席へ。

 この他、施設全般にわたって補強、リニューアルが行われ、改修とはいえ、以前とはまるで様変わり
しており、リニューアル整備された施設内容は目を見張ものがある。

 舞台は音響効果を高めるために反射板をはじめ、吊物装置、照明等の各種設備も
改修、更新され、これまでの手動から電動に。緞帳は全部クリーニングされ、防炎処理も。
 大ホールは大がかりに天井部分の軽量化などによる耐震・改修。老朽化し、傾斜沈下し、たわんでいたという大ホール床は作り替えられた。
椅子は1370席全部をクリーニング、リニューアルとなり、 新品同様の装いとなっている 。

 電灯、動力、受変電、発電、構内情報通信網、空調、衛生、換気など多岐にわたって設備改修。配管、配線などの更新。防災対策として非常用設備の充実も図られた。(斉藤現場所長談)

 
ホール棟と中央棟全体をそばの函館アリーナと合わせるように
白を基調とした外観にイメージチェンジ、
数段グレードアップしている。

 




△外観・外周面を鉄筋コンクリート造りの骨組み(アウトフレーム)で取り囲むように
補強されたことから、ホール棟裏側(市民会館裏)も上記のように大変身となった。

(19.11.10 、写真はいずれも11月10日本誌撮影)

※大規模耐震等改修事業で市民の文化芸術の拠点として蘇った函館市民会館の全貌については、
12月初旬発行のNEW現代函館2020新年特別号で詳細を特別掲載・カラー特集致します。



◆工藤寿樹函館市長
(工藤としき後援会主催)
「工藤市長と函館を語る会」開く
〜毎年この時期開催し、第8回目/10月24日午後6時半、ホテル函館ロイヤル〜

工藤氏、今年春の市長選3期目当選の御礼を述べた後、最近の函館市を取り巻く状況等に言及、
「函館は魅力度、5回目の日本1位(昨年は2位)となった。これを不動のものとする一方で、幸福度が最下位に近い(中核市で42位)が、これは健康度が極めて低いことや子ども貧困率の高さ等が要因で、ガン死亡率なども高い。年に一度はガン検診を受けてほしい」とし、

「市民の安心、幸福度を高めることが至上命題と思っている」「問題は水産業だが、市政全体的には様々な施策を展開して行く。是非皆さんの応援をお願いしたい」と語ったー。

 政治資金パーティーとして行われたもので、松本榮一函館商工会議所名誉会頭、久保俊幸会頭ら経済界首脳も出席した。

▽表情も明るく、最近の市政を取り巻く状況などを語る工藤寿樹市長

 


▽懸命に次期解散・総選挙で国政復帰を目指している前田一男前衆院議員あいさつ。
右写真は出席した函館市選出道議の佐々木俊雄氏(手前)と志賀谷隆氏で、それぞれあいさつした。

  

▽工藤市政を支える函館市議会与党の市議12人の紹介も。




(19.10.24 )


◆2年前の前回(2017)よりも3万3千人少なかったものの、目標の20万人を達成し、
来場者20万6千人
〜グルメサーカス〜
------------------------------------
★グルメサーカス
大変な人出・大変な盛り上がり

真夏級のこれ以上にない天気にも恵まれ





▽第2会場の函館朝市第一駐車場も凄い人出



(19.9.8)
------------------------------
★☆★土・日、7-8日
函館最大級の食のイベント
「はこだてグルメサーカス2019」
〜はこだてグリーンプラザ・函館朝市第一駐車場の2つの会場と4つの広場 〜

昨年の北海道胆振東部地震の影響による中止を乗り越えて2年ぶりの開催・8年目

青森・函館ツインシティ提携30周年記念
過去最多の161店舗参加

(19.9.7)


函館空港18年度乗降客0・6%減の178万4千人
国際線6・1%減の17万8千人に止まり、新規路線誘致が課題
21年3月民営化に向けて水島社長体制を踏襲
〜函館空港ビルデング総会・取締役会〜


道内7空港一括民営化の運営委託事業者に新千歳空港の北海道空港(HKK)を中心とする企業連合が決まり、新千歳、旭川に続いて再来年(2021年)1月に民営化される函館空港の函館空港ビルデング(株)の第49回(期)定時株主総会が、8月20日開かれ、事業報告(18年6月1日〜19年5月31日)と役員改選期にあって取締役11名の選任など行われた。

 総会後の取締役会では水島良治代表取締役社長の留任などを決めた。

 事業報告によると、当期(18年度)の運送実績は、乗降客数が前期比0・6%減の178万4008人で、うち国内線は160万5617人(前期比0・1%増)、国際線17万8391人(同6・1%減)。
 国際線の不振が全体をわずかながら引き下げる(同1万0501人減)結果になり、国際線の既存路線の維持と共に新たな国際線誘致が課題になっている。

 これらによって、営業収益(売上高)は、成田線廃止に伴う使用料等の減少や免税売店の売上げ減少等で前期比0・8%減の26億5862万8千円、経常利益4億7257万1千円(同985万4千円減)、純利益3億2339万8千円(同2・3%減)となった。
 民営化に向けては今後設立されるSPC(特別目的会社)への業務引き継ぎが行われ、2021年3月から7空港一体の、いわゆる函館空港上下一体の経営がスタートする。

(19.8.20)



一位物産(株)五稜郭行啓通に業務拡張に伴い
モダン、スタイリッシュな本町事務所を新設!

業務拡張にともない13階建ての
ヴィルヌーブ五稜郭1階全フロアを区分所有する形で取得


〜モダンでありながら温かみと明るさをプラス、落ち着けるオフィス空間。
センスの良さ、感性ある事務所スペースのお目見え


 イトーヨーカドー函館店のビルオーナーとして広く知られ、幅広く不動産事業を展開する一位物産(株)(本社・函館市美原1丁目イチイビル1階、代表取締役会長・村上幸輝氏、代表取締役社長・村上幸義氏)がこの6月21日、五稜郭行啓通の函館市本町17番2号ヴィルヌーブ五稜郭1階に本町事務所を新設した。

 

 業務の拡張にともない新たに開設したもので、ヴィルヌーブ五稜郭は「グリーンエステート西洋ビルヴィルヌーブ五稜郭」として建設された1〜2階店舗、3階から上が3LDK・39戸のマンションという鉄骨鉄筋造り13階建ての中高層ビル。1階部分はかつて有名楽器店などとなっていた。行啓通の中央部に位置し、ビル隣には北陸銀行五稜郭支店がある。

 一位物産は、この1階部分全フロア129坪を賃貸ではなく、区分所有する形で取得し、改装、真新しく同社本町事務所として新設オープンした。





 129坪もある1フロアを区切ることなく活用した広々とした明るく、開放的な事務所のお目見えとなっており、いわゆる事務所机のような物は皆無に近く、函館にはちょっとないモダンなオフィスとなっている。
 村上幸義社長(43歳)が東京などに出向いて買い入れたというテーブルやイスなどの調度はシンプル、スタイリッシュで、柔らかい色合い。モダンでありながら温かみと明るさをプラスし、落ち着けるオフィス空間となっており、随所に幸義社長の新感覚、センスの良さが見られ、感性ある事務所スペースの誕生を見ている。



△地元経済人として著名な一位物産(株)代表取締役会長・村上幸輝氏の個室(会長室) 

 



 函館では近年、街の衰退と平行して、JR函館駅前地区や本町・五稜郭地区など中心街から生保関係に至るまで会社・事業所の事務所・営業所等々が次々と消え去ってしまい、今や皆無に等しい。駐車スペースの問題もあって、産業道路や国道5号線、郊外等々に移り、このことが昼間人口を急減させ、中心街の衰退に拍車をかけて今日の様相にある。

 このような中で、地元函館の有力・著名企業の一つである一位物産が五稜郭行啓通に区分所有による買収の形で事務所を新設したことは中心街の活性化・再生の一助として大いに評価されよう。 

 この本町事務所玄関には、同社代表取締役会長の村上幸輝氏が代表の政経懇話「谷地頭の会」、公益社団法人「北方領土復帰期成同盟」のネームも表示されている。

※一位物産(株)本町事務所/〒040-0011 北海道函館市本町17−2ヴィルヌーブ五稜郭1階
 電話 (0138)45−1211(代表) FAX(0138)45−1210

(19.6.27)



竹村隆代表取締役社長、櫻井健治代表取締役専務共に再任
竹村氏3期目、櫻井氏5期目に

〜函館山ロープウェイ(株)株主総会〜

 函館観光の大黒柱、函館山夜景などの展望とロープウェイ。これを担う第3セクター、函館山ロープウェイ(株)(竹村隆社長)の定時株主総会並びに取締役会が、6月4日開かれ、任期満了に伴う役員改選で日本政策投資銀行出身の竹村氏(60)を代表取締役社長に再任すると共に、函館市出身の櫻井健治氏(71)を代表取締役専務に再任した。

 竹村氏は3期目(2015年就任)で、櫻井氏は5期目就任となり、これまで代表取締役社長か同専務を函館市出身幹部が務めてきている中にあって、櫻井氏は今回の再任によって5期10年間を担う運びとなり、市出身者として最長になることになった。
 今回の役員改選では竹村、櫻井両氏を含む6名の取締役を選任し、この中では日本政策投資銀行の北海道支店次長の小林賢弘氏を新任した。監査役には函館市副市長にあった片岡格氏の退任によって新しく副市長に就任した谷口諭氏を後任に選任した。
 ちなみに、第3セクターの同社出資構成(2019年3月末現在)は、函館市26.7%、日本政策投資銀行25.0%で、かつて長い間社長を担い、今日のロープウェイの礎を築いた西野鷹志氏が10%を所有している。

  ◇  ◆  ◇

 同社今期は創業60周年を迎え、「索道・売店・レストラン、さらにはコミュニティ放送等と新たな発想と創意工夫のもと鋭意努力を続けた」としながらも 、3月決算(18年4月〜19年3月)は、全売上高が胆振東部地震の影響や強風等による運休、道新幹線開業後の一服感からの観光客の減少(微減)によってロープウェイ乗降客数169万7千人(前年度比2.8%減)に止まり、前期比約5千4百万円減収の15億5百万円、経常利益約2千7百万円(前期約3千百万円)となった。

 以下、選任された取締役6名は次の通り。
▽竹村  隆(同社代表取締役社長)
▽櫻井 健治(同社代表取締役専務)
▽山原  忠(同社取締役)
▽名取 明彦((株)不二屋本店代表取締役社長)
▽野際  斉(北洋銀行常務執行役員 函館中央支店長)
▽小林 賢弘(日本政策投資銀行北海道支店次長)新任

 監査役はー。
▽谷口  諭(函館市副市長)新任


(19.6.4)


<特報photoニュース>

まずは岸壁225b完成で暫定供用開始(4万トンまで)の
期待のクルーズ船専用ふ頭の
若松ふ頭に初めてのクルーズ客船接岸!

 工藤市長が昨年クルーズ船誘致に訪問した運航会社・アザマラクルージンズ(米国)の「アザラマ・クエスト MZAMARA QUEST」30277総トン、乗客・乗員1098人<登録国はマルタ(マルタ共和国、南ヨーロッパ・地中海)船籍>、乗客650人を乗せて横浜から函館港に入港
〜4月16日午後入港、午後4時から歓迎セレモニー〜
 片岡格副市長の歓迎あいさつなどを受けて、 アザマラ・クエストの船長「若松ふ頭に初めての船、非常に光栄です」とあいさつ。











ついに実現した「都心ふ頭」へのクルーズ客船乗り入れ!
函館観光にさらなる新しい息吹




▲JR函館駅の・駅前の横から若松ふ頭を望む。ついに実現した
都心部・若松ふ頭のクルーズ船接岸のこの光景。この「アザマラ
・クエスト」は
大型連休中の今月29日にもやってくる。
その前、4月27日には「シルバー・ミューズ」40791総トンも接岸する。





▲暫定供用開始となった岸壁は長さ225bだが、実際に現地に立ってみると、幅もかなりある。
長さも今後360bに延長され、12万トン級まで接岸できるようになり、3年後2022年度に
本格供用開始が予定されている。
 そして、クルーズ船専用の旅客ターミナルの新設も計画決定している。函館市青函連絡船記念館
摩周丸の前の約9700平方bの岸壁用地に(写真上の上、左サイド)1階の旅客ターミナルが建設され、
そこにはCIQ(税関、出入国管理、検疫)手続きができるカンターはじめ、観光案内所、トイレな設備される。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ときに、4月13日には115,906総トンの「ダイヤモンド・プリンセス」乗客・乗員定数3806人が函館港・港町ふ頭に入った。
4月21にはこれまた港町ふ頭に9万0901総トンの「クイーン・エリザベス」、同23日には9万0963総トンの「セレブリティ・ミレニアム」が入港する。

 4月、5月と入港ラッシュで、そして6月、
夏場の7〜8月とクルーズ船の入港が続くー。


(19.4.16)



◆名称は「ハコビバ」開業は12月7日
〜大和ハウス工業(大阪本社)が建設中のJR函館駅前の
大型ホテルと店舗棟などから成る複合商業施設〜


 公募で決定。「函」とイタリア語で万歳や歓声を表す「VIVA」(ビバ)を組み合わせた造語。「函館市民はじめ、日本や世界の人が集い、交流の場に」と(大和ハウス工業)。

 11階建て261室のホテルと、25店舗の飲食店や物販店が入る2階建て店舗棟、さらに2階建てカフェ棟から成る複合商業施設。ホテルと店舗棟の間に交流広場。延べ約1万3600平方b。入居テナント今秋公表予定。
 昨年3月着工、工事中で、今年10月完成予定。


(19.2.28)


◆棒二森屋1.31午後6時、82年の営業に終止符打つ
〜厳しい冷え込み下、名残を惜しむ市民が見守る中で閉店セレモニー〜 ▼写真下/1.31午後6時



函館駅前角のアネックスも棒二森屋別館としては閉鎖(写真下)
アネックス、今月8日からはテナントビル「函館駅前ビル」として
食品や衣料品など19の店舗・施設で3年間程度営業再開へ




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆2019年1月31日「さようなら棒二森屋」道内屈指の老舗百貨店、
函館駅前と共に82年の歴史に幕 …… 

『ボーニさん、長い間ありがとう。ご苦労さん』

(2019.1.31)

 道新幹線、概ね5年以内に東京ー新函館北斗間
さらに短縮し、3時間50分前後へ


◆利用客が低迷し、営業赤字が100億円近くにも達する北海道新幹線は、青函トンネルを含む、貨物列車と道新幹線が走行・すれ違う約82`の共用区間が現在の時速140`から160`引き上げられることに伴い、東京ー新函館北斗間が開業4年目にしてようやく今年春のダイヤ改正から最短所要時間が4分短縮され、3時間58分となり、「4時間の壁」が突破されることになったが、東京ー新青森間を担うJR東日本は概ね5年以内をメドに盛岡ー新青森間について騒音対策(防音壁のかさ上げや吸音板の設置、トンネル出入り口の設備改など)を施すことで時速320キロ運転(現在260キロ)を実現し、東京ー新函館北斗間を10分以上短縮して「4時間の壁」を大きく切り、ライバルの航空機との競争力を高める方針を固めた。
 朝日新聞(デジタル、1.13)が報じた。

 盛岡ー新青森間の320キロ走行が実現すれば所要時間は6分縮まるとし、青函トンネル等の共用区間の速度アップと合わせ、東京ー新函館北斗間は10分以上短縮し、3時間50分前後になるとしている。
 これによって、来たるべき東京ー札幌間も約5時間から約4時間半に短縮することが可能とみている。

(2019.1.13)



★☆★この情熱!この思い!このエネルギー!

太陽グループ・東原俊郎社長、函館市に対して
個人でふるさと納税 なんとなんと1億円!
「大門の活性化のために」として寄附


 (株)太陽グループ(本社・札幌、資本金10億4800万円、代表取締役社長・東原俊郎氏)の東原社長がこの12月11日に、函館市に対して個人でふるさと納税として1億円を寄附し、同18日午後3時半に函館市の工藤壽樹市長が札幌の太陽グループ本社に出向き、東原氏に感謝状を贈呈した。

 函館市へのふるさと納税としては過去最高額で、東原氏は「大門の活性化のために」として寄附した。



△太陽グループ社長・東原俊郎氏(左)に、函館市・工藤壽樹市長(右)から感謝状
札幌市中央区南1条西4丁目−1,(株)太陽グループ本社7階応接室


 太陽グループは17年前の2001年12月に、函館市松風町にいずれも直営の「パーラー太陽」店舗はじめ、複合映画館「函館シネマ大門」、洋食レストラン「グランポルト」から成る大門ビルを建設、開業し、その後もさらに大門グリープラザの市電通り側に太陽電池パネルの時計、救急車両を寄附などしてきた。

 東原氏は若いときに一時期、函館に在住し、大門繁華街でバンドに加わってトランペットを吹くなどして生活していた経験があり、ことのほか函館大門に愛着を持ち続けて今日に至っている。ここ数年来は、衰退著しい松風町界隈にあってビル閉鎖・廃業に追い込まれたテナントビルなど幾多の土地・建物物件を頼まれて会社・個人両方で引き取り、その土地延べ面積にして約2千坪に達している。
 これらは一切転売し、売却利益を得ることなどはなく、現在何とか大門・松風町を活性化・再生させたいとして再開発を計画している(発売中のNEW現代函館2019新年特別号に掲載)。

 太陽グループによると、同社や東原社長のふるさと納税はこれまで全道に展開するパーラー太陽の所在市町(17カ所ほど)に対して100万円ずつ、2店舗あるところは200万円とか寄附してきているが、1億円という高額寄附は函館市は初めてとしている。
 函館市へのふるさと納税は、今年は12月現在で2億6千万円、昨年度は1億6千9百万円といい、これまで最高は5百万円としている。

 東原氏のふるさと納税としての寄附は1千万円などというものではなく、何と驚きの1億円ということで極めて特筆されるものがある。




△記念写真に収まる東原社長と工藤市長

(30.12.18)




★☆★東原氏のこの情熱!このエネルギー!
東原俊郎社長のTAIYO GROUP特別協賛 ジミー東原オールスターズ「はこだてクリスマスファンタジー スペシャルライブ2018」19日(水)19時開演(18時開場)〜金森ホール、料金・2千円ぽっきり・全席自由〜
 (株)太陽グループ・東原社長の実弟・ミュージシャン ジミー東原を中心に、日本を代表するミュージシャン達で結成のビッグバンド「ジミー東原オールスターズ」。東原俊郎氏もトランペット奏者として出演。
 はこだてクリスマスファンタジー恒例のビッグイベント・スペシャルライブ2018!




  21日には札幌・わくわくホリデーホール(中央区1−1)で「さっぽろホワイトイルミネーション コラボレートLIVE2018」

(18.12.18)

◆函館市人口の減り方がここにきてまたひどくなっている。

 この6月末の人口は26万0115人(外国人919人含め)で、今月・7月末にも26万人を切る見込み(日本人だけでは今年3月末ですでに切っている)にあり、6月末時点ですでに昨年12月末よりも2404人減少し、昨年1年間(2984減)の減少幅ペースを上回っている。

 この調子だと、今年1年間で3千5百人ほどの減少が確実視され、ハイペースな減少をみるに4千人減少も考えられなくない。
 総務省が先般発表した住民基本台帳に基づく2018年1月1日時点の人口動態調査では、北海道の人口は530万7813人で、17年比で3万4805人も減少、全国最大減少の一方、この中で函館市の減少も全国中核市(20万人以上)最大であった。

 函館市は平成12年が30万5311人で30万都市であったが、同17年が29万4264人、同22年が27万9127人、平成27年では26万5979人となり、15年間で急降下、約4万人も現象した。そして、今や刻々と26万人を切る事態に陥っている。


(30.7.18)

<開業3年目/課題・問題点浮き彫りの北海道新幹線
新函館北斗駅と函館駅><センスゼロ!大改造せよ!>


◆道新幹線4月の利用実績、前年同月比12%もの落ち込み。
乗車率はたった21%で、8割方空席のガラガラ 状態。
 1日平均乗客数は4千人止まりで、2015年4月の在来線比では45.8%増しかない。
 これだもの、道新幹線の営業赤字が前年度赤字(54億円)倍の103億円にもなるさー。
◆この中で、JR新函館北斗駅の現状や課題を話し合う地元協議会で駅構造の見直し、受入体制改善を確認とか。16日の初会合。

<直言>
 このまま行くと、新函館北斗〜新青森間の北海道新幹線は極端な話、在来線並みの利用か、それに近づくのではないか。反動なんかで済まされない極めて低調な利用状況で、欠陥が明確になっている。

 本誌(主幹・河野玄)は開業したその日に指摘した。新函館北斗駅はプラットホームが狭く(現在の2倍くらいあって当たり前)、構内の機能性も全くなっていないと。協議会が修学旅行など団体客のスムーズな利用が不可と指摘したようだが、当たり前だ。

 狭いし、著しく機能性に欠けており、東北新幹線などのワンストップ・通過駅よりも悪い。プラットホームから上(2階)に上がってきて溜まり場も狭く、座る場所もろくにない。設計した者はよほどの無能力者であったろう。

 
この新駅の造りをOKした地元の北斗市、機構、JR北海道、そして地元有識者
(ほどんどバカどもの集まり?)による協議会みたいな者たちは、本当にセンスのかけらもないことを如実に証明している。どこに有識があるのかと言いたい。
 店舗(書店一つない)も飲食もないに等しく、全然ダメ。要はくそにもならない新幹線発着駅になっており、大改造すべきだ。こんな機能性のない、まったくおもしろくも、なんでもない新幹線駅に一時も止まるわけがない。

 乗車率がわずか21%でいいのか!
 次から次へと迅速に対策を打たなければ、利用は低迷したままで、赤字がふくらむ。その結果、、、

 それと、ライナーでつながっている函館駅の状況もひどい。
ここも狭すぎるし、機能性にも欠ける。
 
待合フロアの椅子席などもっともっとなければならない。どうしてこんな狭いフロアにしてしまったのか。ここでもセンスゼロ。話にもならない。新幹線・新函ン北斗駅にしろ、アクセスライナー発着の函館駅にしろ、その造り、有り様は「田舎者」がつくった大変なしろものと言って差し支えない。本当にセンスがない。

 とにかく、函館空港ターミナルなどとは雲泥の差がある 。
(本誌主幹・河野玄)



大間原発 函館地裁判決を機会に、
改めて考える原発問題、その核心は何かー。


<視点・論点> 大間原発を進める国と電源開発を相手取っての函館の市民団体による建設差し止め訴訟に対して、函館地裁は請求棄却の判決を下したこの機会に、改めて原発問題とは何か、その核心は何か考えてみたい。
 端的に言えば、原発の再稼動・建設推進等の問題は政治そのものであり、しかるに選挙における国民・有権者の判断ということである。 

 函館地裁の裁判長は、原発そのものをどう考えるか、福島第一原発の大事故・大人災後、世界のエネルギー政策の潮流、原発についてどのような趨勢になっているか、等の考えには全く及ばず、ただただ日本の国の原発政策を追認し、法律的にどうなのかを理屈をつけて判断したに過ぎない。グローバルな視点を持ってして大間原発の判断を求めるなど極めて無理がある。
 原発反対という思考や世界の趨勢(脱原発)を読み解いているような裁判長ならいざ知らず、それ以上のことを裁判官に求めるなど土台困難であり、まあ地裁の判断は「精々そんなところだろう」「この程度」と受け止めるしかない。なぜなら、原発問題は政治そのもの、もっと言えば、時の政府、国会議員が考えるべき政治問題そのものだからだ。

 原発再稼動に対する請求差し止め、あるいは仮処分請求、等々に対する裁判所の判決が全国各地で行われ、政府の原子力規制委員会の判断など争われている。その中で、昨今の裁判所判決は再稼動容認の方向に動いている。このまま行けば、再稼動は次々と容認されるとみられる。裁判所が原発再稼動を手助け、推進し、大間のような新規原発建設も認めるという動きにあり、今度の函館地裁判決はこれを代表している。深く深く考え抜いた判決とは言い難い。この程度の判決内容を下すのにどうして何年も何年もかかるのかと率直に言わざるを得ない。

 この点から言えば、再稼動ストップや建設差し止め、凍結等の訴訟には自ずと限界がある。極論だが、裁判などやってもしようがないとも言えるわけだが、しかしながら、やる意味はあるのである。
 原発問題の核心は政治そのものの判断であり、国・政府の判断、政治家・国会議員の判断、ついては選挙での国民の意思、投票行動に帰することなのである。

  ◆    ◆    ◆

 今日の世界、原発に関しては脱原発に向かっている。原発から太陽光や風力の大プロジェクトとしての再生エネルギーへ。これははっきりしている。世界最大級の石油産油国であるサウジアラビア、中東でも太陽光発電が積極的に始まっている。あれほどの福島の大事故・大人災を起こした日本が飛び抜けて再エネに消極的で、まるでやる気がなく、原発再稼動推進に突き進んでいる。

 原発推進、賛成の人たちは専門家、電力会社、関連受利益者、等々の関係者こぞって「原発はまだまだ必要だ」とし、「再生エネルギーなどはまだまだ先の話」としている。「原発をやっていかなければ、電気料金値上げに直結する」と言い、国民の大多数(自民党支持者、自民党原発推進・容認候補に投票する人たちなど)はこれを鵜呑みにしている。

 電力会社は原発再稼動がダメなら、「休眠している火力発電をどんどんやらなければならない」、それには「重油や天然ガスを輸入しなければならず、燃料費が莫大にかかる。故障も多く、メンテナンスにも金がかかる。よって、電気料金値上げになる」「それでもいいんですか」と、言うならば脅かしている。

 しかし、世界中で脱原発の中で、火力発電をどんどん進めている国などない。地球温暖化・地球変動問題からしてCO2をばらまくなど犯罪行為にも等しいということになっている。
 この点で、日本は強い批判にさらされている。日本のビッグバンクが電力会社の火力発電所投資に積極的に融資している有り様には厳しい目が向けられている。
  世界は脱炭素社会に向かっており、脱炭素革命とすらいわれている。煙をもうもうと排出してきている中国ですら、脱炭素社会に舵を切り、再生可能エネルギー普及を猛烈な勢いで進行中にある。
 このことはヨーロッパでもしかりだ。中国、欧米が電気自動車(EV)に邁進していることもいい例だ。

 脱炭素革命と再エネ普及、この2つが今日の世界の動き、2大革命と言ってもよく、大きな大きな世界の潮流なのである。原発などいざとなったら制御不能になる危険な代物に相も変わらず熱を上げているのは日本だけだ。

 この認識が日本政府、現自公政権、安倍内閣などには皆無に等しく、時代に逆行することをやり続けている。原発推進の専門家、学者などの中には、福島第2原発大人災を経験しても、「めったに起きるものではない。たまたまそうなった。1回起きたからといって、度々起きるものでもない」「事故が起きないように最善を尽くせばいいだけの話だ」と言っている者も少なくない。これが現実なのである。

 裁判所の多くの判断がこれを追随しているのが今日の日本の姿だ。単なる法律論的判断に終始し、考え方が非常に狭い。裁判官や弁護士などにあっては世の中の動き、まして世界の動きなど知らない者はわんさといる。

 だからといって、差し止め等々の訴訟は不必要と言っているのではない。
 原発問題は政治そのものの判断だが、これを止めるには限界があるものの裁判に訴えることもあってしかるべきで、要は訴訟も含め総合的に脱原発・原発ゼロ運動を進めることが大事であって、原発の核心は政治であり、選挙でエネルギー政策を変える方向に持って行かなければ、日本における脱炭素革命、再エネ革命はあり得ない。

 政治ー選挙行動をしっかりしない限り、この狭い日本列島、火山列島・地震列島の中で、危険でいつ制御不能なるかも知れない原発と一緒に暮らすしかない。それでいいのかということであるー。

(本誌主幹・河野 玄)

<視点/直視・直言>

■道内7空港一括民営化
〜運営権獲得目指すHKK(北海道空港(株))が結成の企業連合〜
 超ドル箱「新千歳空港」の上下を独占する、
国交省お墨付きの「北海道利権」集団の総本山になりかねない。

 
なぜならば、年間国内外乗降客数2271万人(2017年実績、うち国際線前年比27.5%増の約329万人)を持って上下合計で60億円強(2015年度黒字)を稼ぎ出す一方で、新千歳を除く他6空港の赤字額合計は40億円にも達するが、これに「赤字補填はしない」「穴埋めはしない」とする。

 新千歳空港ビル内の物販等各種様々な関連事業のほか、空港以外の不動産関連事業も継続し(例えば、函館では複合商業施設・昭和タウンプラザを運営)、今後これら不動産。デベロッパー事業をさらに積極的に推進するとしている(このために三菱地所が企業連合の中軸に入った)。

 他方で、原則として道、市による出資が行われず(国交省が認めない方針を打ち出している)、株主から自治体が抜け、関与を排除する。そして、現在のところ地方空港所在地、経済界等からの出資も見られない。
 しかし、他空港の民営化では 福岡空港や高松空港の民営化では県の出資が認められている。北海道は認めないとする。

 企業連合の構成は、新千歳空港に係わる、HKKにぶら下がる一部企業・事業者、関連の利権構造継続の様にあり、新千歳に集中し、「オール北海道」などと言えるものでない。

 
道内7空港一括民営化は他の空港に比べ構造が複雑で、根が深いー。
(本誌主幹・河野 玄)

(30.1.28)



◆函ン港若松ふ頭大型クルーズ船専用岸壁整備事業、
待望の着工!

〜12月3日午前10時、着工式・場所 函館市国際水産・海洋総合研究センター〜
函館駅裏手、駅まで約300b、徒歩4分
全長360b、水深10b、「ダイヤモンドプリンセス」クラスの11万トン級接岸可能な岸壁。
総事業費約41億円。およそ5年後完成。

∇写真下/こうなる!JR函館駅前から見る大型クルーズ船が接岸したイメージ
(北海道開発局 函館開発建設部提供)







∇写真下/岸壁完成イメージ



(29.12.3-4)

第3セクター・函館空港ビルデング(株)定時株主総会/大幅な役員改選!
11年4カ月にわたって社長など役員を務め、同社を主導してきた
「実力者」木村孝男取締役相談役、惜しまれて退任


2020年度事業開始の道内7空港一括民営化ー 特定目的会社移行に向けて、函館観光の大きな柱、
地域経済の要の一つ、函館空港運営の函館空港ビルデング 一時代の区切り、大きな転機へ


特定目的会社となって、函館空港が新千歳の「出先」になることから、
現地「総務・事務担当」責任者起用を見据え、若手成長株の
プロパー、笹谷幸司
総務部長49歳を取締役に抜擢


 2020年度事業開始の新千歳など道内7空港の運営一括民営化に向けての手続きが始動し、地元の北海道空港(HKK、千歳)を軸に運営権獲得を目指す参入競争が本格化している中で、新千歳に次ぐ3000b滑走路を有し、市街地間近で、利便性抜群、年間180万人近い利用者を誇る函館観光の大きな柱の一つ、函館空港運営会社、函館空港ビルデング(株)(水島良治社長)の定時株主総会及び取締役会が、22日午前、ホテル函館ロイヤルで開かれ、大幅な役員改選を行い、民営化に向けての新体制がスタートした。

 国内第5位、道内断トツの年間利用者約2000万人を超える新千歳主導で道内7空港一体民営化の動きが加速しているもとでの、函館空港の対応で、今回の役員改選は、国内線・国際線ターミナルビルを管理・運営し、函館観光の今日の発展に絶大な役割を果たし、地域経済における極めて重要な存在にある、函館空港ビルデングの道内7空港一体民営化に向けての一時代の区切り、大きな転機となるものとなっている。

 一括民営化ー特定目的会社(SPC)による2020年度事業開始に伴い、第3セクター、函館空港ビルデング(株)(通称・空ビル)は「消滅」の運びになることから、この後の函館空港の現地事業を展望する役員人事ともなった。

  ◇    ◇    ◇

 メインバンクの北洋銀行出身で2年前に就任した水島良治代表取締役社長(函館出身)が再任となった一方で、今回の役員人事最大事は代表取締役社長を務めるなど11年4カ月にわたって空ビルに在席、同社の要となってきた木村孝男氏(76歳、写真下)の退任。社長を退いた後、北洋銀行に社長職派遣を要請し、東陽一氏(平成27年5月末、任期2年をもって退任)、そして現在の水島氏ときているが、この間、取締役相談役として同社の「実力者」できた。

 しかしながら、20年度の一括民営化を展望し、年齢的なこと等々も考え、この際はということでスッキリと退任を決めた。見事な引き際といえよう。
 木村氏は広く承知のように元函館市助役(井上博司市長時代)で、元助役を最後に、空ビル筆頭株主の市を代表する格好で同社入りし、また個人大株主でもある。

 木村氏の函館空港との関わり合いは古く、市の空港対策課長であった時代、平成元年からで、当時大きな問題であった空港騒音対策等々で多大に活躍した。
 役員として在席の11年4カ月間の実績は相当なものがあること言うまでもなく、函館観光、地域経済に大きく貢献した。

 非常に情に厚く、親分肌で面倒見が良く、元助役として市を去ってからも元幹部らから慕われて今日に至る得がたい人物。言うなら「人情の機微」を知る人として、函館にあって古今東西非常に希な存在にある。それだけに、非常に惜しまれての退任となったが、一括民営化による空ビルの20年度「解散・消滅」という時代の変化にあって個人大株主として函館空港の行く先を見守ることになろう。

 広い人脈から空ビル社長時代は函館商工会議所副会頭、函館国際観光コンベンション協会会長などの経済界要職も務めた。

  ◇    ◇    ◇

 次に今回の役員改選で注目されるのは、笹谷幸司総務部長の取締役就任。役員抜擢となり、取締役総務部長新任となった。
 笹谷氏は、平成元年入社の49歳で、同社プロパーの代表的な存在で、若手成長株としてただひとり役員就任をみた。

 一括民営化ー特定目的会社という民間新会社になれば、空ビルは新千歳の「出先」(支店、支社になるか、事業所、事務所になるか定かではなく、これからの問題)になるが、「総務部長」として空ビル従業員(使用人)63名(現在)をまとめる総務・事務関係担当現地責任者になることを見据えての起用とされている。
 親しみある人柄にあり、一層の活躍が期待される。

 ほか、役員改選ではプロパーの代表格であった水落澄雄常務(68歳)が任期満了で退任した。水落氏は空ビル設立(昭和45年6月)当時の同46年4月入社の生え抜きで、8年前に役員就任、その1年後から常務を担ってきた。

 新任では木村氏が退任となったことから、市を代表する形で今春3月まで市土木部長であった齊藤章生氏が常務、また日本航空(JAL)派遣で松本誠人氏が常務としてそれぞれ就任した。
 全日空(ANA)派遣の山本伸志専務は留任となっている。

  ◇    ◇    ◇

 第47期(平成29年5月期)決算は、営業収益が前期比7.2%減の27億8千4百万円。経常利益同8.0%減の5億2千9百万円、純利益2.3%減の3億6千4百万円となった。
 乗降客数は前期比1.9%減少し、1、757、799人であった。

 なお、今年5月31日現在、資本金は2億6千万円で、筆頭株主は函館市で4250万円、次いでANAが4000万円、JAL2500万円。そして北海道が1500万円、北洋銀行1100万円、道銀550万円などとなっており、株主総数は66名。

(29.8.22-23)


<ニュースの視点>
◆函館市本町の「シエスタハコダテ」開業一カ月/
4階の公益施設<市民交流施設>「Gスクエア」来場者9万人を突破、好調!
単純計算で1日当たり平均で約3千人が利用
〜うけているフリースペース〜

 直感的に分かるGスクエアの中で一番の施設は「フリースペース」。ゆったりとくつろいだり、勉強したり、パソコンしたり、雑談したり、等々に最適の、文字通りのフリー(無料利用)スペースゆえ、利用好調もうなずけよう。

函館市施設としてはクリーンヒット!

中心街活性化・再生の最大の焦点・最大のポイントは
「いかに人を集められるか」「人が集まるか」
施策、対応策はこの視点から始まるであろうし、発想の原点である。


 

 中・高校、大学など学生、会社員、主婦、高齢者、そして観光客の一休みなど、
夜9時半までの利用可能もベリーグッドのフリースペース 。

 函館の中心街にはこれまでくつろげる場所が皆無に等しかったし、なさ過ぎる。中心街に公園とか、
全天候型のフリースペースが必要ではないか。
街のど真ん中に公園や広場(ヨーロッパの都市のように)などがあっていい 。
衰退し、空き地が増大している今日が絶好の機会であり、やろうと思えばできる。駅前・大門地区など欧州で見られる旧市街地などでの広場、これを取り囲む四方に商店・飲食・ビジネスホテル等を配する(誘致)といったものを造る。寂れ果て、ゴーストタウン化した函館の大門地区でこれを先進的にやれば、全国に発信できる。新発想の街改造である。
  大門グリーンプラザの整備などは止めた方がいい。無駄遣いになる。グリーンプラザの一端と駅前市電通りを引っかけて正方形・長方形型の広場を構想・計画するならいい。もっともっと考えるべきだ。市のトップが自分だけが正しいなどと威張ってやろうとしているが完全にアウト。旧態依然の施策に過ぎない。
 全ては考え方。発想が貧弱すぎるー。

 それにしても、やはり大問題は駐車場! 学生たちらのために自転車置き場も不可欠だ。
フリースペースの料金はただだが、駐車場料金がバカにならないでは
様にならない話であるまいか。

 金をかけるだけが能ではない。今日、中心街極度の衰退のもとで、全面駐車禁止は全くナンセンス。三分の一でも四分の一でも駐禁を解いたら街は活性化する。金は一銭もかからない。ごく一部の表ずらだけを除いて死に体の駅前・大門の再生、活性化への起死回生策は駐車禁止道路の解除しかない。
 政治家、行政が能なし、怠慢の何ものでもない。市民運動が必要だろう。くその役にも立たない政治家、議員は落とすのがいい。あまりにも能力がなさ過ぎる。何のアイディもなく、まして感覚、感性がゼロ。深く深く悲しくなるー。

 一方で、施設内の貸しスペースの利用は伸び悩みとか。



◇1〜3階の「無印良品」と地下1階の商業施設も滑り出し好調。


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◇丸井今井函館店への相乗効果は今イチ。地階食品売場は当然効果ありだが、
全体では4月(シエスタ開業後の9日間含む)売上高が
前年同月比5.4%減少に示されるように相乗効果が出ていない。

よって、
注目は5月の売上げが少なくとも対前年同月比プラスマイナスゼロか 、
増加に転じるかどうかが問題。この意味合いで丸井今井函館店は岐路に立っている?
 

※写真は大型連休中の4月29日・5月5日撮影

(29.5.23/本誌主幹・河野 玄)



★函館空港国内線初のLCC(日本の格安航空会社)大歓迎!
北海道では新千歳(札幌)に続き2都市目。
バニラ・エア(VNL/JW、ANA全日空系、成田拠点)成田ー函館線 今日・2月19日就航。
初日、成田発午前11時55分ー函館着午後1時35分、函ン発午後2時20分ー成田着午後4時。180席ほぼ満杯でスタート
1日1往復。片道4990円。

 バニラ・エア3月18日からは関西ー函館線就航。
1日1往復。片道5890円。

〜LCCバニラ・エアの函館空港乗り入れ発表以来、驚きの低価格で
函館の一般市民の間でも大きな関心


 19日午後、函館空港国内線ターミナル2階で就航記念式典。バニラ・エアの石井知祥代表取締役会長あいさつ(写真下左)
「魅力あるマチ、函ンに新しい旅のスタイルを提供する。LCCの私ども利用はSNS活用の20代、30代が多い」「函館のお客様にはいつでも気軽に首都圏に行って頂ける」
 工藤寿樹函館市長(写真下右)「低価格で新たなお客さんを呼んで頂ける。インバウンドも期待できる。出来るだけ早く1日2往復なるように地元として努力したい」

   

 久保幸一函館商工会議所会頭、渡辺兼一函ン国際観光コンベンション協会会長、水島良治函館空港ビルデング(株)社長らも出席してテープカット。






(29.2.19)

★☆★北海道新幹線・新函ン北斗の駅前で建設中であった6階建て複合商業施設が完成し、3月17日に2〜6階のホテル「ラ・ジェント・プラザ函ン北斗」が開業オープンする一方、1階フロアは北斗市観光交流センター別館1、333平方bで、このうち交流スペースを除く951平方bが注目の飲食・物販スペースとなる。
 愛称「ほっくる」と命名されているが、ここ全22区画に入るテナント18の事業者が全て決定した。3月17日、ホテルとともにグランドオープンする。


 

 一昨年9月からテナントの募集が開始され、一時期成り行きも懸念されたが、最後の1区画に入るテナントがオープン1カ月前の2月17日に決まった。

 テナント18事業者によってバラエティーに富んだ店が揃う格好になっており、新函ン北斗駅構内の飲食・物販がものさびしいだけに、「ほっくる」に対しては期待、関心が持たれるものとなっている。

 テナント募集は地元北斗市優先で行われ、入居する18事業者は北斗市から8社、函ン市から4社、森町2社、ほか七飯町、福島町、そして帯広、東京の各1社となっている。

 テナント18事業者は次の通り。店名、事業内容、事業者(所在地)の順。

▽食彩・桜B/ピザ風いももちなどの販売/食彩・桜(北斗)
▽北都商販/海産物、農産物販売(2区画)/北都商販(北斗)
▽道南の未来/水産加工品など土産品販売/小野建業(北斗)
▽高砂屋 金沢/海産物など土産品販売/金沢組(北斗)
▽我流焼きそば はないち/オリジナル約傍の提供/華一(北斗)
▽道産子ザンギ/オリジナルから揚げの提供/カルティベート(北斗)
▽一印 青山水産/活イカの釣り堀や刺し身の実演販売/一印青山水産(北斗)
▽Berry5/ベリーを使った洋菓子の販売/末広軒(北斗)

▽畑のめぐみ Huis〜ゆい〜/自社農園の野菜やスムージー販売/来夢(函ン)
▽医食同源/ガゴメコンブの食品販売など/中山薬品商会(函ン)
▽花びしホテル セレクトショップ/菓子などの土産品販売/花びしホテル(函ン)
▽おんじき庭本 北斗駅前店/ラーメンの提供/おんじき庭本(函ン)

▽つどーるプラザさわらアンテナショップ/砂原産タラコなどの水産加工品販売/丸太水産(森)
▽なみほつの杜 北斗店/水産加工品や農産品販売(3区画)/南北海道地産物流協同組合(森)

▽駅弁 ことぶき屋/弁当や大沼牛のレトルト食品などの販売/寿フーズ(七飯)
▽酒舗 稲村屋/道産ワインや日本酒の有料試飲(2区画)/イ印稲村商店(福島)
▽あそらぼ/カプセル入りのおもちゃ販売機など/トーシン(帯広)
▽(予定)コンビニエンスストア/ABアコモ(東京




(29.2.23)



◆昨年3月から着手していた函館空港国際線ターミナルビルの全面増改修工事が
竣工し、管理・運営会社の第三セクター、函館空港ビルデング(株)
(代表取締役社長・水島良治氏)の首脳・幹部はじめ、設計の梓設計、
施工の大林組・高木組共同企業体、設備業者など工事
関係者が出席して修祓式が執り行われた。

〜2.9午前10時、同国際線ターミナルビル1階フロア〜

 神事の後、水島良治社長が
次のようにあいさつ。
「昨1年間、20万5千人に達するなど、利用者が増加し、手狭になっていた。
急増する訪日客の皆さんの利便性を図るため全面改修を行った」「この増改修を一つの締めとして、
皆様のご期待に添うよう努めたい」

▽国際線ロビーで行われた修祓式(左)/前列、函館空港ビルデング(株)経営陣。
右から水島社長、木村孝男取締役相談役、山本伸志専務取締役 (写真右)

 

▽大林組とJVの地元最大手、高木組の中田俊一郎社長も出席(前列右から2人目)



▽玉串奉奠の水島社長(左)と玉串をささげた後、一礼する木村孝男取締役相談役(右)

 

▽神事の後、あいさつする函館空港ビルデング(株)水島良治社長



▽施工の梓設計と大林組・高木組共同企業体の代表(大林組)幹部があいさつ


 

(29.2.9)

全面増改修工事が完成し、供用開始となっている函館空港国際線ターミナルビル



 


<photoニュース>★☆★函館空港国際線ターミナルビル、全面増改修なり、供用開始 。リニューアルオープン。
 1階出発・到着ロビー従来の1.5倍、約550平方bに拡張。待合室座席約70席増えて300席。
国際線と国内線の通路も新設され、清々しく。

 中華圏の旧正月「春節」シーズンでこれまでにも増して活況。
(写真/1階の出発・到着ロビーと2階の通路。2.6午前)







(29.2.7)


<視点・着眼・私見>

■1月4日、正月三が日が終わり、世の中がいよいよ動き出す。2017年はどんな年になるか、どんな流れになるか。世界も、日本も、北海道も、そしてここ函ンも、先が誰にも分からない様相の幕開けとなっている。まさしく「不確実性」時代そのものにある。
 そこで、敢えて2017年を考えるに、函ンのサクラの咲く頃に、先がどうなるか少し見えてくるのではないだろうか。

 世界的に見れば、サクラの咲く頃の4月下旬〜5月初旬、春の大型連休頃になれば、米国大統領・トランプ政権が発足(1月20日)して最初の100日「試金石」といわれる時期経過となって、「米国第一主義」を掲げる米国トランプ政権の外交や経済、通商、移民、保護主義傾倒の動向、等々の政策の輪郭が見えてくるだろうし、難民・移民で揺れる欧州では3月にはまさしく政治・選挙の集中季節となって、オランダの総選挙に始まって、4月下旬〜5月頭にかけてはフランス大統領選挙の行方が決まり、この間3月末までにはイギリスのEU離脱問題(司法判断)も一つのヤマ場になる。
 日本ではトランプ外交・経済・通商政策とも絡んで、新年度に入って経済状況がどうか、念場を迎えているアベノミクスがどうなってきているか。

□そして、函ンでは3月26日には北海道新幹線開業まる1年、2年目に突入し、どんな状況に入るか。新幹線開業2年目の函館観光はどうか。
 合わせて、函ンでは中心市街地活性化の行方を占う、JR函ン駅前と函ン本町角の2本の大型再開発複合ビルがどんな形、とりわけ極めて重大な店舗テナントがどのような具合を持ってグランドオープンを見るのか、明らかになってくる。
 また、企業誘致・進出などさっぱり進展しない新函ン北斗駅前に、待望のホテルが開業することで、様子がどうなるのか。
 これらグローバルな動向、国内外を見渡して、2017年、まずは函館のサクラ咲く頃、春の大型連休当たりに行く先、展望が垣間見えてくるのではないかー 。

(本誌主幹・河野 玄)

(29.1.3-4)


<ニュース速報>◆函館商工会議所・常議員会開催(21日午後、花びしホテル)
松本榮一会頭(76歳)「(今任期をもって)退任したします」と退任を正式表明、
ついては「次期会頭に久保俊幸副会頭(59歳)を推薦したい。異議ありませんか」と諮ったのに対して、
「異議ございません」と満場一致の拍手で常議員会(役員会)、次期会頭に久保副会頭を役員会決定。


 10月26日開催の臨時総会で正式決定の運びで、今後の焦点は
副会頭人事・専務理事人事に。極めて重要視される副会頭陣容。

 松本榮一会頭は名誉会頭に就任へ。専務理事は現在の酒井康次氏欠かせず、留任確実ー。

 
次期会頭に内定の久保氏、
「尊敬してやまない松本会頭から推薦され、身に余る光栄。緊張している。松本会頭に勝るものは一つもありませんが、歴史と伝統ある、121年目を迎える函館商工会議所の会頭としてしっかり未来に向けて、改めて皆さんと一緒に、地域のため、北海道のため、日本のため、命がけで真剣にやって行きます。私の座右の銘は『謙虚にして驕らず、さらに努力を』です。よろしくお願いします」
 とあいさつ。
  松本会頭は、「初めての戦後派の会頭であり、これは大きな期待。今までとは違う発想でやってもらえると思う。支えて頂きたい。やり残したこともあるが、この6年間本当に忙しかった。新幹線開業で区切りも付いた。お世話になりました」と語った。

 常議員会後の記者会見で松本会頭、久保氏について、「行動力がある。JC(函ン青年会議所)の理事長(1995年)をやり、人脈もある。そしてフットワークがすばらし」と持ち上げた。
 久保次期会頭、「会頭の(退任の)思いを聞いたとき、戸惑っていたが、しっかりやらなければと。教え、行動を見てきたとき、トータルに足元にも及ばないが、地道に一つ一つ、自分は総合調整型だと思っている」

▽写真/左・松本会頭、右・久保次期会頭

  



▽記者会見/右・松本会頭、左・久保次期会頭



(28.9.21)


★☆★北海道新幹線が快調だ。
 6月の新函ン北斗ー新青森間の利用実績が1日平均約7900人で、大型連休がった5月を4%上回る月間最多乗客数になったのをはじめ、観光繁忙期に入って、JR東日本が運営するシニア向け割引の人気商品「大人の休日倶楽部パス」などの利用が重なり、7月1日〜18日の1日当たりの乗客数が8300人になるなど好調に推移している。

 6月は函ンマラソン、東北六魂祭(25日、26日)などの大きなイベントが利用を押し上げた。
 第1回目の「大人の休日倶楽部パス」期間(6月23日〜7月5日)では1日平均約9400人の利用に跳ね上がった。

 このことは在来線の利用にも波及効果をもたらし、新函ン北斗から札幌方面に乗り継ぎ可能な特急「スーパー北斗」や「北斗」の乗客数が「大人の休日倶楽部パス」期間、対前年同期比約30%の増加をみた。


 ちなみに、「大人の休日倶楽部パス」は、入会することで北海道新幹線や在来線に乗って、JR北海道・JR東日本の2つのエリアの大人な旅をおトクに楽しんでもらおうという商品で、JR北海道在来線全線・5日間乗り放題16,250円、JR北海道+JR東日本全線及び7つの鉄道会社線・5日間乗り放題26,000円というもの。第2回目は11月24日〜12月6日、第3回目は17年1月19日〜1月31日に設定されている。

 特別に、新幹線開業初年度の16年度は8月29日〜9月7日間、「北海道新幹線開業記念 大人の休日パス」(7月29日より発売)が設定されている。
 発売は利用開始の1カ月前から利用開始前日まで。シニア会員組織であり、先般までに累計入会数が200万人を突破するという大変な人気を集めている。

  ◇    ◇    ◇

 開業1カ月間(3月26日〜4月25日)の利用実績は1日平均約5600人で、前年同期の在来線実績に比べ約2倍の利用者数でスタート。平均乗車率27%であった。開業前のJR北海道の予想が約26%であったから、ほぼ想定通りであった。

 それが大型連休(4月下旬〜5月上旬)の11日間では1日平均9780人となり、これも前年の約2倍。
 5月に限っての実績は1日平均7600人となって、4月に比べ3割増。大型連休の高利用に加え、その後の週末の1日平均7〜9千人利用が3割アップにつながった。

 そして6月は平均7900人ということで、尻上がりに利用実績は上昇。第1日目の「大人の休日倶楽部パス」期間には8300人になるなど観光繁忙期を迎え、道新幹線は利用度を増している。

 単純計算では現時点で乗車率が42%くらいにも上がってきている状況にあり、土日や休日など1日平均1万人余の利用をみせ、函館観光は盛り上がっており、このことは道内全体に少なからず波及効果をもたらしている。

 繁忙期最大の夏場8月は相当なものになりそうで、青函地域では9月末までJRグループによる大型観光企画「青森県・函ンディスティネーションキャンペーン」などが展開されていて、また各方面からの数々の旅行商品も売り出され、北海道観光への取り組み、首都圏及び東北での取り組みなど活発であり、道新幹線新函館北斗開業初年は極めていい具合な展開となっている。

(28.6.23)


<直視/深層>
■屁理屈をつけ、ごまかし、本音隠し、政治家自らの保身の選挙ばかりを最優先、無責任の極め、コミット(約束)を平気で簡単に反故にし、全てにおいてやるべきことをきちっとやらない日本の政治。世論調査や選挙にみられるように大多数の年寄り、女のバカ丸出し、有権者・国民もいつまで経ってもさっぱり進歩しない日本。
/消費増税さらに2年半も先送りの再延期〜事実上の凍結、財政健全化断念に等しく、アベノミクス事実上破綻。整合性云々も全くあったものでない。あらゆる分野で格差拡大、実質所得は伸びず、まともな所得再配分も行われず、その場限りのちぐはぐ、信頼性のないデタラメな社会保障政策でますます将来不安拡大、等々上げればキリがなく、個人消費など伸びるはずもない。ましてや急速な高齢化、人口減少、大都会一極集中、地方衰退・過疎化、急増するネット消費などで小売消費自体が構造的に激変してきている。
 大規模金利緩和、マイナス金利、等々のジャブジャブ金利政策による株価操作、為替操作は株を上げるための一時のカンフル剤で、瞬時の大型売買、利ざや稼ぎによって海外投資家、ファンドなどを喜ばすだけの単細胞政策。

/きちっとした政策、財政収支バランスの徹底、働く形の確立、等々で世界でただ一国、財政黒字にあるドイツを見習うべきだ。今回のサミットでもドイツ・メルケル首相の発言を一番注目していたが、極めてまともであり、安倍首相などとは雲泥の差。日本人として恥ずかしい限りだ。

安倍にとって消費増税、財政健全化などどうでもいい。経済は国民への餌で政権維持、延命の手段に過ぎず、憲法改正をやりたいだけのこと。「安倍の念願は憲法改正」ということを以前から安倍昭恵夫人は言っており、先日は菅官房長官も党内で「安倍さんに憲法改正をやらせたい」と語った。
  消費増税回避のあめ玉をまたまた出し、アホノミクスであることを未だに分からないアホな大多数の国民にアベノミクスの信を問う、全力を上げて改正過半数を取る、などというのは本音・憲法改正であることの何ものでもない。

  日本の新聞はこれを見抜けなく、さっぱり分かっていないアホたれに成り下がり、報道もしない。特に、記者会見等聞いているに、官邸、首相番政治記者などはバカたれもいいところだ。
  衆院はトラ猫の3分の2がある。ここで衆参同日などやって衆院の議席を減らすことなどは愚の骨頂。参院で3分の2を獲得すれば憲法改正に踏み出すことができる。これが安倍の本音だ。

(本誌主幹・河野 玄)

(28.6.2)


絶好の飛行日和となってブルーインパルスの祝賀飛行も!
(函館上空、15時〜15時20分)

☆★☆函館・道南と北東北、仙台圏、北関東との
新しい交流・共創、新時代のスタート!

まさに立錐の余地なく、盛大に新幹線開業を祝う
〜北海道新幹線新青森・新函ン北斗間竣功開業式・祝賀会、
及び道南いさりび鉄道開業祝賀会

〜 3.26正午過ぎ、函ン国際ホテル〜

北海道、青森県、鉄道・運輸機構、JR北海道の4者主催




△乾杯  ▽鏡開き



◆好天に恵まれるも、開業の盛り上がり今一、ぱっとせず
新函ン北斗駅、式典・出発式〜狭いプラットホームでの出発式、全然冴えなく、低調に終わる。
新駅自体、商業施設はもとより、休憩・くつろげる場所もないに等しい。前途を暗示か。

☆★☆北海道新幹線(新函ン北斗開業〜新青森)開業<3月26日>
新函ン北斗駅 東京行き
(東京着11時04分)一番列車はやぶさ10号6時35出発。
11番ホームで出発式。

木古内駅では13分後の6時48分発一番列車出発式。




△開業・一番列車出発、新函館北斗駅を離れ、東京に向かったはやぶさ10号

 

△一時、開業とあって混み合う出発前の11番ホームそして定刻・ジャスト出発



△しゅっぱーつ!(代表撮影写真)



△くす玉割れだが、熱気は今一つで、盛り上がりに欠いた。とにかくプラットホームが狭い、このことは
開業の今は発着の最終駅だが、札幌延伸時には多分に単なる停車駅、通過駅になる可能性を示唆している。

 

△11番ホーム向かいにスーパー北斗入線(左)、札幌方面とは便利だが、はこだてライナーは違う。
一編ん出る。在来線・函館駅行きの表示、ローカルとも記され、ああーついに函館駅はこうなったか…

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/12時35分(11時受付)〜14時30分、函ン国際ホテルで、
北海道新幹線新青森〜新函館北斗間竣工開業式・祝賀会、及び道南いさりび鉄道開業祝賀会
/15時〜15時20分、ブルーインパレス祝賀飛行(函館駅上空 )

(28.3.26)


菅官房長官が音頭、国交省が積極推進、高橋知事がそれに一気に乗る
「新千歳・函ン・釧路・稚内の4空港一括民営化方針」断固反対する!


〜新千歳の傘下に入って函ン空港が新千歳の支店みたいになるなど、函ン地域にとっては死活問題で自殺行為だ。札幌・道央圏一極集中をなお一層加速させ、函ンを弱体化し、このことは道新幹線札幌延伸後確実視される「新幹線の函ン素通りの二の舞」になると直言したい。函館空港が新千歳の出先に成り下がり、誘客、集客の波及効果などという「おこぼれ」を頂戴し、生き残りを図る。そんなバカな話があるか


ミソもクソも一緒したような新千歳空港を核とした道内地方空港一体化民営委託
未だに「函ンのことがさっぱり分かっていない」


 このところにきて国が管理する北海道の4空港、すなわち新千歳・函ン・釧路・稚内の一括民間委託へという報道が相次いでいる。安倍内閣の大番頭、今や屈指の実力者にのし上がった菅義偉官房長官が音頭を取る格好で国土交通省が積極的に推進する意向を打ち出し、これを受けて、これまで態度を明らかにして来なかった高橋はるみ知事が「新千歳空港を核に道内一部空港の一括民営化」方針を固め、道経連などに民営化の協力を求めたとされる。

 道内には国管理の4空港のほか、道が管理する空港として6空港(中標津、女満別、紋別、奥尻、利尻、礼文)、市管理が旭川、帯広の2空港、そして防衛省が設置管理し、民間航空と共用運用する丘珠空港と全部で13空港ある。
 新千歳を核に、これら一部(離島3空港と丘珠)を除いて9空港の一括民営化といった話もある。

 そしてこのことは、国交省にあって3年後の2019年度の委託開始を目指すとまで伝えられている。

  ◆    ◆    ◆

 函館空港が入ってなければ、「やるならどうぞ」ということだが、なにがしら動きは急に見え、下(国や自治体が管理の滑走路や駐車場等)と上(第三セクターなど手がける空港ビルの運営)を一体的に民間委託し、運営することで、人口減少が進む中、旅客の維持に苦慮、需要低下の危機にある地方空港が圧倒的に一人勝ちしている新千歳の傘下のもと、一体経営で着陸料を下げることも可能で誘客力波及が期待でき、道内の航空ネットワークの再構築、新千歳と各空港間の路線充実につながる、云々といいこと尽くめの皮算用にある。

 本当にそうなのであろうか。ミソもクソも一緒にして捕らぬ狸の皮算用になること必至と言わざるを得ない。

 少なくとも、函館空港はそうで、新幹線開業の推移、15年後の札幌延伸等々と、10〜15年先までじっくり見据え、考えるべき大問題であって、新千歳の傘下に入って函ン空港が新千歳の支店みたいになるなど、函ン地域にとっては死活問題で自殺行為だ。札幌・道央圏一極集中をなお一層加速させ、函ンを弱体化し、このことは道新幹線札幌延伸後確実視される「新幹線の函ン素通りの二の舞」になると直言したい。函館空港が新千歳の出先に成り下がり、誘客、集客の波及効果などという「おこぼれ」を頂戴し、生き残りを図る。そんなバカな話があるかと言いたい。

 ミソもクソも一緒したような新千歳空港を核とした道内地方空港一体化民営委託などに、ほかの空港はいざ知らず、函館空港はそうであるならばなどといった調子で加わるべきでなく、断固反対する。

 新幹線開業によって函ン圏はきちっと施策すれば青函一体となり、加えて北東北と一体となって交流が強まることで「大いなる可能性」がある。新千歳の傘下に入ることなどよりも、青森空港などと連携強化すべきであって、中心市街地から極めて近距離という全国有数の立地、利便性、3千bの堂々たる優れた滑走路を有し、実績十分で地域と共に発展してきた函ン・道南の空の玄関としての函館空港は、その要、確たる中核になる得る存在だ。

 どうも、菅長官、国交省はともかくとして、高橋知事にしてはいまださっぱり「函ンのことが分かっていない」と指摘せざるを得ない。これまでの新駅(新函ン北斗)に関わる各種問題(スイッチバックの反故)、札幌延伸時のJR経営分離のこと、駅名問題(北斗市の意向、思いはそれはそれとして新函ン駅にすべきが当たり前であったが…)等々、函ンのことが分からなすぎるのではあるまいか。

 新たな交通体系、航空ネットワークなどといえば聞こえはいいが、人口減少の中で札幌圏一極集中を加速させるだけの話しだ。仙台空港が民営化第1号として今年予定されているが、新幹線が短時間で東京間を行き来する仙台と、広大な北海道とは地理的条件、時間軸等全く違う。

 函ンは新幹線開業でこれまでの陸の玄関口・現函ン駅が衰退こそすれ発展おぼつかないこと確実な中で、函ン空港は新函ン北斗と高速でつながり、これから函ンの交通の要になる。

 この点で、一つには空港を中心にした発展を図るべきで、今となっては手遅れだが、例えばIT企業の誘致でも本来は空港のそば近くにIT団地をつくのが筋であった。それを東山の山奥に造り、ぺんぺん草の有り様にある。ゲートボール場などつくりアホかいなと言いたい。
  今からでも遅くない、ゲートボール場など止め、また日吉町に道南最大規模の函ンフットボールパークができたことでもあり、根崎公園ラグビー場などと合わせてITタウンにしたらいいほどだ。
(続く/本誌主幹・河野 玄)

(28.2.16)



新幹線開業イヤーの今年の函ンは
プロ野球、サッカーJリーグ、そして女子プロゴルフと胸躍る開催!

超人気・好感度の女子プロゴルフ初開催「ニッポンハムレディスクラシック」
〜イ・ボミが来るとなれば大フィーバー、
熱狂的なゴルフファンが新幹線に乗って押し寄せる


サッカー・コンサドーレ札幌は横浜FC戦で、小野&稲本(札幌)対カズ(横浜)との対決実現へ

 先般(1月28日)Jリーグが今季リーグ日程を発表し、J2札幌(北海道コンサドーレ札幌)が7月3日(日)のJ2第21節横浜FC戦を函ン市千代台陸上競技場で開催することが決定した。

 Jリーグ札幌の函ン開催は5年ぶりで、今年は北海道新幹線の開業(新函ン北斗〜新青森3月26日)イヤー。函ン開催が復活することになったわけで、コンサドーレ札幌と横浜FCとの試合となると、小野&稲本(札幌)対三浦カズ(横浜)との対決実現となることから、函ンのサッカーファンにはたまらないものになりそうだ。

 新幹線開業イヤーの今年は、超人気・好感度のプロスポーツイベントとして先に、女子プロゴルフツアーとして新大会の「ニッポンハムレディスクラシック」(LPGA日本女子プロゴルフ協会公認)が7月8日(金)〜10日(日)の3日間、北斗市のアンビックス函ン倶楽部上磯ゴルフコースで開催されることが決定済みで、また、プロ野球も5月26日(木)(13時30分試合開始)に日本ハムーロッテ公式戦も行われる。

 プロ野球、サッカーJリーグ、そして女子プロゴルフとそろっての新幹線開業イヤー開催は胸躍るものとなろう。

 ちなみに、アンビックスでの新規ツアー開催「ニッポンハムレディスクラシック」は優勝賞金1800万円、賞金総額1億円、今年はこのニッポンハムレディス開催によって道内ではLPGAは5大会開催の過去最高になる。

 7月8〜10日のニッポンハムレディスは道内5大会の先陣を切る開催で、これを皮切りに「meijiカップ」(8月5〜7日、北広島の札幌国際CC)、「ニトリレディース」(8月25〜28日、小樽CC)、「ゴルフ5レディース」(9月2〜4日、美唄のゴルフ5CC)、「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」(9月8〜11日、登別CC)が相次いで行われる。

 アンビックスでのニッポンハムレディスでは出場人数108名が予定されており、この中で最注目はなんといってもイ・ボミの出場。観客入り込み数はイ・ボミ次第ともいわれ、函ン・北斗にイ・ボミが来るとなれば女子プロゴルフフィーバーとなって、おそらく東北、関東方面から熱狂的なゴルフファンが新幹線に乗って押し寄せることになろう。

 ただ、このアンビックスでの第1回ニッポンハムレディスは全米女子オープンとの競合で開催されるために、多くのトッププレイヤーが出場しない可能性があり、これが懸念されるている。

(28.2.9)

<TOPIC>☆★☆(仮称)新函ン北斗駅前ホテル(全107室)待望の着工!
事業主体の北斗開発(株)・境勝則代表取締役社長(函ン商工会議所副会頭、写真下/あいさつ)、
高谷寿峯北斗市長、北斗市議、工事関係者らが出席し、地鎮祭(1.27午前11時、新函ン北斗駅前建設地)


/境社長あいさつ「やっと地鎮祭を行うことができた。感謝申し上げます。
約1年間の建設工事だが、愛される素晴らしい建物(ホテル)を作ってほしい」

 高谷市長「当初予定していた大手のホテル建設がダメになり、企業進出ははかばかしくない面があるが、
これは(新駅の)先行きがどうなるか見通しが立たないことによる。この中で境社長の尽力で、
北斗開発が進出していただき、その英断に感謝したい。1日も早くオープンするように心から願っています」



 

 



◇事業主/北斗開発(株)
◇設計監理/(株)建築設計工房ロゴス
◇施工/澤田・今井建設共同企業体
◇総合企画・ホテル運営/ABあアコモグループ

◇建設地/新函ン北斗駅前第1街区
◇敷地面積/2968.91平方b
◇規模/鉄筋コンクリート造 地上6階建て
◇延べ床面積/6271.41平方b
◇総事業費/約23億円

1階 商業施設(北斗市区分所有予定)
2階 フロント、大浴場、レストラン
3階〜6階ホテル客室 全107室

◇来年春開業予定


 

 

 



(28.1.27)



<<<特別シリーズ/新幹線開業を前に「函ンの現状を探る」NO1>>>

随所に最近の数字・データが物語る。
函ンは改善していなく、サッパリよくなっていない!

観光客は来るが、地域経済の地盤低下、
企業活動・ビジネスの停滞・衰退が明確

〜新幹線開業による反転攻勢の期待大きいが、「観光都市」
そして高齢化著しく、活力に乏しい「老人都市」へ〜


 待ちに待った新幹線時代を迎えるが、データをみると、函ンが改善していなく、サッパリよくなっていない。止まらない人口減、急激なスピードで進む高齢化、働く人、生産年齢人口の減少などによって地域全体が活力を失い、事業所数は減る、従業者数は減るという具合に企業活動が停滞、衰退を強め、むしろ地盤沈下が一段と進み、悪くなっていることが明らかになっている。最近の数字、データがこれを物語っている。
 函ンの政治、市政がこれまでのやり方、考え方でいいのかどうかとの疑問の声も結構多く聞かれる。

 東北各地との時間的距離が短縮し、北海道新幹線新函館北斗開業は「やりようによっては大いなる可能性がある」新時代の幕開けではあるが、函館地区にとっては「まさしく開業が伸るか反るかの正念場のスタート」と言っていい。観光客は来るが、新幹線開業によるスプロール化現象で更なる衰退を加速させる可能性もあることを直視しなければならない。

 何回かに分けてリポートする。(本誌主幹・河野 玄)

  ◆    ◆    ◆

 毎度のことだが、函ン市の人口がまた減少した。昨年(2015年)12月末の人口(住民基本台帳)は、前年同月末、つまりこの1年間で2、862人減り、27万人を割り込み、268、617人。14年12月末では前年比3、006人減、13年12月末では2、966人減であったから、減少数はちょっぴり改善したが、歯止めがかかったとは言い難い。
 65歳以上の老齢人口は86、115人(32.1%)、生産年齢人口(15歳〜64歳)は154、933人(57.7%)、年少人口(14歳まで)は27、569人。女が男よりも2万4千人も多い。

 5年前は人口281、767人であったからこの5年間で1万3千人以上減少し、一方で老齢人口は9、849人と1万人近く増え、年少人口は3、367人の減少という状況で少子高齢化が著しい。物凄い勢いで高齢化が進行中だ。

 この勢いで行くと、東京オリンピックのある2020年には人口は25万人台となり、15年後(2031年)の北海道新幹線札幌延伸時には人口20万人台になりかねない。この時、高齢者は6割をはるかにオーバーし、生産年齢人口、働ける人は現在の半分以下、すなわち7〜8万人程度という末恐ろしい地域社会に向かっている。活力云々は全く及びもつかない。

 止まらない人口減少、猛烈な高齢化は地域の活力を失い、このことは総務省がこのほどまとめた事業所統計調査、平成26年「経済センサス」(平成26年7月1日時点、同26年11月末調査結果確報)でも5年前の調査(第1回・平成21年経済センサス)と比較し、函ン地域経済の地盤沈下、企業活動の停滞、というより衰退が極めて明確に表れている。

  ◇    ◇    ◇

 これによると、函館市内の事業所数はこの5年間で約1割近いと言っていい9.1%減少し、1万4、851から1万3、494となって1、357も事業所が減り、分類している17の業種で医療・福祉を除くほぼ全業種で減少している。企業活動の停滞が顕著なわけで、消費都市の函ンでウエイトの大きい卸売業・小売業が平成21年の4、091件から5年後の26年では12.2%減の3、590件、宿泊業・飲食サービスで2、527件だったのが13.1%減の2、195件、生活関連サービス業・娯楽業が6.6%減の1、365件。

 事業所数が4番目に多い建設業は1、405件であったのが1、224件で12.9%の減少を見ており、増えたのは医療・福祉で5年前の841件が17.0%増加し984件となっている。

 ほか、業種柄事業者数の少ない鉱業・採石・砂利採集(横這いの3件)と電気・ガス・熱供給・水道業(10件が11件)を除いて軒並み事業者数の減少を見ており、地域経済基盤の停滞・衰退が著しいことをデータが明確に示している。

 函館市内ではかつて昭和56年には事業所数1万8、527件、後述する従業者数はピーク時の平成8年には14万7、711人であったが、今回の調査では11万4、147人までに減っている。
 寂しいことに、函ンにおけるビジネスは今やかつての面影はない。観光客だけがくるようなまちになっているといっても言い過ぎではない。

 事業所数の減少は当然のこと従業者数の減少に直結している。経済センサスによると、平成21年の12万0、141人から5年後の昨年7月時点では6千人・5%減の11万4、147人。

 働く場がなくなってきていることを物語り、函ンで最も多い卸売業・小売業で5年前に2万7、762人であったのが10.7%減の2万4、804人になっているほか、宿泊業・飲食サービス業も11.1%減って1万3、082人。インバウンドによる観光拡大の一方で、実は従業者数は減少、まち全体で働く人がどんどん減り、人手不足が起こるなど中身が問われる側面を示している。
 そして、製造業も1万0、218人から9、798人へと4.1%減、建設業も9、843人いたのが11.3%減少し8、728人。加えて情報通信業が1、860人からこの5年間で31.7%もダウンし、わずか1、270人に止まっている。起業、IT産業は全くと言っていいほど発展していない。
 運輸・郵便業も19.6%の落ち込みで8、451人が6、794人にまで減少している。

 このように、いかにも活力に乏しい地域経済化が進んでいる。危機的という段階というより、さらなる衰退が加速している。

 これらの反面、大きく増加しているのは医療・福祉の従業者で1万4、816人であったのが4千2百人増えて1万9、006人で28.3%増。このことは函館市の猛烈なスピードで進行している高齢化を如実に物語っている。

 言うなら、函ンは「観光都市」そして高齢化著しい「老人都市」へ突き進んでいる。

 新幹線開業でなんとか企業活動、ビジネスの活発化など「反転攻勢」が期待されるが、地域の政治、市政の方向性、施策の軸が間違っていないのか、ずれていないのか、今一度立ち止まって熟考する必要があるのではないか。

 以下、いかに対処、対応すべきかを含め、現状を探る。(続く)

(28.1. 20)



★北海道新幹線3.26開業で東北最大の都市、100万都市・仙台と函ン間は2時間半(現在4時間〜4時間半近く)
道内や東北の食・観光の魅力をPRする「函ン・みなみ北海道グルメパークin仙台」開く。
11.21・22・23、仙台市勾当台公園。
 
仙台開催は3回目で、今回は胆振・日高、いわゆる日胆(にったん)の首長8人(苫小牧市の岩倉博文市長ら)も出席してオープニングセレモニー(3.21午前9時45分)。40団体参加、3日間大いに盛り上がる。



 セレモニーで工藤寿樹函館市長が実行委員会委員長としてあいさつ(写真上、中宮安一七飯町長らも出席)「現在、函ンの女性はじめ若い人たちはJRで3時間半近く〜4時間もかけて札幌に行く。新幹線が開業すれば仙台間は2時間半。函ンの人たちは仙台に買い物に来るようになり、北海道に来る外国人も東北に来るようになる。双方の交流が活発になり、皆さんの期待にそう北海道新幹線になります」

 

 



(27.11.21 本誌撮影)


☆★☆函館山ロープウェイ 大規模増改修成って
グランドオープン
(11.13午前9時過ぎ)
竹村隆同社社長、松本榮一函館商工会議所会頭、渡邉兼一函ン国際観光コンベンション協会会長、齊藤修北海道財務局長らがテープカット。



 

 

(27.11. 13)

★☆★函館山ロープウェイ 来春3月26日に迫った北海道新幹線開業を見据えた
山麓駅の大規模増改修と山頂展望台施設拡充の両工事完成し、
13日(金)のグランドオープンを前に竣工祭

〜11月10日午前10時、新山麓駅3階で、役員・社員・工事関係者出席〜

 
竹村隆社長(写真下) 神事の後、「館内(山麓駅)600名収容の新しい施設にした。安全、安心、そして快適性を持った設備なり、このうえはおもてなしの心を持って、お客さんを増やし、今後とも精進して行きたい」などとあいさつ 。



▽3階待合室ホールで行われた竣工祭。

 



▽工事を施工した大林組(左)と地元の高木組(右)に竹村社長から感謝状

 

▽大幅にフロアスペーの拡大が成り、施設が充実、快適な
山麓駅に生まれ変わった函館山ロープウェイ。
函館観光のシンボルにふさわしい装い!
新幹線時代を迎えるにあたり万全の体制−。




▽広々とした山麓駅の1階フロア。FMいるかのスタジオも見ることができる。



▽エレベーターで3階に上がり、チケットゲートへ。函館市街西部地区を上から見ながら通路を経て、ゴンドラに乗り込むー。



 



▽山頂展望台では竹村代表取締役社長と櫻井健治代表取締役専務など
同社関係者らが神棚前で安全祈願




▽山頂展望台エレベーターが増設され、授乳室も新設された。

  

▽山頂展望台では売店もリニューアル。



( 27.11.10)


※ 下に関連記事




◆小泉、細川両元首相来函。工藤市長と懇談し、大間原発訴訟に賛同、激励。
小泉
首相「保守の政治家・首長なのに大したものだ。
工藤市長を応援しなければならない」「大間原発、反対運動するのは当然だ」
 工藤市長要請「大間原発建設凍結に力を貸して欲しい」





 1時間20分にわたって講演「小泉元首相、ストップ大間原発、大いに語る」。工藤市長との懇談の模様を明らかにし、「工藤市長とともに、議会の皆さん(市議)も2人が退席しただけで、皆さんが提訴に賛成したことは重要。それも退席したの電力会社の支援を得ている方だけ。原発事故が起きたら避難道路が国道5号線だけ1本で、それも一車線。30万人近くが住み、観光客が年間500万人にも来る都市であり、反対運動するのは当然だ。事故が起きたら観光客は誰も来なくなる」

「原発ゼロはすぐにできる。なぜなら、福島の事故が起きてこの4年半、実質原発ゼロを証明してきた。動いたの2基だけだ」「原発はコストもかかり、採算取れなく、一度事故を起こしたら全くダメなしろもの。
自然エネルギーの方がはるかにいい
「読めば読むほど、勉強すればするほど、調べれば調べるほど、原発はクリーンでも、安全でもないことが分かってきた」「核燃料のゴミ処理場すらどこにも作れない。福島では毎日6千人以上の作業員が働きの一度使った作業衣が捨てなければならず、その処理を事故処理場内に山積みし、放射能汚染水タンクも山ほどできてきている」
「日本はピンチをチャンスに変えてきた。日本人なら原発ゼロはできる。やればできる事業だ。政治が決断すればできるし、自然エネルギーは夢がある事業。大間原発を阻止する。大間建設阻止は日本の原発運動に大きな影響を与える」などと熱っぽく語り、会場割れんばかりの拍手。


 会場満杯の函館市民ら800人以上が集まって聞き入り、 大変な関心!





 

(27.10. 29-30)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆ 今日・29日 脱原発を訴える小泉純一郎、細川両元首相来函。両元首相、正午過ぎ市を訪れ、大間原発建設差し止めを求め、提訴、裁判中の函館市工藤市長と意見交換。
 午後2時から函ン国際ホテルで、小泉氏 原発問題、エネルギー政策などについて講演。市民でつくる実行委員会主催、予約不要、参加料800円ながら参加フリー。
 細川氏が代表理事を務める一般社団法人「自然エネルギー推進会議」の活動の一環としての来函。極めて意義ある両元首相の函ン市入り、小泉氏の講演で、これまでの評論家、大学教授ら云々のどうでもいいような各種様々な講演の比に非ず。
(27.10. 28−29)


函館山ロープウェイ、昨年11月の新ゴンドラ導入に続いて
山麓駅の大規模増改修・山頂施設の改修が竣工の運びとなり、
11月13日グランドオープン!

〜来年3月26日の北海道新幹線新函館北斗開業に向けて万全の受入体制に〜

 函館山ロープウェイ(株)(函館市元町、代表取締役社長・竹村隆氏、同専務・櫻井健治氏)が、来年3月26日の北海道新幹線開業を見据え、進めてきた山麓駅の大規模増改修と山頂展望施設の改修工事が今月下旬にも竣工の運びとなり、11月13日にグランドオープンする。

 函館観光のシンボルとして新幹線・新函ン北斗開業に伴う利用客の増大に対応し、昨年8月から大々的に改修工事を行っていたもので、総工費約16億5千万円の大型設備投資。この大改修に先駆けては昨年11月には17年ぶりに2基のゴンドラを更新、同7日から新ゴンドラ(125人乗り)の運行を開始し、好評を博している。
  ゴンドラの更新、大型化、そして今回の山麓、山頂施設の改修、グランドオープンによって北海道新幹線時代を万全の体制で臨む段となった。



 グランドオープンに併せて、消費増税の転嫁以外では初の搭乗料金の改定を行い、大人往復がこれまでの1200円から1280円、子ども往復が600円から640円(共に6・7%増)となるほか、夏期・冬期の団体料金を廃止し、通年で同じ料金とする。平均10.7%の値上げで、ゴンドラのレールに当たる支索などの設備交換費の確保としている。

 改修工事の仕上げと法定1年定期整備検査のために、今月13日〜11月12日の31日間はロープウェイの運転を休止するが、山頂展望台のレストランや売店は平常通り営業する。

 山麓駅は1424平方bを増築して全体で1767平方bに大幅拡大。待合室やプラットホームの拡充、トイレの増設などが成り、また同社運営の「FMいるか」のオープンスタジオが待合室そばに設けられ、待ち時間の間放送の様子が見られるようにした。
 展望施設の改修では要望の強かったトイレやエレベーターの増設が行われ、レストランや売店床がリニューアルとなった。

 函館山ロープウエイの利用客数は、函館観光の盛り上がりから好調で 、2013年度が約152万4千人、14年度が約 162万人。そして今年度に入っても外国人客増などによってすこぶる好調に推移し、15年1月から前年同月比2桁の増加を見せ、それも10%台後半とか、20%以上の伸びにある。
 ロープウェイのスタートは1986年(昭和61年)で、平成26年度末まで搭乗者は4870万人を数えている。

( 27.10.8-9)


☆★☆函ン商工会議所(松本榮一会頭)北海道で最初の商業所として
明治28年(1895年)9月29日設立されて120周年!

今日・28日(月)、函ン商工会議所創立120周年記念式典並びに祝賀会。



△28日午後3時から行われた記念式典

350人以上が出席し、盛大に行われた



記念式典で式辞を述べる松本会頭

まさしくこの上なく歴史に残る
盛大な創立120周年
記念式典・祝賀会

花びしホテルで、午後3時から記念式典、同4時から記念講演、同6時から祝賀会開催




△盛大に催された祝賀会。360人余が出席



△祝賀会で満面笑顔一杯。
明治以来の函ンの老舗中の老舗企業などにふれ、
ユーモラスにあいさつした松本会頭




△かつてないほどの大祝賀会で、式典を含めて
それこそ記念すべき120周年の催しとなった。


( 27.9.28-29)



◆駅前・大門アーケードの撤去作業終了。
非常にスッキリ、明るくなった感じにも。
さっそく店舗ウインドー上部辺りネオンをつけた店もあり、
アーケードが結合されていた部分様々に化粧する向きも。次は電柱類の地中化で、当面早期完成が課題。
国道278号線であることから、国の予算の付け具合とか。



( 27.9.7/上写真は9.6午後3時頃)

☆★☆函館駅前通、アーケード撤去作業順調に進み、もうすぐ撤去全て終了。スッキリして非常にいい。
ごく一部にまだ異論、思いはあろうが、老朽化著しく、むさくるしいアーケードなくなり、
撤去は大正解で、駅前通整備事業進展へ大きな第一歩。どんな中心街づくりをするか、今一度ポリシー、方向性が極めて重要であり、駅前通の存亡がかかる。失敗許されず!
 この後は電柱類の地中化工事だが、工期3〜4年間などとのんきなことではなく、国への予算付け(駅前通は国道278号線)大いに働きかけ、新幹線時代にあって駅前通整備事業の早期完成不可欠。 ( 27.9.3午後1時半過ぎ撮影)







( 27.9.3)

◎8月1日には、正式オープンの函ンアリーナとともに、
道南最大の多目的グラウンド「函ンフットボールパーク」もオープン・供用開始!
〜函館市日吉4丁目、かつての函館北高校跡地〜


下記/函ンフットボールパーク配置図(函ン市教委HPより・クリック)

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★☆★全国に発信!函ンの新たなランドマーク!
総事業費約79億円を投じた5千人収容規模の文化・スポーツ・コンベンション施設、
函館アリーナ完成し、竣工記念式典開く。
2015年7月21日午前10時、かつての函館市民体育館跡。

工藤寿樹函館市長あいさつ
「災害に強い、夏も冬も快適に多様に使える、LANシステムなど、優れた環境を揃えており、
旧市民体育館の2倍以上の広さのこの施設を活用し、全国規模の各種スポーツ、コンベンションを誘致して交流人口の拡大を図りたい。
函ンの新たなランドマークとして市民に末永く愛され、ご愛好頂けるものと期待している」
正式には8月1日オープン。これに先立って
7月25日(土)・26日(日)、こけら落とし公演「GLAYライブ」開催。
初日・25日開場16時、17時スタート。2日目・15時開場、16時スタート
2日間で約8千人動員予定。

〜すばらしい出来映え/主体その他工事 佐藤工業(株)札幌支店・
小泉建設(株)共同企業体〜その全貌ピックアップ〜


▽待望の完成をみた函館アリーナ。本町・五稜郭から市電通りを湯の川温泉方面に入ってくる左手。
大型スーパー「コープさっぽろ湯の川店」の向かい。アリーナ裏手には駐車場を挟んで函館市民会館がある。



▽アリーナ裏手・駐車場側で行われた竣工記念式であいさつする工藤寿樹市長(左)とテープカット(右)

  

 

▽メインアリーナ。木をふんだんに利用した優しい空間。壁面には道南杉が使われている。
大規模スポーツ、各種イベントに対応できるコンベンション施設でもあり、
コンサートに対応できる優れた音響空間ともなっている。





▽サブアリーナ



▽武道館



▽1階のロビー・フロント。裏手の駐車場側から入り、市電通りの正面を望む。
フロントの向こう側がサブアリーナ。



▽1階のロビー・フロント。市電通りの正面エントランスから入り、裏手・駐車場側を望む。
フロントの向こう側はメインアリーナへ。



▽メインアリーナ客席2階に上がる階段。足場は木造りで、なかなかいい感じ。



▽2室あるサブアリーナ1階の多目的会議室。最大4室に分割可能で、各種会議や研修会に対応。
武道館を挟んで、この1階にはスタジオも2室ある。これも最大4室分割可能。



▽メインアリーナ2階にある走路幅の広い250bのランニング走路。ランニング走路はもう1本、
サブアリーナ3階に130bのものがあり、この2本は大いに人気を集めそう。



▽裏手の駐車場からみるアリーナ外観。



▽函館アリーナ、湯の川電停方面からみた外観。



( 27.7.21)




<新函ン北斗駅前>中核施設としての約100室ホテルや物販・飲食の建設決定
〜地元経済界が新会社、6階建・複合商業施設/青函の金融機関が建設資金融資〜
年内着工、新幹線開業1年後の2017年2月オープン

<<<事業主体の新会社社長に函ン商工会議所・境勝則副会頭(トーショウコーポレーション社長)就任>>>
/訪日の外国人観光客など見込む。事業計画 稼働率5割程度でも採算OK!

 来年3月に開業する北海道新幹線の新函ン北斗駅前に、中核施設としてのホテルや物販・飲食が入る複合施設の建設が決定し、北斗市が8日、発表した。

 新北斗駅前すぐそばの「第1街区」市有地約3千平方bに、函ン、北斗両市の地元経済界などで設立した新会社「北斗開発」が、地上6階建、延べ床面積約6300平方b、1階に物販や飲食店、2階〜6階に約100室のホテル、レストランが入る複合施設を建設するもので、総事業費約20億円で年内に着工し、新幹線開業から1年後の2017年2月オープンする予定だ。

 事業主体の北斗開発には両市の経済人らが共同出資し、資本金3千万円(8日設立)。社長には境勝則函ン商工会議所副会頭が就任した。北斗開発は地元企業や個人、経済団体から幅広く出資を受け、資本金を3億円に増やす方針。新駅の新函ン北斗駅前は函ンの中心部から約20キロ離れているが、訪日観光客を見込み、商売として成り立つと判断した。
  建設地の第1街区は北斗市から賃貸し、市が企業誘致のために打ち出している最大3億円の助成制度も活用する等々で、事業計画は稼働率5割程度でも採算OKとしている(境勝則社長)。

 ホテルは宮城県気仙沼市の「アコモイン気仙沼」などを手がける「ABアコモ」(東京、阿部祐二社長)が運営するとし、同社は大手の大和ハウスグループに属している。

 ホテル部分にはフィットネス施設も設け、1室の定員はアジアなどからの外人客の利用を念頭に部屋のスペースを広めに取り、最大4人程度、1泊8千円程に設定する方針。交流スペースも設ける物販・飲食の1階部分については市が買い取ることも検討している。

 建設資金の調達に当たって、北洋銀行、北海道銀行、みちのく銀行など青函の金融機関が約9億円の融資を決めたことが具体化を一気に推進した。

 約100億円を投じて造成した新函ン北斗駅前(全体で約5.3f)の商業用地への企業進出は、先に決定しているレンタカー会社7社とタクシー会社1社、それと今回決定のホテルをメインとした複合商業施設で、進出未定地はまだ半分以上にあるが、今回中核施設が決まったことで、北斗市は企業誘致に弾みがつくものと期待している。

(27.7.9)  




<<<函ンにおける雇用の実態・中身/函ン賃金>>>

サービス業、第3次産業のウエイトが高すぎて、
過当競争にもあって、これらが「函ン賃金」の世界!
企業、店舗サイドの経営環境は厳しく、人手不足の難題も。

〜浮かれて、喜んでいるばかりでいられない新幹線時代。負の側面をしっかり認識しなければ…〜

上っ面のことに終始していては人口減は歯止めなく続く

 低賃金労働の代名詞のようになっている「函ン賃金」についてふれる。

 毎年10月頃に改訂となり、発効される都道府県による地域別最低賃金。北海道の直近は昨年10月8日に発効した748円(時給)になっている。前の年・平成25年は734円。その前の平成24年は719円、平成23年は705年であったから、毎年上がってきている。

 ちなみに東京は現在888円で、北海道よりも140円高い。25年は869円、24年は850円、23年は837円であった。
 東京など大都会では人手不足からバイトの時給アップもみられ、アルバイトのファースト店員らが時給1500円を求め、デモをしたなどの報道もあったが、極めて希なことで、一方でスキルの低い仕事に対しては高い賃金を払う余裕など経営者サイドにないし、できない。函ンをはじめ地方都市では人手不足にあるが上がっていない。

 ついでに言うならば、スキルの低い仕事、職場には今後近い将来はロボットが入ってくると予想されている。

 現在日本の労働市場は求人難にあり、このため政府のアベノミクス推進政策の柱としてのデフレ脱却のかけ声もあって賃金が上昇している面もあるが、決して急上昇してはいない。賃上げはごく一部の大手企業だけと言っても言い過ぎではない。賃金は物価ほど全然上がっていないのが実態だ。

 ここに、GDPに中で約6割を占める個人消費が伸び悩みし、冴えない原因があり、駆け込みはあったが、8%にした消費税増税が冷水をかけ、10%実施を1年半も延期する羽目にもなった。実質賃金が上がっておらず、ましてや増税で消費者マインドが節約に走った。当然のことで、これをエコノミストなどといわれる大学などの経済学部関係の教授や経済専門家、評論家等々の、テレビなどに出るバカ経済アナリストは全然分かっていなく、予想が大外れした。まず予想が当たった例しがない。

 今年の春闘で大企業は大幅厘上げ云々などとなり、日本の賃金動向は保護された「終身雇用」がある一方で、労働者の約4割が低い時給で働いている。正規社員への切り替えがあるなどといわれているが、ほんのわずかの大企業で、実態はなお非正規への割合増加が進んでいる。

 この6月19日、企業が派遣労働者を期間制限なく受け入れられるようにする労働者派遣法改正案が与党賛成多数で衆院を通過したが、臨時的、一時的が原則であるはずの派遣労働者を固定化させるもので、派遣労働者が正社員になる可能性を一層低くするもの。非正規労働者のさらなる増大につながることは必然だし、大企業など従業員数調整、雇用調整がよりやりやすくなる。

 今日ではかつてないほど多く女性が労働市場に参入し、15歳〜65歳までの女性の約65%が働いているが、その大半が低賃金かパートだ。離婚している女性も多く、生活状況は厳しい。
 その結果、格差拡大が一段と進み、正規、非正規の労働市場の2極化、賃金の2極化が加速し、深刻な社会問題に発展する懸念が極めて強い。

  ◆    ◆    ◆

 そして、こういった労働市場の中身、実態が函ン地方では特に顕著であって、このことが総体として「函ン賃金」につながり、地域経済の衰退、地盤低下、脆弱性の要因ともなっている。構造的な問題に起因しており、若い人たちの東京や札幌など管外への流出、人口減少につながっている。函ン賃金では「生活できない」「ましてや結婚などできるわけがない」。言わば人口減は当たり前ということになろう。
 「観光・観光」などとして交流人口を増やすとか、流動人口を増やすとか、それだけでは解決しないし、上っ面のことに終始してしまう。

 函ンでは人口減少(直近でも道内最多の年間約3千人減)と共に、高齢化率が他都市に先駆けて30%を突破していることから、働き手が減少し、前記したように求職者が大幅に減少している一方で、求人が増えていることから、有効求人倍率が上向いているが、求人が多い業種は小売業、飲食業、医療・福祉の介護、生活サービス業となっており、これらの業種では女性が多く、時給、パートの低賃金の世界だ。人手不足だが、賃金は上がっていない。

 有効求人倍率改善といっても、この時給、パート、いわゆる非正規が多くなっているわけで、「函ン賃金」の世界が増大しているに過ぎない。

 時給のパートだけに限らず、この小売業、飲食サービス業、そして介護では常用雇用、すなわち正規労働者ということでも、賃金の低さは際立っていて、データが明確にこれを示している。「函ン賃金」なるものを示している。

 ほとんどが新規求人賃金は月給15万円以下で、給仕、接客サービス14万7千円余、介護(ホームヘルパー、ケアワーカー)14万5千円余とかで、手取りはさらに低くなる。
 函ンでは一般事務員など事務的職業もパートを除く常用で月給15万円に及ばない。

 地域の現状はワーキングプアがことのほか多い。

 運輸・清掃・包装の職業に至っては新規求人賃金が14万円にも満たない厳しいものとなっており、求職者の要望と大きな隔たりがる状況となっている。

 これらの企業、店舗などでは経営サイドも厳しく、賃金を上げてやりたいが上げれない、上げれば経営が立ち行かないということも事実であって、この中で人手不足という困難な状況にもあり、この問題が今後一段と重大になろうとしている。

 北海道新幹線開業で浮かれるのも悪くはない。地域、街が活気づくのは大いに結構だ。しかし、函ン地方はサービス業、第3次産業のウエイトが高すぎ、過当競争にもあって、これが低賃金の代名詞「函ン賃金」の世界で、今後一層拡大する。

 新幹線時代到来によってなるほど観光客が増え、交流人口は増加し、小売業、飲食サービス業などの全体のパイが大きくなろうが、業者の数も増え、過当競争も一層激しくなる。価格競争も起きると考えられ、人が入ってきているが、大して儲からないという側面も増大しよう。函ン特有の構造的な問題を抱え、大きな方向性としてこの問題に対する展望が見えてきていない。
 決していいことばかりではなく、負の側面も出てきて、サービス業の割合がさらに高くなり、人手不足が進行し、一方で大して儲からないとなって時給・パート雇用が更に広がり、「函ン賃金」がより多くなること必至だ。
  雇用の実態、中身は、人手不足相まって深刻と言わざるを得ないー。

(27.6.26)  

<<<函ンにおける雇用の実態・中身>>>

函ンで特に拡大する非正規の割合。
北海道全体ですでに40%を超え、函ンは42〜43%が非正規か。
この中で年収200万円以下のワーキングプア増大
所得格差が進み、所得の2極化も顕著で、今後さらに加速確実

「雇用は、厳しさが和らぎつつある中で、持ち直している」「有効求人倍率(4月)は、0.82倍(前年0.75倍)と59カ月連続で前年を上回った」(日銀函館支店発表・道南地方の経済動向)
 など発表されているが、雇用の実態・中身は極めて懸念されるものとなっており、函ンではパート、契約社員、派遣社員などの非正規労働者の割合が一段と増えている。

 それも、最低賃金程度でしか雇用しないことからの低賃金者の増加、年収200万円以下のワーキングプア(働く貧困層)の増大があり、これらが個人消費をして「よくて横ばいか」「弱めの動き」に作用している。

 日本全体で非正規は今や2千万人を突破している。総務省発表の労働力調査で昨年11月の非正規労働者数は前年同月比48万人増の2012万人と初めて2千万人を超えた。
 働く人に占める割合は38.0%。1989年当時は19.5%であったというから25年間で実に2倍近くにもなった。戦後の高度経済成長で「中産階級社会」といわれた日本だが、「中産階級」「中流」などの言葉は今や全くの死語となっている。

 この非正規の割合が特に函ン地方では高く、有効求人倍率改善(実態は前記したように求職者数が大幅に減少している)の中でなお一層比率が高まっている。
 非正規の割合は北海道全体が全国よりも高く、「正式なものは出ていないが、かつて北海道は40%近いといわれた」(函ン職安・前田所長談)としており、現在は40%オーバーの、全国に比べ数%高い状況と容易に察しが付き、函ンでは実感からしても特に高い。本誌のみるところ、42〜43%にも上っている可能性が強い。

 非正規が増え、そしてこの中でワーキングプアが増大している。全国でもワーキングプアはすでに1千万人を突破して、約1069万人となっている。

 企業経営では人件費削減が必須で、函ンでは特にそうであり、経営の現場では大方が最低賃金でしか雇用しないし、それでないと雇用できない。最低賃金によって経営が成り立つ。労働市場の規制緩和、自由化、非正規の割合増加、等々が複合的に絡み合ってワーキングプアが増大の一途にある。

  ◆    ◆    ◆

 そして、非正規、ワーキングプアの拡大は、函ンにおいてこれまた特に所得の2極化に拍車をかけることとなっている。

 函ン地方では、大手企業の出先(支店、主張所など)に勤める、例えば銀行や保険会社など金融機関等勤務のサラリーマン層、国や道、市役所や役場などの官公庁職員、地場企業では一定の地益を上げているところの社長ら役員と正社員、そして家業を引き継ぎ、比較的に商売がうまく行っている2代目・3代目などの経営者層、等々が言うならば「保護された」(過保護という見方もあるがー)正規労働者、加えて余裕のあるリタイア組などの中高所得者層がいて、「暮らしやすい函ン」を程度の差はあれ満喫している。

 その一方で、約4割にも達する非正規労働者やワーキングプア、生活保護受給者、等々の低所得者がわんさと半分近くもいるという2分された格好の地域社会になっていて、この格差がさらに拡大し、2極化が顕著になっている。大都会における大手企業の賃金アップにみられるような状況は、ほんの一握りにあるかないかで、総じて函ンでは皆無に等しい。

 所得の2極化これがために、個人消費の現場、大型消費市場では例えば次のようなことも起きている。
 代表的なのが住宅販売市場で、大手住宅メーカーが勢揃いし、地元住宅販売業者共々に日夜厳しい受注競争を展開し、購入しやすいように各種商品を投入しているが、市場が次第に飽和状態化してきていること相まって、「ローンが組めないケースが多くなっている」(大手住宅販売業者)。

 業界全体がそうで、所得の2極化、低所得者の増大によって、この傾向に今後さらに拍車がかかること必然視されている。売りたくても売れない、買いやすい設定になっているが、購入したくても買えない、関連商品購入につながる裾野の広い住宅販売であり、ただでさえ市場縮小にあるもとで、このうえ「ローン融資の対象にならない」ことによる全体的な住宅販売の落ち込みは地域経済にとって極めて危惧される。

 住宅ということでは、アパート家賃の不払い増大も近年、不動産賃貸業者の悩みで、今や常態化しており、人口減でアパート経営も成り立たなくなってきている。低賃金労働者が家賃を払えないという社会問題が起きている。

 逆に、生活保護者、介護保険受給者ならば間違いなく家賃など取れるとし、また函ンでは低所得者を食い物にしている金貸しが介護・福祉事業にこぞって進出したりしている。
 この点、金貸しと、許認可権限を持つ役所、地方政治家がぐるになっているケースも希ではない。

 自動車は総じて売れているが、ここでも中身は車輌費が安く、ガソリン代や税金など経費がかからない軽自動車が圧倒的に多い。
 そして、この自動車販売では人生の買い物の中で一番高い住宅と違ってローンが組みやすい。メーカーローンが用意され、ブラックリスト者でない限りほとんどローンが組めるし、今日ではリースローンが主流となっているなど至れり尽くせりにある。
 地方では車は生活必需品であって、低所得者でもワーキングプアでも中古を含めて軽自動車を持っている。

(函ン賃金の問題へと続く)

(27.6.22)  



※27.6.11-12付ニュース追跡・関連記事からの続きです。

小売業、飲食サービス業、ホテル業に広がる
人手不足、サービスの低下。店舗間、企業間の優劣拡大必至。

<<<函ンにおける雇用の実態・中身>>>

人口減少、高齢化、働き手の減少等々複合的に絡んで
人手不足の深刻化など最悪のパターンに突入する可能性極めて大


 サービス業の質低下は夜の街ばかりではない。小売業、飲食サービス業、ホテル業、等の各業種に広がっている。
 函ン地方における雇用状況、その実態はどうか。キーになることを上げると、人手不足、その中での時給、最低賃金(北海道は748円)による低賃金のまん延、全国以上に働く者の非正規の割合が拡大し、この中でワーキングプアが増加している。所得の2極化もさらに進んでいる。

 結果として、サービス業に関しては新幹線開業で観光客が増え、全体としては活況を呈してくるだろうが、人手不足が深刻化し、サービス自体の質低下、劣化がさらに進み、このことによって店舗間、企業間の優劣がはっきりしてこよう 。

 改めて言及するまでもなく、雇用の問題は少子高齢化などと共に、深刻な人口減少問題と密接に絡んでおり、地域の状況を如実に反映している。この状況推移、実態から浮かび上がってくるのは、1年間で3千人近くもの人口減少が続く中で、函ン賃金相まって若い人の流出は一層進み、少子高齢化で働き手自体が減少の一途となって、人手不足が常態化する、云々要因が複合的に絡んで最悪のパターンに突入する可能性が必至だ。

  ◆    ◆    ◆

 函ンの有効求人倍率は0.82倍(本年4月)。前年同月比0.07ポイント改善、59カ月連続で前年を上回った。「厳しさが和らぎつつある中で、持ち直している」(日銀函館支店発表・管内経済動向)などと上面だけが報じられるが、その中身はどうなのか。

 まずは厚労省・函ン公共職業安定所(前田義光所長)公表のデータ(雇用ニュース)、職安所長などの取材を通して実態に迫ってみよう。

 なるほど、有効求人倍率は59カ月連続で改善している。しかし、見落としてはならないのはここ数年来、新規に職を求める人が減り続けている状況がある。少子高齢化、人口減で新規の求職者が減っている一方で、少しばかりの景気上向きで人手不足から求人が以前よりも多い。
 この結果として有効求人倍率がよくなってきている。当たり前のことなのである。59カ月連続して前年比アップだが、中身をよく見ると、大したことはない。

 有効求人倍率の改善はリーマンショックの数年後から始まっているが、函ンでは新規求職者(申込件数)が平成15年度以降、23年度(3万543人)まで年間常に3万人以上、3万人余とか、3万1千人余〜3万2千人ほどあった。
 それが24年度に3万人を切り、2万6337人となって前年対比13.8%の大幅減になってからというもの、2万4789人(25年度)、2万3678人(26年度)と減り続け、今年度4月に入っても前年同月比9.6%減。
 求職者数の減少は22年度からずっと続いている。男女別では女性の求職者数の減り方が顕著で、直近の4月をみても2桁の前年比10%減(男9.2%減)。29歳以下に限ってみると、何と24.4%減だ。

 この一方で、新規求人数は2万3〜4千人台から2万5千人台できていたものが25年度、26年度と3万台となり、26年度は3万1120人。
 職を求める人が1割以上はおろか、2割以上も減少しており、人口減少、働き手の減少が際立って進行している。人口減少などと簡単に一口に言っているが、事態は極めて深刻な状況と化してきている。きちっと認識しなければならない。
 人口減少、少子高齢化。函ンでは65歳以上が31%を超えており、働き手不足は今後加速する。

  ◇    ◇    ◇

 そこで、函ンで新規求人はどのような産業で多いのか。求人が多いことは人手不足の裏返しでもある。

 列記すると(26年度)、介護の現場が一番で医療・福祉が7385人で断トツ。先般、日本創生会議が10年後の2025年に全国で43万人ほどが必要な介護をうけることができなくなると発表したが、すでに全国各地で始まっている。介護職員は全国で160万人いるが、これが15年後は233万人〜244万人必要とされ(国の試算)、給料が安く、函ンでは高齢化の加速で早人手不足が急ピッチだ。

 この介護・福祉の状況に言及するならば、社会福祉法人などでは理事ら役員が報酬をむさぼり、職員は低賃金。理事には地方政治家やOB、役人退職者などが就き、金をむさぼっているケースも珍しくない。税金もろくに払わず、役員がいい思いをしているなど許されない。政治がこれを許している。

 ともかく、「介護では、求職者の減少が激しい。仕事を探している人が減っている」(函ン職安・前田義光所長)。仕事が難しく、きついのに、賃金が低い。パートを除く常用でもホームヘルパーやケースワーカーは月給15万円に満たなく、新規求人賃金は14万5千円程で、手取りはもっともっと低い。看護助手、歯科助手の13万円余(極端な低賃金)と共にサービス職業の中で最悪状態にある。
 日本創生会議のアホたれどもは東京など大都市で介護する人が足りなくなるから介護を受けなければならない年寄りは地方へ 行け、函館市もその一つに上げているが、同会議・増田寛也座長(元総務相)らのイカレた者の見識ゼロのバカ話も甚だしい。

 求人で次に多いのはやはり小売業だ。4919人で約5千人。卸売業を入れると5784人に跳ね上がる。
 スーパーなどでは人手不足が常態化しており、時給の母さんたちや他の仕事にありつけない若い女性、男性もいるが、スーパーでは人が足りなく、時給、低賃金がこれに拍車をかけている。夕刻の買い物時間に食品スーパーに行ってみれば一目瞭然だが、レジばかりが並んでいるものの、動いているのは3〜4カ所でしかないスーパーがほとんど。客を平気で並ばせ、待たせている。

 それどころか、店内は薄暗く、年から年中冷房をガンガン効かせているスーパーがある。イオンのマックスバリューとかダイエースーパーがそうで、買い物に来て、風邪を引くことになる。このことは利用したことのある市民みんなが言っている。
 母さんたちパートの従業員が劣悪なスーパーの現場で働いている。何が最大手スーパーだと言いたい。改善せよ。

 次は宿泊業・飲食サービス業の求人が多い。ホテル・飲食サービス業で4080人。ホール係、ウェートレスが目まぐるしく変わるホテルがめっぽう多い。大体が全て時給、パートで、男でも月の稼ぎが15万円にも満たなく、若い人たちから「生活ができない」との話を時として聞く。

 スーパーで働く母さんたち、近年は百貨店・大型店もそうだが、これら母さんたちは旦那がいて、パート・共稼ぎであるならまだしも、この関係を別にしても、年収200万円以下のワーキングプアが非常に多い。ボーナスなんかないに等しく、聞くと1万円とか、2万円。ワーキングプアが増えている。函ンでは特にそうだ。

 函ンは消費都市であって、サービス業がことのほか多い。観光客が増えているなどといっても、台湾客や中国客には宿泊費をたたかれ、勢いホテルはもうからない。このため、必然的に従業員は時給・低賃金となる。

 百貨店・大型店などの小売業、そして大手3社による寡占化状態にある食品スーパー、飲食ホテル業など第3次産業としてのサービス業のウエイトが函ンでは非常に高く、景気が上向きとか持ち直しなどと言っているが、その実態はひどい。何もよくなっていないといっても過言でない。

 介護、小売サービス業、ホテル・飲食サービスとこれが求人のベスト3。求職者が減っており、人手不足がどんどん進行している。結果、サービス低下がどんどん進む。サービスのイロハもろくに教えることなく、従業員教育もすることなく、いきなり店に出しているのが実態だ。

 ほか、サービス業、例えばゴルフ場、娯楽施設などもそうで、ゴルフ場などここでは時給に加え、季節労働者。冬季間は失業保険の世界だ。シーズン中でも目まぐるしくフロントの女性が変わるゴルフ場もある。人を粗末にしているのではないか、との指摘する出ている。

 とにかく、介護の現場、サービス業全体の現場、雇用の実態は劣化、劣悪化が進行中だ。
 最初に上げたが、これらベスト3というか、ワースト3というか、この業界、業種は行きつく先として、過当競争の中でサービスの優劣が進み、これが業績の優劣と化すことが目に見えている。優劣は今後一層進むこと間違いない。

 小売・サービス業全般にわたって時給、パートの世界であり、後で地域低賃金の代名詞である「函ン賃金」について言及するが、パートということではなく、常用ということでも介護と共に、月給15万円に満たない低賃金の職場となっている。人手不足だが、新規求人賃金は15万円以下で、当然のこと手取り収入はそれ以下であることから「これでは生活できない」となって、女は「バイトホステス」に走る。若い男は函ンを脱出せざるを得なくなる。新規求職希望賃金15万円以上で、そのギャップは1万円前後となっている。

 ちなみに、函ン賃金に関係してくるが、一般事務員などの事務的職業も15万円以下の世界であり、ここでも「生活費が足りない」から夜の街「バイトホステス」「パートホステス」に走ってしまう。週1回とか2回、それが次第に昼の仕事はぶっ飛ばし、「時給ホステス」と化して行く。パターンは決まっている。
 新幹線時代を迎える中で、函ンの観光・サービス業の前途、中身が懸念される。

 ほか、求人が多いのは、アベノミクスによる公共事業の大盤振る舞い、垂れ流しで、建設業の求人が3431人。一時のピークは過ぎたが、型枠大工、とび工、大工・左官、作業員など人手不足にある。

 そして、運輸業・郵便業の求人も1396人と少なくない。運転手が足りない。ネット販売が加速度的に伸びており、全国的にトラックの運転手が足りないとのニュースは珍しくない。函ンでも進行中で、観光バスの運転手が足りない状況も出ている。

 いずれにしても、函ンの職安「ハローワーク」のデータ(雇用ニュースはこだて)には、極めて含蓄があり、示唆に富んでいる。データは函館の地域の状況、地域経済動向の重要な側面を成す雇用の実態を物語っている。
 こうして函ンでは非正規労働者の割合が加速度的に増え、函ン賃金が更に浸透し、所得の2極化著しい、等々……(これらの問題に関して続く)

(27.6.21)  

函ン三菱ふそう(株)の社長に、青森三菱ふそうが派遣した、
前三菱地所(株)都市開発部参事
であった古田靖二氏(47歳)就任
〜川島晃前社長は健康上の理由から退任し、相談役に〜

 函ン三菱ふそう自動車販売(株)は15日、株主総会及び取締役会を開き、これまで8年間にわたって代表取締役社長を務めてきた川島晃氏(70歳)が退任し、後任の代表取締役社長に青森三菱ふそう自動車販売(株)(佐々木眞社長)が派遣した、前三菱地所(株)都市開発部参事であった古田靖二氏(47歳)が就任した。

 新社長に就任した古田氏は、福岡県の出身。福岡県立八幡高を経て、平成4年慶応大経済学部卒。平成4年に三菱地所に入社、23年2カ月にわたって三菱地所に勤務した。

 川島前社長は健康上の理由から退任となったもので、相談役に就任した。

 函ン三菱ふそうは4年前から約9割の株式を青森三菱ふそうが所有し、これに伴って佐々木眞青森三菱ふそう社長が代表取締役会長(非常勤)に就き、このもとで函ン三菱ふそう生え抜きの川島氏が引き続き同社3代目社長として事業を執行、推進してきた。

 今回の社長交代人事の結果、代表取締役は佐々木会長と古田新社長の2人になった。

(27.6.16)
 



西武ホールディングス・後藤高志社長ら出席して起工式
2017年6月営業再開の「函館大沼プリンスゴルフコースコース」整備工事
並びに「北海道カントリークラブ大沼コー」「函館大沼プリンスゴルフコース」共用クラブハウス新設工事


後藤社長あいさつ「閉鎖していたが、再開への熱意は継続してきた。車で16分の至近距離に
来年3月開業の北海道新幹線・新函館北斗駅ができるで観光需要が見込まれることから、
10年ぶりに営業を再開することを決断した」
「ホテルライフ、ゴルフライフ、ネイチャーと存分に楽しんでいただければと思う。
安全、快適なサービスを提供し、誠実な接遇に努めたい」




△2つのゴルフ場(36ホール)共用の新クラブハウス(パース)



△営業再開する函館大沼プリンスゴルフコース(3番ホールイメージ)

 (株)西武ホールディングス(後藤高志社長)傘下の(株)プリンスホテルは、22日午後2時から再来年(2017年)6月に10年ぶりに営業再開するゴルフ場「函館大沼プリンスゴルフコース」コース整備の起工式を後藤西武ホールディングス社長らが出席して行った。

 同ゴルフコース(18ホール)は2007年11月シーズンクローズとともに営業を休止していたが、来年3月に北海道新幹線・新函館北斗が開業し、車で16分の至近距離にあり、青森、盛岡、仙台、福島など東北エリアや、宇都宮、大宮、東京など関東エリアからのアクセスが向上し、ゴルフを含む観光需要が見込まれることから再来年6月の営業再開を決めた。

 これに合わせ、隣接している北海道カントリークラブ大沼コース(18ホール)のクラブハウスを新築することにもなり、営業再開のプリンスコースとの共用クラブハウスとして再来年3月オープンすることも決定、起工式はこの新設工事も合わせて行われた。

 これらより先、この4月にはかねてから3億8千万円を投じて大規模改装を進めてきたゴルフ場に隣接する函館大沼プリンスホテルのリニューアルオープンを行い、西武グループ大沼エリアの新幹線時代対応がスタートしている。

 



 起工式の事の後のあいさつ、また報道関係者会見などで後藤社長(写真上)は、
「函館大沼プリンスコースは、北海道を代表するゴルフコースの北海道カントリークラブ大沼コースに隣接するコースとして営業していたが、長引くデフレ、函館・大沼への観光客の減少、ゴルフ利用客の減少から閉鎖していた。この間、西武として経営の問題もあってご心配をかけてきたが、再開への熱意は継続してきた。ここ当社大沼エリアでは一丸となってがんばってきた結果、着実に成果が上がってきた。こうした中で北海道新幹線が開業し、車で16分の至近距離に新函館北斗駅ができることになり、観光需要が見込まれることから再開を決断した」

「再開する2017年6月は閉鎖してちょうど10年目に当たり、これと同時のタイミングでクラブハウスを建て替えし、2つのコース共用のクラブハウスとしてオープンさせる。さらには、この4月にホテルを全面リニューアルオープンさせ、完成後、ゴールデンウィークをはじめ、非常にご愛好をいただいている。お客様には安全、快適なサービスを提供し、誠実な接遇に努めて行きたい。旧倍のご愛好を願えればと考えており、ホテルライフ、ゴルフライフ、自然に親しむ、ネイチャーを楽しむというか、存分に楽しんでいただければと思っている」

「海外客も大幅に増えていることでもあり、おもてなしの心を持って快適なサービスを提供する。言葉の問題とか、生活習慣、文化のこと、食生活ことなどもバックアップし、楽しんでもらえればと思う」
 などと語った。

(27.5.22-23)



★☆★新幹線開業に照準/函館大沼プリンスホテル、今月18日(土)の大規模改装・リニューアルオープンを前に、リニューアル施設内覧会開く(10日午後)
トリノ五輪金メダリストのプロフィギュアスケーター・荒川静香さんを迎え
テープカット(午後3時半)
 株式会社プリンスホテル・小林正則社長「道南一のサービスを国内外の皆さんに提供したい」



△テープカット/左から荒川静香さん、北海道観光振興機構・近藤龍夫会長、
プリンスホテル・小林正則代表取締役社長、七飯町・中宮安一町長、北斗市・高谷寿峰市長




△テープカット、内覧会にはホテル関係者。来賓120人、報道関係者らが出席

/来年春の北海道新幹線新函館北斗開業の新幹線時代に対応し、函館大沼プリンスホテル 今年から通年営業。加えて、
2007年11月以来閉鎖・休業していた函館大沼プリンスゴルフコース(18ホール)の2017年6月のリニューアルオープンを発表。

 プリンスゴルフコースリニューアル営業再開2ヵ月前の2017年4月には、現在の北海道カントリークラブ大沼コースの現クラブハウスを建て替えオープンし、36ホール体制となる大沼コースとプリンスゴルフコース2つの併用クラブハウスに

 
プリンスゴルフコースリニューアルオープン後は、大沼コースは全て「キャディ付き」に変更し、「完全キャディー付き」に。プリンスゴルフコースは乗用ゴルフカーを利用した「セルフ」営業主体とし、キャリーシステムを棲み分け。

 新クラブハウス(2016年度の営業終了と共に工事開始)。新クラブハウスは2階レストランから北海道の大自然の中の「大沼コース」を見渡すことができるようにし、メンバー専用のロッカーやラウンジを設置するほか、女性に配慮したロッカーや、パウダールームの充実を図る。



△一新されたレストラン「メインダイニングルーム」



△宴会場「プリンスホール」から望む秀峰・駒ヶ岳



△デザイン一新のロビー

(27.4.10)

※ 函館大沼プリンスホテルの大規模改装・リニューアルについては、
現在発売中のNEW現代函館春季号に詳しく掲載しています。




函館新外環状道路「函館IC〜函館空港IC」10.0qのうちの
わずかだが、函館IC〜赤川IC間の延長約2.4q
14日(土)午後3時開通


 産業道路の交通渋滞緩和から早期完成が求められていた函館新外環状道路(高規格道路)が、延長(函館IC〜赤川IC)約2.4qと短いものの、3月14日(土)午後3時開通の運びとなった。通行無料。

 函館新外環状道路は、函館ICから函館空港ICへ至る延長10.0qの自動車専用道路。これが全線開通すれば、函館新道、函館・江差自動車道と一体になって、道南圏から函館空港までのアクセス時間の短縮が実現するとともに、函館市内(産業道路など)の交通混雑の解消及び定時性の向上が期待されている。

(写真下/函館ICから新外環状道路の赤川ICを空から望む。北海道開発局・函館開発建設部公表のHPより)



 今回は延長10.0qのうちの約2.4qが開通となったもので、計画当初は北海道新幹線新函館北斗開業に間に合うように全線開通も期待されたが、この後いつ頃に函館空港ICまでの全線が開通するか明確にはなっていない。

 それでも今回の赤川ICまでの開通によって、来年3月の北海道新幹線新函館北斗開業で、新函館北斗駅から函館ICを経て、赤川ICに入り、まっすぐに下りて赤川通りから五稜郭・本町方面に入ってこれるようになった。

 開通日の3月14日午前10時30分から開通式、同午前11時40分から函館IC付近で通り初め式の運びとなった。

(27.3.13-14)


◆先般(12月14日)の衆院選道8区で当選し、2年ぶりに国政復帰を果たした
民主党北海道第8総支部代表の
逢坂誠二衆院議員は24日、
12月16日に電源開発(株)が建設工事中の大間原子力発電所の
新規制基準適合性審査の申請を行ったのに対して、
別紙文書の如くこれに強く抗議する旨の申し入れ
を電源開発・北村雅良社長あてに行った。

 
逢坂代表(衆院議員)は この中で、「適合性審査に向けて、基準地震動や想定する津波の高さが変更されているようだが、規制委員会が明らかにしているように、新規制基準をクリアしたからといって、安全性が完全に保証されるものではない」「約30万に近い住民が暮らす函館地域では万が一の事故の際に有効に機能する避難計画を樹立することは非現実的であり、多くの住民が不安を抱えている。先の衆院選ではこうした住民の声を背景に本地域では全ての立候補者が大間原発に否定的な公約を掲げ、大間原子力発電所の建設凍結は道南地域の総意と言える」
「さらに、函館・道南を中心に住民並びに函館市による建設差し止め訴訟が行われているが、大間原発建設に関して、これまで函館側にはほとんど何の説明をないまま建設が進められてきており、このまま建設を進めることは到底認められない」
「2020年12月完工目標とも伝えられているが、新規制適合性検査申請は直ちに撤回し、従来から申し入れているように、大間原発の建設を凍結するよう求める」
 としている。


(26.12.24)



◆函館市本町交差点角・丸井今井函館店向かい(旧グルメシティ五稜郭店跡地)の
本町再開発ビル建設工事
<(仮称)函館本町地区優良建築物等
整備事業 施設建築物新築工事>地鎮祭執り行う。
12月17日午前11時。

 マンション併設の商業ビル建設で、HRC造・地上19建・地下1階、店舗(地下1〜地上3、10〜15店)・公共施設(4階)・共同住宅(分譲マンション5階から上・73戸)平成28年12月30日完成。
 敷地面積2、245.01平方b、建築面積1、715.07平方b、延床面積15、868.52平方b。最高高さ68.966b。総事業費約50億円。

函館アリーナ、JR函ン駅前再開発ビル、本町再開発ビルというように
3つの大型プロジェクト建設が来年・再来年の完成に向けて工事本格化






 地鎮祭には、発注者の特別目的会社であるSPC函館本町開発株式会)、出資している函館市など事業関係者、来賓、設計者(街制作室・佐藤工業設計監理共同企業体)、施工者(佐藤工業・高木組・小泉建設共同企業体)など関係者多数が出席した。

 今年4月から行っていた解体工事が終了し、工期平成26年12月6日〜平成28年12月30日で本格着手になった。

 祝詞奏上などの後、鍬入りの儀として、設計業者による苅初めの儀、発注者と函館市など事業者による穿初之儀、施工業者による堀初之儀が順次行われ、また出席者が次々と玉串奉奠を執り行い、工事の無事安全、完成を祈願した。
 この後、会場を近くのホテル法華クラブ函館に移して直会もあった。

▽苅初之儀(罐入れ)を行う設計・管理担当の街制作室・佐藤工業共同企業体(写真下左)
 右は発注者・事業者による穿初之儀 (鍬入れ)。左から3番目は函館市・片岡格副市長。


 

▽施工業者共同企業体の3社による堀初之儀(鋤入れ)左から高木組・中田専務、佐藤工業・山田秀之社長、小泉建設・田中弘社長。



▽函館市も出資している工事発注者の特別目的会社・SPC函館本町開発(株)の布村隆二代表取締役(写真下左)
 写真右は工事現場(建設地)この日はあいにくの暴風雪だったが、地鎮祭テントの中は暖かであった。

 

 この本町交差点角における再開発ビル建設工事の本格着工によって、すでに大型の建物が立ち上がってきている
湯の川地区の多目的施設「函館アリーナ 」、JR函ン駅前角地の旧ワコービル跡地の大型再開発ビル
、そして本町再開発ビルというように3つの大型工事・プロジェクトが具体化の向かって本格化している格好になっている。


(26.12.17)


★☆★2016年3月開業へテスト走行GO!北海道新幹線H5系試験走行始まる。
新函館北斗駅に入線・悠々・堂々と初登場(12.1午後)。歓迎セレモニーも
。 ( 26.12. 1)








◆函館山ロープウェイ
山麓駅プラットホームに収まった新ゴンドラ1号車

やはり新しいのはいい!(10.29午後1時40分頃)




◆函館山ロープウェイ(10.29午前、山麓駅)/新ゴンドラ2基の取り付け作業始まる。
今日・29日、まず1号車。明日・30日2号車を予定。11月4日から試運転。
(写真/右が新ゴンドラ、左駅舎内に入っているのがこれまでのゴンドラ2号車)( 26.10. 29午前11時半頃)



▽函館山ロープウェイ/夜景を背景に新ゴンドラ運行のイメージ(函館山ロープウェイ(株)提供)



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函館山ロープウェイ/新ゴンドラ到着し、11月7日から運行開始!
17年ぶりの更新で、最大乗車人員125名などと規模的には変わらないものの、
内容的にはかなりの充実ぶり!眺望向上し、車内に液晶モニター、イス等々

〜外観デザインにあらたに制定した清々しいロープウェイ会社の社章描く〜

2015年春開業の北海道新幹線時代を展望し、函館・道南観光の大黒柱として
新たな発展を期す/山麓駅舎の大規模増改修にも着手!

 函館山ロープウェイ(株)(代表取締役社長・本間秀行氏、同専務・櫻井健治氏)が昨年来進めていた2基のゴンドラの更新が成り、昨年秋に発注していた新型ゴンドラが到着し、29日(1号車)と30日(2号車)取り付けの運びとなって(山麓駅舎で)、11月7日(金)午前10時から運行開始となる。

 これまでのゴンドラはオーストリア製であったが、新ゴンドラは大阪車輌工業(株)発注の日本製。材質は総アルミ(前と同様)、車体長さは7.6メートル(同7.2メートル)、車体幅2.8メートル(前と同様)。自動扉、扉開口幅3.0メートル、運転速度7.0メートル/S、運行回数1時間当たり12回、そして輸送人員は1時間当たり1,500人とこれら全てこれまでと同様になっている。
 最大乗車人員も125名と車掌1名と変わりないが、非常時のゴンドラの下の脱出口は赤、青、緑のLEDで囲んでいる。

 大きさなどあまり変わらないものの、新ゴンドラの特徴としては、
1)公立未来大との共同研究による自然と調和した外観デザイン
2)ガラス面が大きくなったことによる眺望の向上
3)車輌の開放扉はLEDランプによって知らせる
4)車内に脱着可能なイス設置
5)車内に液晶モニター2台が設置され、函館山の情報や展望台施設などの映像紹介
6)車内に自然環境に合わせ、木製の柱カバーを採用
 とかなりの充実ぶりにある。

 外観デザインについては、これまで同社では社章がなかったが、新たにロープウェイ会社として制定し、
「函館山の山麓と山頂を快適に、しかも安全に結ぶロープウェイの生命線ともいえるワイヤーロープを中心斜線に配し、美しい四季の移ろいに富む自然環境(豊富な樹木、植物、野鳥など)で構成される函館山を『櫛歯文様』の形で表現したもの」を基本とし、これを車体に描いている。

 1958年のロープウェイ開業以来5代目のゴンドラで、17年ぶりの更新となった。

 年間150万人以上が利用する函館山ロープウェイであり、函館・道南観光最大の「目玉」「見もの」として「夜景」などを眺望する大黒柱施設であって、今度の更新は2016年春の北海道新幹線新函館北斗開業を見据えてのものだ。

 いち早くゴンドラを更新し、新型ゴンドラの導入を行う一方で、手狭で老朽化した山麓駅舎の大規模増改修と山頂駅のトイレ施設の拡充と通路のバリアフリー化の工事にも着手し、来年11月一杯で完成させる方向にもある。
 ゴンドラの更新費用は1億6千万円ということで、この新型ゴンドラ導入を含めて総事業費は約16億5千万円の大型設備投資となっている。

 11月7日の新ゴンドラ運航開始に際しては、同日9時10分から修祓式を予定し、これには工藤寿樹函館市長ほか来賓によるテープカットが行われる。
 
  本間社長ー櫻井専務体制となって3年半、第3セクターの函館山ロープウェイは新幹線時代を展望し、函館観光の大黒柱として新たな
発展を期すものとなっている。

 なお、新型ゴンドラ運行後の11月9日には毎年恒例の「感謝デー」も開催される。

( 26.10. 28)




道知事選出馬検討中のキャスター、佐藤のりゆき氏
函ン市文化団体協議会創立50周年記念で講演
北海道を熱っぽく語り、「変えようではないか。是非一緒に立ち上がろう」と
さながら出馬表明の様!

「何でも頂戴・頂戴、お金下さい・下さいの北海道になっている」
「自立していない。もう国のパイプはない。自立しなければならない」
「この10年間全く無策。自立するプランなく、企画なく、実行力もない。
新産業は生まれてこなかった」

<<<来月早々に正式出馬表明へ>>>



 来年4月の道知事選に出馬検討中といわれるキャスター、北大創成研究機構客員教授の佐藤のりゆき氏(64歳)が、函ン市文化団体協議会創立50周年記念講演のため来函し、2日午後6時半から函ン市芸術ホールで、「北海道を豊かに 住む人々が面白く生きる法」と題して講演した。
 70〜80分にわたって北海道を熱っぽく語り、「(道新に)佐藤のりゆき道知事選出馬を検討中と書かれたから、この際は大いに検討しようと思っている」と出馬の意欲を明らかにし、「北海道を変えようではないか。もっと豊かになれる。是非一緒に立ち上がろうではありませんか」などと政策プラン、考え方も示し、さながら出馬表明の様の記念講演であった。

  ◆    ◆    ◆

  以下、講演内容のあらましー。
 「北海道は何でもかんでも頂戴・頂戴、下さい・下さいの北海道になっている。自立していない。かつて国は長い間、金を送り込んできた。しかし、もう国とのパイプはない。自立しなければならない」
 「今の北海道(高橋はるみ道政)は何もしていない。自立するプランなく、企画なく、実行力もない。この10年間全く無策で、何もしなかった。どこに向かっているか分からない。自立するプラン、企画を示して、なぜ国と机をたたいてやり合わないのか。中央(国)はそれを待っている。。本当に情けない」「北海道から上げたプランは全て不採用になっている。農業特区がその一つだ。中央の官僚たちは北海道は何をしているのだと言っている」

 「例えば、北海道サマータイムの導入をすべきで、北海道は夜明けが早い、全国に先駆けて一時間早く動くようにする。観光にしても、北海道の観光予算は6億5千万円しかない。カネがないとして、国のお金を当てにしている。独自のシステムを制度化し、1泊100円をいただくようにすれば40億円になる」

  「新産業の創出にしても産業麻をやることで、2万5千の製品が生まれる。雇用が生まれる。大麻取締りがあるからなどと言っているが、単に麻というと誤解を招くから産業麻ということで理解してもらえばできる。産業麻は北海道独自の産業になる。ヨーロッパではやっている。この10年間、新産業は生まれてこなかった」「やることは沢山ある。私は(著書の中で)12のプランを示している。新北海道デザイン。独自のシステムを作らなければならない。気候、風土にあった新産業、自立プランでもっと豊かにすることができる」
 「人口減少にあり、20代、30代が流出している。室蘭工大に聞くと90%が本州、北見工大も就職先は90%が道外だ」

 「自立するための独自の制度、プランを示し、実行することで、道民にも自立の精神が生まれる。もう行政マンではダメで、トップ(知事)は経営マン、株式会社北海道の経営者でなければならない」

 「このまま行けば、北海道はドロ舟になって沈む。そんな北海道にしてはならない。今やらないと沈んでしまう。変えようではありませんか。皆さん是非一緒に立ち上がろうではないか」

 札幌情報等を総合すると、佐藤のりゆき氏はすでに道知事選出馬の決意を固め、来月(11月)早い段階で正式に出馬表明する意向といわれる。



( 26.10. 2)



☆★☆函館国際水産・海洋都市構想推進の中核施設、
期待の「函ン市国際水産・海洋総合研究センター」供用開始!

多くの来賓、工藤寿樹函館市長、松本榮一推進機構評議員長(函館商工会議所会頭)ら関係者出席して
盛大に開所式並びに函ン港弁天地区水深6.5b岸壁供用開始式
(6.2午前10時)。
 
工藤市長(写真下2店目)と渋谷元函ン開発建設部長が式辞。
高橋はるみ道知事、前田一男衆院議員、国交省北海道開発局長(代読)、道内選出国会議員ら来賓が祝辞。
 式典後水槽などの見学できるホールでテープカットし、供用開始祝う。
整備成った岸壁に「おしよろ丸」接岸。快晴、絶好の日和の中での供用開始。

〜あとは機能させ、成果を上げるのみ!〜











ホンダカーズ南北海道、函ン亀田店を新築し、大型店化へ!
「ストアロイヤルティーを高め、顧客満足度の向上図る」
全体で5億円を投資、徹底した省エネ大型店舗を年内オープン


3月期絶好調/売上げ100億円に迫る前年度対比123.9%の約98億6千万円、
利益なんと9億円に迫る前年度対比135.7%の約8億6千万円


 ホンダカーズ南北海道(株)(代表取締役会長・松本榮一氏、同社長・黒田博史氏、同専務・松本昇久氏)は、一昨年(平成24年)秋、函ン市鍛冶2丁目・産業道路沿いに本社新社屋を新築し、昭和4丁目から移転させたが(昭和4丁目・国道5号線沿いの旧本社店舗は函ン昭和店に)、今度は函館市内有数の拠点である函ン亀田店(函ン市亀田町6−32・国道5号線沿い、北ガスから五稜郭駅方面に行った左手)の店舗を新築し、大型店舗化することになった。

 これまでに隣接する裏手の土地も買収済みとし、総面積1、653坪を敷地として2階建て約500坪の大型店舗の新築となり、大型連休明けにレイアウトなどに入り、ほどなく着工、年内オープンの予定。徹底した省エネタイプの新店舗建設とし、土地の手当を含めて建物、設備合わせて約5億円の投資となる。

▽松本榮一代表取締役会長



 松本榮一会長は「拠点店舗は大型店にして行かなければならない。ストアロイヤリティーを高めて行き、お客さんの満足度向上を図る」と語っており、これに止まらず、室蘭・苫小牧地区での新拠点店舗建設も視野に入れているようだ。

 ★    ★    ★

 本拠地の函ン・道南、そして室蘭・苫小牧地区で自動車販売を展開するホンダカーズ南北海道の業績は極めて好調で群を抜いている状況にある。この3月期は駆け込み需要も加わり、売上高は前年度比123・9%の約98億6千万円、経常利益はなんと前年度対比135・7%の約8億6千万円に上った模様だ。

 売上げ100億円近く、利益9億円にも迫ろうかというほどで、売上げ利益率は8・7%の高率。この高い利益率はディーラー業界で完全に他を圧し、群を抜いている。

▽黒田博史代表取締役社長



 新車販売台数は3、947台、中古車1、988台の計5、935台に達し、登録車と軽自動車の割合は大体半分ずつという。前年度に比べ815台の売上げをプラスした。売上げの44・4%が函ン・道南(函ン陸運局管内)、55・6%が室蘭・苫小牧地区(室蘭陸運局管内)ということで、利益の41・1%は函ン・道南、55・6%は室蘭・苫小牧とし、苫小牧〜札幌圏近郊の発展が年々売上げ伸長に貢献している。今や売上げ台数は札幌以外のディーラーでトップになった模様にある。収益内容も断然トップクラスになっている。

 前年度対比135・7%となった経常利益増加の7割が室蘭・苫小牧地区、函館地区が3割ということで、言うなら苫小牧地区一円で多くを稼いでいる格好にある。

 函ン亀田店は、年間400台くらいを売る拠点で、本社がある函ン産業通店(年間約600台)、函ン昭和店(同500台くらい)に次ぐ同社有数の拠だ。かつてホンダベルノの店舗であったところで、中古車センターの「オートテラス函ン」を併設し、新車販売共々、サービスを含め、いつもお客さんでにぎわっている。

 同店のトップ、羽立演店長は同社屈指の営業マンで、全国でもトップクラスの営業成績を上げている。



△現在のホンダカーズ南北海道・函ン亀田店 大型連休初日の27日も店内には若い家族連れなど多くのお客さんが訪れていた。
大型店舗新築に向けて、表通り・5号線の裏手約620坪を取得の運びとなった。

 新店舗建設に当たっては従来の敷地だけでは手狭であったが、4月下旬になって裏手、JR函ン線沿いの土地約620坪の買収が成立の運びとなり、全体で敷地が1、653坪になったとのことで、「見栄え良く、大型店を新築できることになった」(松本会長)。

 一昨年新築した鍛冶2丁目・産業道路沿いの本社新社屋(函ン産業通店併設)の敷地に匹敵、それを上回る敷地の確保をみて、全体で約5億円の大型設備投資としている。

 本社新社屋の建設に際しては全面的に「エコ」導入となったが、函ン亀田店の新築でも徹底した省エネ追求のエコ店舗建設になる。

 当然のこと、大型店舗化と同時に、「営業の増強を図る」(同会長)としているほか、苫小牧地区での新拠点出店計画はじめ、今後について松本会長は「毎年再投資する。儲けたカネは投資に回す」と語り、「安定的に(売上高)100億円ビジネスを確立する」「今や人口減少との戦い」との見方を示し、「人口の安定、市場の安定感と、それには第二次産業の発展が極めて大事だ」といった認識から本拠地函ンもさることながら、苫小牧地区を最重要視しているようだ。

 ちなみに同社は業績好調を持ってして、この1年間、社員に対する相当な還元を行い、賃金・所得アップを実施、積極的に人件費に充ててきている極めて数少ない地元有力企業となっている。年収1千万円以上の社員、1千4〜5百万円の中堅幹部など数多い。
  松本会長は地元経済界のトップ、函ン商工会議所会頭であり、このことは特筆、大いに評価される。



△一昨年、新築成った鍛冶2丁目・産業道路沿いの本社社屋。1階部分(2階部分が本社事務室)が函ン産業通店で、
オープン以来、新車販売をはじめとして業績好調だ。


(26.4.28)




「統一名称決定は困難」との結論に!
「両市ともにJR北海道の決定を真摯に受け止める」

<ニューストピックス>
  開業まで2年を切った北海道新幹線・新函館(仮称)開業に向けての函ン市と北斗市の新駅名問題に関する最終の3回目協議(4.22午後3時半、ホテルロアジール函ン)

/工藤函館市長、高谷北斗市長、両市議会正副議長の6者記者会見(同日午後4時、同)「新駅名に関する考え方、これまでの経緯などをはじめとして3回にわたって協議したが、両市議会(函ン市議会は『新函館駅』、北斗市議会は「『北斗函ン駅』と決議)の決議の重さがあって、統一名称を決めるのは困難との結論に至った」(工藤市長)



 その上で、次の3点を申し合わる。
「両市は、各々が望む新駅の名称の考え方やお互いの立場について尊重する」
「両市は、北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)が決定する新駅の名称を真摯に受け止める」
「新駅の名称が、両市の友好・協議関係に将来にわたって影響を与えるものではなく、両市は今後とも、道南地域全体の発展のため、連携・協力して行くこととする」



 6月ともいわれているJR北海道の新駅の名称決定に向け、しかるべき時期に、今回の協議、申し合わせについてJR北海道、そして道に報告する。両市副市長が報告。

 今回の協議について、工藤市長「何もしないでは将来に禍根を残す。話し合ったことに意義があった」、高谷市長も「有意義であった」とし、「1日も早く名称を決めてほしい」とも。

 松本榮一函館商工会議所会頭が私案として『新函館北斗』がいいのでないかと表明し、道もこれを歓迎、今後道の関与も考えられることについて、「JR北海道との関係であり、預かり知れないこと」(工藤市長)、「道が調整することは考えられない」(高谷市長)などと語る。

(26.4.22)



JR北海道/北海道新幹線新函ン(仮称)開業に向けて車両デザイン発表
JR東日本と共通のイメージ持たせるため、E5系をベースとし、
形や基本的な配色は東北新幹線「はやぶさ」と同じ


新函館ー東京間、最短4時間10分程度。
やはり青函トンネル内は当面140キロ走行で在来特急並み


JR北海道は16日、2016年春に開業予定の北海道新幹線について新函館(仮称)ー東京間を最短4時間10分程度で結ぶことを目指すと発表するとともに、車両のデザインも発表し、形や基本的な配色は東北新幹線と共通したイメージを持たせるため、JR東日本と同じE5系「はやぶさ」をベースとすることを明らかにした。E5系をベースとし、内外装の一部を変更する。



 北海道新幹線は1編成が10両で、すでに4編成分の40両を発注済みとし、最高速度は時速320キロだが、北海道新幹線新函館ー新青森間は最高で260キロ。貨物列車と線路を共有(津軽海峡線)する青函トンネル内は当面140キロ走行となる。

 車両の基本の色構成はE5系がベースだが、帯の色はライラックやルビナス、ラベンダーなどを想起させる彩香(さいか)パープル(紫色)。
 内部の一部にも北海道独自のデザインを取り入れ、旅への期待感や高揚感を演出するとしている。



 今年秋に第一編成が落成する予定という。

(26.4.16)




消費税増税 秒読み段階へ
先に見えて来るものは「2極化の進展」/キーワードは「2極化」そして「価値」
増税「関係ない企業」と「苦しくなる企業」に2極化

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「節約志向」強まる/便乗値上げなどはもってのほか!
例えて飲食店など、特に夜のマチ等
求められる「透明性」「明朗会計」

 5%を8%に上げる消費税増税の4月1日スタートまで残り3日間ほどとなり、秒読み段階に入った。

 昨年秋頃から住宅・マンション販売などで始まり、11〜12月頃からは本格的な駆け込み需要が新車販売や白物家電等で見られ、それが1〜2月には爆発的になり、3月に入ってからは日用品などにも波及し、業種によっては需要の山高ければ谷深しと反動が大きく懸念される様相になっている。

 そして、すでに最大の関心事は4月1日の増税後の経済動向はじめ、会社・商店など各種事業経営、商売がどうなるかに移っているが、この中で今後の世の中は一つに大企業や有力企業などの「(消費増税には)あまり関係ない企業」と、他方「苦しくなる企業」との2極化が進むという見方が圧倒的に強くなっている。

 この先見えてくるキーワードは「2極化」というやりきれない社会的不公平・不安の爆弾を抱えたような「格差社会」。それと、商品など買うための「価値」が問われる。


  ◆    ◆    ◆

 程度の差はあるが、駆け込み需要の反動が来ることは確実。業種によっては山高ければ谷深しで、4〜6月、場合によっては7〜8月などと反動が来ることが予想されている。

 住宅・マンションなどもそうだが、函館では特に自動車販売で異常ともいえる駆け込み需要が発生したことから、その反動は確実視されている。家電についてもそうだ。
 函館では住宅・マンションはそうでもなく、大都会では駆け込みが顕著であったが、結構根強いものがあるとの見方は全国的に少なくない。

 これらの背景には17年前の3%から5%への増税の時の景気急落の経験から補正予算などで対策を打ち、この予算執行に全力を挙げる構えもあって、これらが反動を和らげるのではないかとみられている。

 新車販売では落ち込みを最小限にするために、200〜300万円クラスの車種を場合によっては販売店が増税分の3%を購入者に変わって負担するといった販売戦略導入の話も函館のディーラーなどから出ている。

 また、大手企業を中心に賃上げ(ベースアップ)が実現し、これも好作用するのではといわれているが、一方で地方はごくごく一部を除き全くと言っていいほどみられない。この意味合いで地方格差も進みそうだ。総じて一般家庭には公共料金の転嫁などダイレクトにかかってくる。

 消費増税は、大手企業に関していえば一時の消費落ち込み、全体的な個人消費の動向が懸念されるだけでさしたる問題はなく、「増税には関係ない企業」で、このため歓迎している。このことは駆け込み需要でも証明され、製造が追いつかない状況にもなり、今も続いている。メーカーは4月の増税後は新製品の投入などで乗り切ろうとしている。

 一方で、中小・零細企業にあっては価格転嫁はそう簡単なことではない。消費増税で「節約志向」が強まり、単に増税分をオンすれば売り上げの数は減り、全体的な減少は避けられない。単に値上げ、便乗値上げでもするものなら客離れになる。消費者はこれまで以上に価格に敏感で、見る目はきびしい。

 この点、特に零細企業はきびしく、下請けなどにおいては増税分を何とかしろと言われのは必死で、政府機関は監視を強めるなどとありきたりのことを言っているが、そんな簡単なものではない。「(増税によって)苦しくなる企業」となることは明らか。プラス要因はない。消費税は決算で一度に増税しなければならず、相当な増税負担にもなる。

 消費税納税では分割も認められているが、あまり一般的に知られていないことだが、納税延滞利息は異常に高い。国会議員も全然わかっていない。延滞利息はサラ金顔負けの高率で、やんやの催促にある。誰も払わないと言っているわけでもなく、サラ金みたいな延滞利息はやめるべきだ。

 増税で「節約志向」が強まり、デフレ助長となった低価格追求も改めて出てくることになり、中小・零細には更なる痛手となってくる 。

 また、節約志向の中で、商品の「価値」が一層問われることになる。「価値」がなければ買わないし、売れない。

  ■    ■    ■

 ときに、便乗値上げも十分にあり得る。端的な身近な飲食関係の例なども含めて言及しておきたい。

 一般的なレストランなどで便乗値上げがあるなら客に厳しい目で見られ、客離れになろうし、また居酒屋などでも同様であって安易な値上げは容認されない。「もうこの店、あそこの店は使わない」「店など腐るほどある」となってしまう。

 便乗値上げは特に飲食の「夜のマチ」で横行しそうだ。最たるものはクラブやバー、スナックなどで、経営者が単細胞的に値上げ、便乗するケースが多くなること目に見えている。

 節約志向が強まり、客がこれまで以上に減少するという意識、認識で、「一回の来店でボーンと取る店」が多くなる。
 このことは「もう行かない」とか「使わない」となって、ますます店は暇になる。

 増税分オンは避けられないのであるから、何よりも求められるのは「明朗会計」「透明性」だ。明細をきちっと示すことが客離れ防止にも役立つのでないか。
 一回でどーんと取るのではなく、「二回、三回と来てもらう」考え方で、売り上げを増やすということでなければ、客は来ない。
 便乗値上げなどはもってのほかだ。そんな店は早くつぶれた方がいい。それこそ、「店は腐るほどある」からだ。

  
(26.3.28)




4月に迫る消費税増税見据えての駆け込み需要 顕著
新車販売などこの1ヵ月かつてない凄い状況
増税後反動確実で、すでに経営サイドの中には「落ち込む4月からが問題。
いかに勝ち抜くか、販売戦力、真価が問われる」と目は次なる局面へ−。


 あと2カ月に迫った4月の消費税増税を見据え、函館でも新車販売などを中心に駆け込み需要が顕著になっている。

 この1ヵ月はかつてない対前年同期比増で、「山高ければ谷深し」で、逆に4月以降その反動が確実視され、中にはすでに経営サイドの目が、「落ち込む4月からが問題。これをいかに勝ち抜くか、販売戦略、経営が問われる」などと次なる局面への対応に移っている向きがみられる。

 函館地区のディーラー全体で昨年12月は対前年同月比40%増と跳ね上がったが、年明け1月も正月休みをもろともせず、新車の駆け込み需要はすごい。当然、ディーラーの経営姿勢、営業力によって濃淡はあるが、軽自動車を中心に大幅に伸びている。

 軽メーカーのダイハツはじめ、スズキ、スバルと好調で、ネッツトヨタなどトヨタ系も堅調。そしてホンダディーラーも好調で、近年道内屈指のディーラーとして発展著しいホンダカーズ南北海道では1月は台数で123.4%増。軽自動車は142.6%増(いずれも1月29日現在)といい、「モノ(車)が足りなく、登録できないほど」(同社首脳)、売上高ではこの1月、200%を超え、220.1%としている。

 例えば「200万円の車でも3%消費税アップで6万円もオンとなる」ことから、消費者心理が今買い時となり、爆発的とも言える駆け込み購入に走っている状況だ。

 駆け込みは家電にもみられ、冬季五輪を間近にしていることもあって高額の4Kテレビなどよく売れているほか、函館市内でテックランドNew函館店とテックランド函館店の大型店舗2店を展開する国内最大手のヤマダ電機では「白物家電も好調に推している」(同社本社広報)と語っている。

 高級時計はじめ、高額商品などにも駆け込みが起きており、2月、3月も続きそうで、経営サイドは増税直前の商機に懸命になっている。

(26.1.31-2.1)



地上18階 免震タワーマンション「ワザック函館・五稜郭」
購入・入居世帯がこぞって梁川町会に加入!
中心市街地再開発だけではなく、町会の活性化につながる大いなる貢献
/3棟完成すると総戸数258戸、その世帯がかつてないオール町会入り


 3年前の2011年春から始まった函館市梁川町・高砂通り、かつての旧函館西武百貨店大型駐車場跡地における住宅メーカー、東日本ハウス(株)(本社・東京、成田和幸社長)不動産事業部による中心市街地再開発プロジェクトとしての大型マンション建設、地上18階建て免震タワーマンション「ワザック函館・五稜郭」(全部で3棟、総戸数258戸)だが、このマンション購入・入居世帯がこぞって地元の梁川町会に加入するという状況が生まれ、町会関係者を喜ばせ、既存市街地再開発・大型マンション建設がコミュニティとしての町会の活性化にもつながる貢献をしている。

 ワザック函館・五稜郭は1棟目全101戸、2棟目全52戸が完売御礼で、3棟目全105戸もすでに50戸前後が売約済みで、来年(平成27年)3月にはオール258戸の函ンではこれまでにない大型マンションが完成・入居の運びとなる。この世帯が全て梁川町会に加入するということで、大いに関心され、特筆すべきことになっている。

  ☆    ☆    ☆

「マンションを買っていただき、契約を交わす際に、みなさんに町会に加入してもらっている」
 ワザック函館・五稜郭の販売を行っている函館市本町市電通りのワザック函館・五稜郭マンションギャラリー・東日本ハウス不動産事業部函ン営業所・角田和貴所長はこう語り、「きちっとお願いすることで協力してもらっている」と話す。

 函館市(市民・男女共同参画課)によると、梁川町の人口は1、327人で757世帯(平成25年12月末現在)。25年4月1現在のデータだが、梁川町会への加入は465世帯で、加入率は63.6%。

 市内には188町会があり、町会加入率は65%程度とされるから、市内全体的に加入状況は決して良いとは言えず、近年特に芳しくないといわれている。どこの町会も「町会に入ってもらうのが大変で、悩みの種」(関係者)という様子にある。

 一方で、NPO法人やボランティア団体、老人クラブなどとともに町会は、高齢者に対する支えあい、事件や事故防止・防犯、大震災に備える防災対策、清掃・自然保護などの環境問題などに対するコミュニティの必要性から重要視されている。「自らのまちは、自ら築く」という意識が求められており、町会組織の活性化、見直しも課題として上げられている。

 それには町会加入世帯の増加、促進が欠かせないが、そんな中で全部が完成すると、総戸数258戸にも達する梁川町のワザック函館・五稜郭の購入者・世帯のこぞっての町会へのまとまった加入は大いに歓迎されている。

(25.1.29)



<<<ニュース速報>>>
◆北海道新幹線・新駅名問題/函館市と北斗市 両市長・正副議長6者による第1回目協議開く(12.16、ロワジールホテル函館)午後4時から1時間半近くにわたって。
両市の考え方や、函館市が「新函館駅」、北斗市が「北斗函館駅」ということに至った経緯(両市議会ともにそれぞれを議会決議)など話し合い、工藤函館市長、高谷北斗市長ともに「話し合いは有意義であった」
/「両市が話し合いをしたことに意義有り」ということで、年明け1月に「また話し合いましよう」ということで第1回目協議終わる。2回目協議開催日等は両市担当部局で詰めることに。

/〜記者の目〜「何も両市は争っているわけでなく、対立しているのではない」としながらも「両市議会の議決は重い。市民説明も必要であって簡単ではない」(協議後 北斗市議長ら)とし、容易に新駅名を一本化することの難しさ垣間見せる。「新函館駅」「北斗函館駅」の両論併記であとは最終決定者のJR北海道の判断に委ねる可能性も。この間、道・高橋知事への仲介要請等あり得るかが焦点か。



(25.12.16)


〜北海道新幹線 新駅名問題〜
函館市、北斗市長に話し合い・協議を申し入れ!
工藤市長、
函館市議会5会派に対して話し合いの場への同席求め、
議会側了承し、議長・副議長同席へ。
<<<1回目協議、12月中にも>>>


 2015年度末に予定されている北海道新幹線新函館開業に伴う新駅名問題に関し、函館市の工藤寿樹市長は25日午前、市議会5会派の代表者と会談し、主張・意見が対立している北斗市側と協議を始めたいとし、話し合いのテーブルに議会側も同席してほしいと呼びかける一方、中林重雄副市長が同日午後、北斗市に高谷寿峰市長を訪ね、出来るだけ早く話し合いたいと申し入れた。

 工藤市長と函館市議会5会派代表者一同との会談では、市長が「新駅名について(新函館駅とする)議会決議もあるので、話し合いの場に各会派代表者も出席してほしい」と呼びかけたのに対して、最大会派与党の市政クラブや、民主・市民ネット、公明党、共産党の4会派は「いいのでないか」と賛同したが、市民クラブだけが「お互いに議会決議(北斗市議会は北斗函館駅を決議)しており、話がつくわけでもなく、意味がないのでないか」(小野沢史会長)とした。
 しかし、結論として議会側としては「とりあえず話し合いのテーブルに同席する」とし、議長・副議長が同席することになった。

 中林副市長は高谷市長に話し合いを申し入れ、「早くスタートさせたいと考えている。出来るだけ早くご返答をお願いしたい」と伝えた。
 同副市長は本誌の取材に「答えを早くいただきたいと申し上げた。1回目の話し合いが12月中に持てればと思う」と語った。

(25.11.25)




東日本ハウス、今日・20日から東証第2部上場
業績好調!
来月9日発表予定の2013年10期 予想
売上高600億円に迫り、経常利益約54億4千万円で、増収増益
14年10月期も受注順調に推移し、増収増益の見通し

☆★☆東日本ハウス(本社・東京、成田和幸社長)今日・11月20日から東証第2部上場。

/業績好調で、今年・2013年10月期消費税増税前の駆け込み需要膨らんだこともあって注文住宅の受注を順調に消化、首都圏を中心に好調。連結予想(12月9日発表予定)で売上高約593億円(前期約546億円)、経常利益54億4千万円(同44億円)、当期利益45億円(同約43億円)の増収増益。

/14年10月期予想は、景気回復を追い風に、すでに受注好調に推移してきており、1棟あたりの単価も上昇し、増収。資材の値上がりや人員不足でコスト増になるが、増収で補い、増益。

(25.11.20)




東日本ハウス東証2部上場、ジャスダックから「格上げ」市場変更
<<<来年には1部上場確実視>>>
函館出身・成田和幸社長、就任11年目にして大変な快挙!


 東京証券取引所は13日、東日本ハウス(株)(資本金38億7、337万円、成田和幸社長、写真下)の今月20日付の東証ジャスダックから東証2部への市場変更を発表した。
 東日本ハウスは5月、ジャスダックからの「格上げ」を目指し、市場変更を申請していたもので、13日に2部への市場変更が承認された。来年1部上場の見通し。



 同社は創業者の多角経営・拡大路線などが失敗し、経営危機の中で2002年に函館市出身の成田和幸氏が代表取締役社長に就任。成田氏は当時、常務取締役関東ブロック長兼首都圏ブロック長で49歳。1976年同社函館支店に入社、函館支店長などとして抜群の営業実績を上げ、その後、取締役北海道ブロック長兼支店長、取締役首都圏ブロック長兼横浜支店長、常務取締役と歴任して一気に頭角を表し、社長に抜擢され、再建を委ねられた。

 以来、卓越した経営手腕を見せ、V字回復を図るなどして立て直し、本業の木造注文住宅を中心にホテル事業などを含めて業績上げてきた。2012年10月期連結決算では主力の住宅事業の受注など順調に推移し売上高546億3、100万円(前期比11.2%増)、当期純利益42億9、700万円(同55.5%増)を上げ、期末配当を1株5円から10円に引き上げた。
 
 函館地域施工実績ナンバー1の 住宅メーカーでもあり、2年前からは函館市梁川町で中心市街地再開発プロジェクトとして3棟・総戸数258戸からなる18階建て免震タワーマンションの建設・販売を進め、すでに1棟目全101戸、2棟目全51戸を完売済みとし、3棟目全106戸も好調な売れ行きにある。

 同社は1969年、盛岡市で設立。88年に日本証券業協会に店頭登録。2004年ジャスダック上場。今年4月末現在、全国に72の支店・営業所を展開する。ホテル東日本など含めた社員は1、706人。

 ジャスダックから格上げの東証上場は、成田社長が陣頭指揮で経営を立て直し、業績回復を果たして2008年11月に同社41期を迎えるに当たって「第2の創業」として生まれ変わると「宣言」して以降、一貫して目指していたもので、社長就任11年目にして2部上場を成し遂げた。来年には1部上場が確実視されており、函館出身の上場会社社長として今回の2部上場とともに、大変な快挙を見た。

 同社は今回の2部への市場変更に関して「今後も社会に信頼される企業グループとして、皆様のご期待にお応えできるよう、更なる業容の拡大と企業価値の向上に努めたい」としている。

(25.11.14)




WAKOビル再開発の施工業者 西松建設に決定
来年1月に解体工事に入り、9月頃着工。
低階層部分飲食店を中心とする商業施設で道新幹線新函館開業に合わせてオープン


〜この上は周辺の再開発強く望まれ、北洋銀行は老朽化著しく、
今や美観を損ねている駅前の北洋ビルを改築・再開発など
最低限の地域貢献として積極的に行うべき〜

 JR函館駅前・大門地区活性化の一翼を担う函館駅前若松地区第1種市街地再開発事業、WAKO(和光)ビル再開発の建設工事を担う特定業務代行者に準大手ゼネコンの西松建設(東京)が決まった。

 現WAKOビルは今月末で閉鎖し、来年1月予定で解体工事に入り、9月頃をメドに地下1階・地上16階建ての複合ビル建設に着手する。地下1階の一部と1・2階の低階層部分は飲食店を中心としたテナント誘致による商業施設、3・4階部分は函館市が整備する体験型施設が入居、5階以上は約80戸のマンションになる。
 商業施設などの低階層部分は北海道新幹線新函館開業に照準を合わせて2016年3月に先行開業オープン、その半年後マンション部分の供用開始を目指す。

 設計・施工業者に西松建設が決まったことで、いよいよ建て替え工事が具体化することになり、函館駅真ん前の一角を占める顔として期待される一方で、函館市とJR北海道の共同再開発事業としてのペシュ・ミニョンの「食の複合施設」建設などあるが、今後さらなる再開発が進むかどうか注目され、駅前・大門活性化、再生の行方を決める段となる。

 この中で、WAKOビル向かいの棒二森屋百貨店では4年ぶりの大規模リニューアルが決定してきている。

 そして、地元経済界関係者など周辺からは、この際は北洋銀行においても、老朽化著しく、今や美観を損ねるようにもなっている駅前の北洋ビル(低層部は北洋銀行函館中央支店)の改築なりを同銀行の役割として積極的に進めるべきでないかとの指摘が出ている。大きな地震が来れば真っ先に崩壊しそうな北洋ビルを再開発するなど最低限のことを地域貢献として行うべきだという意見である。

  金融を通して地域経済の真の発展、貢献すべきは無論のことで、街の発展に寄与すべきは地域のトップバンクであるなら当然の責務であろう。駅前の真ん前にあって北洋ビルの現状はあまりにも無愛想、無様ではなかろうか。
 
 このWAKOビルを管理し、建て替えプロジェクトを担い、推進しているのは、NAアーバンデベロップメント(函館、布村隆二社長)で、建て替えられるビルの名称については公募を予定しているようだ。
 マンション部分に関しては、フージャースコーポレーション(東京、東証一部上場)が開発、分譲することになっている。

(25.10.9)




来年6月オープンする国際水産・海洋総合研究センター
8機関・企業の入居決定

〜産学官の水産・海洋研究拠点〜

 函館市(企画部)は先般(3日)、市内弁天町20の函館港西端・旧函館ドック跡地に産学官の水産・海洋研究拠点として来年6月オープンする国際水産・海洋総合研究センターに、次の8研究機関・企業が入居すると発表した。

▽北海道立函館水産試験場
▽グリーン&ライフ・イノベーション(函館)
▽公立はこだて未来大学
▽共和コンクリート工業(札幌)
▽エコニクス(札幌)
▽北大北方生物圏フィールド科学センター(札幌)
▽北海道大学大学院水産科学研究院(函館)
▽ソニック(東京)

 この総合研究センターは広さ25〜115平方bの研究室が計31室設けられ、今回は29室の利用が決まった。 

 函館水産試験場は函館市湯川町の現施設から全面的に移転。同センターで最も広い115平方bの研究室など4室を使用する。道内7カ所の水産試験場(本場)で、自前の施設以外に入居するのは初めてになる。

 グリーン&ライフ。イノベーションハ水産海洋情報サービスシステムの研究・開発を行う。
 
 公立はこだて未来大は新たな海洋観測網の構築について研究する。7室を使う。

 共和コンクリート工業は海藻技術研究所としての入居。

 エコニクスは藻類の大量培養の技術研究など行う。

 北大北方生物圏フィールド科学センターは8室を使い、北大大学院水産科学研究院は4室を使用し、水産・海洋関連の幅広い研究を行う。

 ソニックは魚群探知機の研究・開発を行うとしている。

 同総合研究センターは敷地約5万9千平方bに約45億円を投じて建設中で、国・大学・道・民間などの学術研究機関が集積した複合的な研究施設。港湾機能と一体となった一大水産・海洋の研究ゾーンを計画し、センターはその中核施設となる。

 31の研究室のほか、共用実験室や大型実験水槽、会議室、そして多くの市民や観光客などが「海」と「科学」に触れ合うことができる交流スペース、展示ギャラリーなどを備える。

 今回決まった入居は8月に公募し、9月30日に委員5人からなる審査委員会を経て決定した。各50平方bの残る2室は引き続いて募集している。

(25.10.5)




公共工事入札、そして発注本格化へ
函館市の小学校の耐震改修2本と南茅部2本の入札執行され、落札業者決定
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公共工事 過去最大規模から業者・JV十分に精査・検討し、
昨年までとは様相変わり、過当競争避ける格好で入札に参加


 国の大型補正(平成24年度)及び本年度予算の公共事業大盤振る舞いを受けて、函館市(都市建設部)は議決を必要とする工事などを次々と出すことにしているが、21日には耐震改修2本と南茅部の大型工事2本の入札が執行され、落札業者が決まった。

 まず、耐震改修は青柳小校舎耐震改修その他工事(1工区)で、予定価格3億3、482万円に対して森川組・間建設・中野組・曲小小倉木材店共同企業体(JV)が3億2、680万円で落札した。
 深堀小校舎耐震改修その他工事は、今井工務店・第一建設JVが2億1、950万円で落札(予定価格は2億2、246万円)。

 南茅部関係では、東消防署南茅部支署庁舎新築主体その他工事の入札で徳建設・ダイイチ澤田建設JVが2億0、880万円で落札した。予定価格は2億1、189万円であった。
 南茅部公民館改修主体その他工事では、予定価格1億9、006万円に対して松本組・山建中川組JVが1億8、600万円で落札した。

 これら4本、いずれも第1回入札で決まったが、アベノミクスの財政出動によって国はじめ、道や市町、ほか関連官公庁の公共工事が過去最大規模で実施されることから、入札業者(JV)が昨年前までと比べて少ない状況で、小学校校舎耐震改修の2本が3つのJV、南茅部では東消防署が3JV、公民館は2つのJVの入札参加に止まった。

 各業者・JVが発注される工事を十分に精査、検討していることをうかがわせ、工事が多くあることから過当競争を避ける格好になっている。

 なお、入札決定の4本は6月議会にかけられ、正式発注、着工となる。

(25.5.23)




<TPP交渉についての情勢報告並びに懇談会/渡島・檜山地域対象に函館開催>
小里党農林部会長「国益を守るということで皆さんと一緒に危機感を共有したい」
と理解を求めた一方で、農業界トップら
「国益を守ると言っても本当に守れるのか」「オール北海道で反対しており、絶対反対だ」
「12月の衆院選で民主党を止めて自民党を推した。公約違反だ」「裏切られた」などと声高に怒りあらわ!

 6日午前中の旭川市、同日午後の岩見沢市に次いで、自民党道連のTPP(環太平洋連携協定)についての農漁業関係者等々らに対する情勢報告並びに懇談会が、7日午前10時から函館市で開かれ(会場・ホテル函館ロイヤル)、渡島・檜山から100人近くが出席し、地元農業界トップらが党道連の今津寛道連・議員会TPP問題対策本部長や党本部を代表して情勢報告した小里泰弘党農林部会長・党TPP対策委員会第四グループ(農林)主査らに対してTPP交渉絶対反対などのきびしい意見をぶつけた。



 小里農林部会長が詳しく縷々状況を報告し、「これから皆さんと一緒になって力を合わせ、国益を守るということで危機感を共有したい。国益を守るという共通認識を持ちたいと思い北海道に来た」と理解を求めた一方で、渡島の自治体首長や道南の農協組合長会長、JA新函館農協幹部、旧亀田市域出身の函館市議らが相次いで挙手し、「TPPとなれば、食糧の自給自足は現在の40%から13%になってしまう」「いくら国益を守るといっても守れるのかどうか」とか、「このTPPにはオール北海道で反対している。12月の衆院選に対する公約違反だ」「国益を守れないときは交渉から撤退するというが本当に撤退できるのか」「北海道は食糧基地であって、TPP交渉には絶対反対で、最後まで交渉参加に反対だ」。

 また、「主権国家としての体をなさないのではないか。日米首脳会談で聖域どうこうなどと言っているが、TPPに対しての権限はオバマ(米大統領)ではなく、米議会にあるのでないか」、果ては「我々は(農業関係者)みんなで自民党本部にTPP交渉参加反対で行った際、今津先生は俺に任せろと言ったから引き下がったが、何もできなかったのでないか。裏切られた」「民主党の野田前政権が昨年11月頃までに交渉参加間際まで行き、これに自民党が絶対反対だと言ったから、民主党(支持を)止めて(自民党を)推した」などと声高に怒りをあらわにした。

「何もできなかったのでは−」などの発言に対しては、小里氏は「そのようなことはない。国益を守る。できないときは撤退するということで党として決議をまとめた。私は党の責任者として安倍総理にこの問題で三度会い、構造改革などという話で済ませてしまうことであってはなりませんよなどと話をした」と反論した。

 小里農林部会長のほか、道連からは今津TPP問題対策本部長(道6区選出衆院議員)はじめ、地元道8区の前田一男衆院議員、伊達忠一参院議員(内閣府副大臣)、長谷川岳参院議員、清水誠一衆院議員(道比例)がかけつけ、それぞれあいさつした。
 地元の川尻秀之道議、佐々木俊雄道議らも出席し、佐々木氏が司会を務め、最後は打ち切ったが、一時間半にも及んだ。

(25.4.7)




■北海道乳業(株)(函館、田島久吉社長、通称・北乳)今度は規格に満たしていないチーズを販売し、チーズ公正取引協(東京)から販売中止命令を受けていたことが判明した(4月2〜3日)。

 成分規格を満たしていない「いかさま」プロセスチーズ、クリームチーズ製品「プリマール」とやらを昨年3月から全国で29万個を販売。関東を中心に販売し、約1万7千個を3日までに回収。

 同社HPで一遍の販売休止告知したようだが、新聞等できちっと謝罪すべきだ。

 この会社・北乳、2009年3月にはヨーグルト加工時に排出された、産業廃棄物の廃シロップ計約1千`リットルを北斗市内の数カ所の牧草地などに計455回にもわたり不法投棄し、幹部社員ら3人が逮捕される(道警函館方面本部・函館中央署)事件も起こす。

 函館発の食品に対する評判を害するもので、今度の件では「分量計算を誤った」などと食品メーカーとして極めて幼稚でお粗末で、製造工程管理や品質管理などそんな程度かといった案配であり、社長以下の経営姿勢、社内体制に問題ありとの指摘出る。

(25.4.4)


道南3市町と青森側4市初の合同台湾観光客誘致訪問団!
明日・28日出発、道南から市長、経済界首脳ら27人参加


 2015年度の北海道新幹線・新函館開業が2年余り後となり、道南と青森県の7市町合同の台湾観光客誘致訪問団が来月(3月)1日、台湾で合流し、トップセールスを行う。

 道南からは函館市と北斗市、七飯町の3市町首長と経済界首脳ら27人が28日午後、函館空港から台北に出発する。
 青森側からは青森市、弘前市、八戸市、十和田市の4市、約40人が参加する。

 初の合同観光誘致訪問団であり、画期的と言っていい。3日帰国の予定。

 道南側の参加者は次の通り。
<函館市>
 函館市長・工藤寿樹、函館市議会議長・能登谷公、函館商工会議所会頭・松本榮一、同副会頭・石尾清弘、、同副会頭・佐藤裕幸、同副会頭・永井英夫、同副会頭・久保俊幸、函館国際観光コンベンション協会会長・渡邉兼一、函館空港ビルデング相談役・木村孝男、同社代表取締役社長・東陽一、函館山ロープウェイ代表取締役社長・本間秀行
  函館商工会議所専務理事・酒井康次、函館国際観光コンベンション協会専務理事・藤森和男、同協会マネジャー・鍵谷和徳、函館空港ビルデング係長・吉村崇広、函館市観光コンベンション部部長・布谷朗、函館市秘書課主査・岩下幸司、函館市議会事務局・町谷篤志

<北斗市>
 北斗市長・高谷寿峰、北斗市議会議長・池田達雄、北斗市商工会副会長・長川勉、北斗市経済部観光課長・中村淳一

<七飯町>
 七飯町長・中宮安一、七飯町議会議長・横田有一、七飯町商工会会長・川又修治、七飯大沼国際観光コンベンション協会副会長・小泉真、七飯町商工観光課長・神竹松

(25.2.27)




〜道南台湾観光友好協会設立記念セミナー 開く〜
台湾の「駐日大使」日台駐日経済文化代表処・沈斯淳代表が初来道・来函し、
「日台関係のこれから」と題して講演

「文化交流、地方交流、青少年交流、そして観光交流を
これからますます発展させたい」


 10月22日に、函館商工会議所、函館市亀田商工会、函館東商工会、北斗市商工会、七飯町商工会の道南2市1町の経済団体が連携して設立した道南台湾観光友好協会(会長・石尾清廣函館商工会議所副会頭)の設立記念セミナーが、20日午後3時からホテル函館ロイヤルで開かれ、台湾から招いた台北駐日経済文化代表処の沈斯淳(ちんしじゅん)代表(写真下)が「日台関係のこれから」と題して講演した。




会場一杯の約200人が出席し、石尾会長あいさつの後、今年5月に着任し、初の来道という「台湾の駐日大使」である沈代表が50分余にわたって講演し、今年5月に再選され、2期目この約5年間の馬英九中華民国総統のもと、

「日本との関係を強化したいということで、特に服装、スポーツ、グルメ等々各分野での文化交流を強化し、これまでで一番いい関係にある。経済貿易関係では日本は台湾が2番目の貿易相手国であるし、台湾にとっても5番目にある。台湾の対日投資は昨年441件で、今年はさらに大きく増えている。この中で地方交流は活発で、観光に対する関心の高さは相当なものがある。オープンスカイ協定を結んだことで、今年の双方の往来は1月〜11月まで270万人に上り、目標としていた300万人近いものになる」



 などとし、 日台関係のこれからについては、

「一つは産業経済交流の中での文化交流、二つ目に地方交流。これには日本の知事が今年すでに9人が訪台し、北海道の高橋知事にも来ていただくなど、相互往来が今後さらに拡大するものと思っている。来年には日本の宝塚歌劇団の公演があり、14年には台湾から故宮博物院の文物を東京国立博物館で展示することにもなっている」

「三つ目は青少年交流で、いろいろな分野で幅広く交流して行くことが大事であり、四つ目は観光交流のさらなる発展。ご当地の函館とは今年定期便が就航したが、来年には新潟などの間でも定期便が就航する。来年、往来人口が300万人達成することは間違いない」
 と日台関係はますます強化して行くことになるし、発展させたいと語った。

 最後に、東シナ海の問題として、尖閣諸島にもふれ、
「馬英九総統は、領有権について隣国として多少主張は違っても、共同開発して行こうと言っている。イニシアチブをとって、まず漁業の問題を話し合おうと11月30日には漁業の予備会談を始めた」
 とし、平和的に友好的に対話することの重要性を示した。

(24.12.20)




函館市とJR北海道の駅前共同再開発事業・プロポーザルコンペ
応募企業は地元洋菓子会社のペシュ・ミニョン

〜3階建ての洋菓子製造工場を核に、レストラン・お土産店など5棟から成る
テナント棟、イベント広場などを配した施設を計画/総事業費11億5千万円、15年春完成目指す〜


2015年度北海道新幹線・新函館開業を見据え、
函館駅前の新たなの目玉 として「スイート複合施設」を提案

 2015年度の北海道新幹線・新函館(新青森ー新函館間)開業を見据えて工藤寿樹市長が選挙で打ち出した事業構想で、事業の成否が函館駅前地区の将来を左右する大きな一つとも目されるJR函館駅前・函館駅に隣接する、函館市とJR北海道の駅前共同再開発事業に関し、この10月に締め切ったプロポーザルコンペ(提案公募型入札)に応募した企業は、1社だけであったが、14日までにこの企業は地元函館の新興企業でフランス洋菓子会社である(有)ペシュ・ミニョンであることが明らかになった。
 日本経済新聞(10.14付北海道版)が伝え、工藤市長も本誌取材に「応募してきたのはペシュ・ミニョン」などと語った。

 ペシュ・ミニョンの事業案は、同菓子会社の人気スイーツブランド「スナッフルス」のチーズオムレットの製造過程などが見学できる3階建ての製造工場を核に、イベント広場、低層のレストランやお土産店などを誘致するテナント棟(5棟)をレイアウトした施設で、総事業費約11億5千万円を見込み、2015年春の開業を目指し、大手ゼネコンの竹中工務店が手がけるとしている。



△市有地とJR北海道所有地約1万uを敷地として計画されているJR函館駅前再開発事業。
 建設地は函館駅とルートインホテルグランティア函館駅前 の間に位置する。
 写真/ 駅前駐車場、バス ・タクシーターミナルの向こう側 。

 市は近く、同再開発計画公募に係わる審査委員会を開き、工藤市長らが最終判断することにしているが、観光都市・函館にあっては観光客誘致から、函館の看板である食・うまいものを全面的に打ち出していることでもあり、函館のスイーツもペシュ・ミニョン洋菓子の全国的な人気、発展など相まってその大きな一翼を担うものとなってきている。

 この10月には「はこだてスイーツフェスタ2012」なども開かれ、市民の間で女性を中心にスイーツに対する関心が非常に高い。
 また、うまいものということでは、スイーツフェスタに止まらず、今年は函館市制施行90周年事業として「はこだてグルメサーカス」が大門で開催され、空前の人気を集め たりした。

 駅前再開発は、市有地6、784uとJR北海道市有地3、104uを合わせた9、888uを敷地とし、民間に20年間程賃貸する形での公募型事業を計画している。

(24.11.14)




小沢一郎代表の新党「国民の生活が第一」道8区に
代表自身の渡島管内出身の女性秘書擁立を検討!
〜建設強行の大間原発問題を踏まえ脱原発・原発ゼロの観点から〜
新党大地の鈴木代表に伝え、支援を要請し、鈴木氏「問題ない」と応じる

 小沢一郎代表の新党「国民の生活が第一」が、電源開発の大間原発建設に対して函館市を中心に隣接の北斗市、七飯町などを含む函館圏全体が反対していることを踏まえ反原発・脱原発という観点から、北海道8区(渡島・檜山管内)で小沢代表自身の渡島管内出身の女性秘書を生活が第一の候補として擁立を検討していることが明らかになった。

 小沢代表が29日午前、新党大地の鈴木宗男代表と会談した際に、独自候補擁立の方針として鈴木氏に伝え、支援を要請し、鈴木氏が「問題ない」と応じた、と道新(29日付夕刊)と時事通信電子版(29日午後2時半過ぎ)が報道した。

 この点について、東京の小沢事務所は本誌の取材に対して、「まだ事実関係を把握していないので、今の時点でコメントできない」(河辺事務所代表)としている。

 新党「国民の生活が第一」は反原発・原発ゼロと、先の国会で関連法案が成立した2014年4月からの消費税増税反対を明確に打ち出している。
 また、新党・生活が第一は民主党を離党し、新党結成に参加した多数の女性衆院議員 が次期衆院選再選を目指し、活発に動き、また新人候補として女性候補擁立を積極的に進めており、女性候補が一番多い様相となってきている。

(24.10.29)




電源開発・大間原発工事再開に対して
政府と電源開発に強く抗議し、建設の無期限凍結を求める!
工藤函館市長を中心とするオール函館圏などの要請団/今日・15日

 ここにきて新たに、すぐそばに南西14キロにも及ぶ海底活断層の存在も明らかになっている(独立行政法人・産業技術総合研究所と東海大によるチームの調査)電源開発の大間原発(津軽海峡に面する青森県下北半島突端)の工事再開に強く抗議し、建設の無期限凍結を求める函館市を中心とするオール函館圏などの要請団が、今日・15日午後から政府と電源開発に出向き、工事中止などを直接求める。

 要請団は、工藤寿樹函館市長はじめ、北斗市長、七飯町長、松前町長の4首長、函館市議会議長、北斗市議会議長、七飯町議会議長、松前町議会議長、加えて、函館商工会議所会頭と北斗市商工会長、渡島管内業業協同組合理事、道南地区農業協同組合長、北斗市観光協会長、函館市町会連合会長の各団体トップ計14人。

 15日午後1時に、首相官邸を訪れ、斉藤内閣官房副長官に申し入れるほか、午後2時半に内閣府の園田原子力防災担当特命副大臣、同3時に経産省に出向き、本多経産大臣政務官、そして午後5時には電源開発本社に行き、それぞれ一連の政府発言に対して抗議するとともに、大間原発建設の無期限凍結を要請する。

 16日午前9時には参院会館で原発ゼロの会との懇談も予定している。

(24.10.15)




2015年度の北海道新幹線・新函館開業に合わせて
JR北海道、現函館駅北口・函館朝市側に250室規模の「JRイン函館」建設


歓迎される新幹線開業後の函館駅前一円の行く末懸念される中での大型ホテル出店!
一方で、既存ホテルにとっては脅威で、さらなる淘汰必至


 以前から開設を検討していたJR北海道の函館駅前でのホテル建設計画が具体化することが明らかになった。
 JR函館駅北口(函館朝市側)にJR子会社が展開する宿泊特化型のビジネスホテル「JRイン」を250室規模で建設し、2015年度の北海道新幹線・新函館開業に合わせて「JRイン函館」としてオープンする計画だ。

  ☆    ☆    ☆

 函館では4〜5年ほど前まで、全国ビジネスホテルチェーンによる相次ぐ大型ホテル進出や、函館観光のメッカ、西部ベイエリア地区の倉庫跡地再開発における地区最大規模356室の温泉併設のアーバンホテル(ラビスタ函館ベイ)などの新規開業があって、来函観光客の入り込み低迷が続く中で過当競争となり、勢い極端な価格競争にも突入した。

 この結果、中途半端で、老朽化した中規模ホテルを中心に地元ホテルの多くがさらなる経営不振に陥り、閉館、廃業に追い込まれ、つい最近では函館地域トップクラスの老舗大型都市型ホテルである函館国際ホテルが売却され、地元と歴史的に関係の深い、なじみのニチロ(マルハニチロホールディングス)の経営から分離され、札幌のゴルフ業者の経営となった。

 そんな折でのJR北海道の「JRイン函館」の建設計画で、規模も250室程度と大規模。北海道ジェイ・アール都市開発が所有するJR函館駅北口の土地、函館朝市側におけるホテル新設計画の具体化で、言うなら駅前ウォーターフロントに正面に函館山を見渡し、函館港、函館の市街地を一望する格好の大型ホテルが誕生する運びになった。

 2015年度の道新幹線・新函館開業を見据えての満を持してのJRのホテル出店で、このことは新幹線開業に花を添えることとなり、観光都市函館にとって歓迎され、また既存ホテル、観光業界に活を入れることにもなる。

 新幹線乗り入れの新函館駅が鉄路で約18キロも離れた北斗市の現渡島大野駅にできることから、新幹線開業後の函館駅前一円の将来が懸念されていることもあって、JRの大規模ホテル新設の意味合いは大きい。

 だが、一方では既存ホテル業者にとっては脅威で、新幹線開業の1〜2年は相乗効果もあろうが、ホテル利用者は老朽化したホテルを嫌い、新しい施設の名のあるホテルに流れる傾向が非常に強いだけに、淘汰は避けられず、全国チェーンホテルといえどもきびしい競争にさらされることになる。

 ときに、函館市内における宿泊施設は242カ所で、総客室数ざっと9千7百室程、総収容数約2万4千人とされる。
 収容人数の多いホテルとして250室以上では、ラビスタ函館ベイの356室、函館国際ホテルの310室、ホテルルートイン・グランティア函館駅前286室、ホテルルートイン・グランティア函館五稜郭250室、スマイルホテル函館263室、東横イン函館駅前朝市260室等々がある。

 なお、JR北海道のホテルとしては、札幌駅併設で2003年3月に開業オープンしたJRタワーの「JRタワーホテル日航札幌」がとりわけ有名で、このほか、札幌駅前に2008年10月開業した「JRイン札幌」(地下1地上10階、189室)、帯広に「JRイン帯広」(2011年6月開業、183室)がある。
 また、旭川では2014年開業予定で旭川駅ターミナルビルの複合商業施設としてイオンモールとの併設で200室規模の「JRイン旭川」が計画されている。

(24.10.1)




◆全候補一同に会し(石破茂元防衛相、石原伸晃幹事長、林芳正政調会長代理、
安倍晋三元首相の4氏、町村信孝元官房長官体調不良で欠席)、

函館で初の自民党総裁選・演説会開く

(9.24正午過ぎ、函館国際ホテル)。会場まさしく立錐の余地なく、人・人・人で溢れて、2千人近くも詰めかけ、超満員。
司会・前田一男自民党道8区支部長。



/石破茂「今日の危機からもう一度日本を再生する」、石原「社会保障と税の一体改革の3党合意を進める」、林「経済再生を任せてほしい。日米同盟を元の状態に巻き戻す」、安倍「日本の領土・領海、国民の命を断固守って行く」

▽一番手で演説する石破茂氏



/演説を見聞きしての本誌主幹私見
  今日にあっては総裁に石破茂氏が最も適任とみる。次いで、安倍晋三氏か。石原、林の両氏はまだまだこれからではないか。


  

▽4番目に演説した安倍晋三氏



▽司会を務めた前田一男道8区支部長。総裁選演説会の函館開催を働きかけて実現し、自民党支援・支援者が
駆けつけ、会場満杯となって成功と相成った。





(24.9.24)




ホンダカーズ南北海道 待望の本社新社屋完成
〜格式高く竣工式執り行う/9.15〜
今週末・22日、1階にショールーム、サービス向上などを持って函館産業通店グランドオープン!
函館東部地域で商圏拡大、本格攻勢へ

☆今週金曜日・21日午後5時から新社屋完成披露パーティー(5時内覧、6時開宴)!
人工ロボット・ASIMO(アシモ)くん来社。祭日・日曜の22日・23日オープンイベント。


  

◇立派に出来上がった本社新社屋。建物の省エネ状況や外の情報も把握できるハイテク計器も設備されている(写真上右)



▽本社新社屋の2階/本社事務所





 道内トップ、東京以北でも有数のホンダディーラーであるホンダカーズ南北海道(株)(本社・函館、代表取締役会長・松本榮一氏、同・黒田博史氏)が函館市鍛治2丁目38番7号の産業道路沿いに建設中であった本社新社屋が待望の完成を見、その竣工式が9月15日午前11時から松本会長はじめ、黒田社長以下同社幹部、来賓として松本会長と親しい会社経営者、工事関係者らが出席して新社屋2階で行われた。

  ★    ★    ★







 竣工式は松本会長が親の代(教祖・出村龍聖総裁)、同社創業当時から親しくおつきあいのあるという八大龍王神八江聖団の出村龍日総裁指揮の下、格式高く執り行われ、松本会長夫妻を最初に、出席者が次々と玉串をささげて新社屋の無事完成を祝うとともに、発展を祈願した。

▽松本会長夫妻



▽清祓の儀に立ち会う黒田社長と松本昇久専務(右から)




 竣工パーティーでは今年6月に就任した黒田社長(写真下右)があいさつし、
「今年は記録的な猛暑、大変暑い夏であった。4月29日にここで地鎮祭を行い、工期は五ヵ月弱。きびしい工期をお願いして、暑い中、お盆休みも土・日も休まず工事をしてもらい、今日この日に、工期をきちっと合わせていただいた。無事工事を完成させていただき、心から御礼申し上げます」

「お陰様で大変すばらしい新社屋ができた。私どもこの店をしっかりとお客さんのためによくして行かなければならない。さらに皆さんには神事で祈願したことをお誓いするということも必要だと思います。このような立派な建物を建てていただいた恩返しというか、お気持ちに報いるためにも、社員一同でさらにすばらしい店にして行きたい」
 と語った。

▽左からあいさつする松本会長、黒田社長

       

 次いで、設計・監理の岩見田設計、施工の松本組、電気工事特命の佐藤電気工事の各社トップに黒田社長から感謝状と記念品の贈呈などがあり(写真下)、設計、施工の各業者トップのあいさつもあった。

 祝杯は佐藤電気工事の佐藤征次社長の音頭によって、出席者一同「弥栄(いやさか)」で祝杯を上げた。

 最後に、松本会長(写真上左)が次のようにあいさつした。
「9カ所目の拠点で、本当に立派な建物、完璧なものができた。親の代(出村龍聖教祖)からおつきあいしていただいている八代龍王bさんに魂を入れていただいた。あとはお客さんの気持をどうつかむことができるか。これが私どもの課題であるし、これは商売のやり方次第だと思っている。このことを成功させたい」

「私ども函館の東の方での展開は初めてで、西の方を43年間にわたって商売の拠点展開をしてきた。この東側は函館27万人のほぼ13万人を占めるわけで、新しい地域での商圏拡大とチャレンジということになる。実は私ども広域で展開し、函館は(全社売上げの)45%でしかない。55%は室蘭・苫小牧地区で、店舗づくりではこの建物をやっていただいた岩見田設計さんには苫小牧の大型拠点もやってもらったし、ホンダの拠点も北海道は松本組さんがメーカーの指定業者になっていて、信頼厚い。佐藤電気の佐藤さんとは20代から親しくしている。立派につくっていただき、お礼申し上げたい」
 と話し、また、こう言って笑わせた。

「実は今日初めてこの建物(店舗)を見た。あまり現場に来ると、皆さんがということから今日初めてきた。店に来て、ときめきを感じた。家内と結婚して今年で40年になるが、出合った時のようなときめきを感じさせていただいた」

 そして、
「きちっとした商売をして行きたいと思いますので、皆さんのお力添えをお願いしたい」
 と語った。

▽黒田社長から工事関係者に感謝状と記念品
  

  



▽左から松本会長夫妻、黒田社長、佐藤征次佐藤電気工事社長、松本組・芝原社長









(24.9.16)




〜東日本ハウス第3四半期決算〜
経常利益 前年同期比7.3倍の8億3千万円に急拡大!
通期予想当初計画通りの経常利益49億円に据え置くも、さらなる期待感

 広く知られるように函館では現在、18階建て免震タワーマンション「ワザック函館・五稜郭」を建設・販売中の全国住宅メーカー、東日本ハウス(株)(本社・東京、ジャスダック上場、成田和幸社長)が4日発表した2012年10月期 第3四半期連結決算(2011年11月〜2012年7月)は、経常利益8億3千万(純利益7億4千百万円)となった。前年同期比7・3倍の急拡大で、通期経常利益見通しは当初計画通り49億円(前期比46・9%増)としている。

 東日本大震災の復興需要など住宅需要が全国で回復するなど、売上高は10%増の330億円だった。リフォーム需要も好調であるほか、東北地方を中心に展開するホテル事業も大震災で落ち込んでいた反動で客足が戻り、売上高50億2千7百万円、営業利益4億5千8百万円(前年同期比313・5%増)となった。

 通期見通しは抑えた発表となったが、同社は8–10月期に利益計上が集中する傾向にあることから、業績への期待感が強まっている。

 通期計画の49億円に対する進捗率は前年同期の3・4%を上回る16・9%に達した。


(24.9.5)


海外からの姉妹・友好都市代表団も迎え、
盛大に函館市市制施行90周年記念式典

工藤市長「恵まれた環境を生かしながら、
市民と一体となったまちづくり」

 函館市が市制施行90周年を迎え、その記念式典が、1日午前10時半から函館市民会館大ホールで盛大に行われた。海外の姉妹・友好都市から来函の代表団はじめ、市内各界各層の関係者1千2百人近くが出席した。

 スクリーンによる市制90年間の歩みに始まって、市内の女性声楽家による国歌斉唱、黙とう、小中学生ら4人による市民憲章の朗読のあと、工藤寿樹市長(写真下)が
「歴史風土の中で育まれた市民力を持って、豊かな観光資源や集積した産業基盤、陸・海・空の総合的な交通体系など恵まれた環境を生かしながら、市民と一体となってまちづくりを進めて行くことが肝要と考えている。この90年という歳月を誇りに、今後も活気に満ちた、市民誰もが幸せに暮らせるまちの実現に向けて努力したい」などと式辞を述べた。

   

 

▽函館市議会・能登谷公議長



▽公益功労表彰

 

▽道議・市議功労、市長・特別職功労など



▽故高野洋蔵氏に特別功労(代理・道水専務)



 能登谷公市議会議長のあいさつに次いで記念表彰が行われ、公益功労者として泉清治氏ら34名、国会議員功労はじめ、道議会議員功労、市議会議員功労、市長功労、特別職功労として計30名、故人への特別功労として今年春に亡くなった函館商工会議所前会頭・高野洋蔵氏ら2名が工藤市長から表彰状が贈られた。

 加えて、地方自治の振興・発展、産業経済の開発・振興、福祉・衛生の向上、教育・文化の振興に功績のあった人たち886名に感謝状の贈呈があり、代表が演壇に上がった。



 この後、北海道知事(代理)らの来賓祝辞、来賓紹介、姉妹・友好交流都市紹介があり、祝電披露、記念アトラクションと繰り広げられた。

(24.8.1)



万年赤字続きの函館国際ホテルついに売却!
札幌のゴルフ場経営の恵庭開発が買収・運営へ
〜約40年間にも及ぶニチロの経営に幕〜

(株)マルハニチロホールディングス(東京)は、7月9日開催の取締役会で同社連結子会社の函館国際ホテルを経営・運営する(株)函館国際ホテル(本社・函館市、代表取締役社長・中村由紀夫氏)の全株式、及び同ホールディングスの函館国際ホテルに対する貸付債権を、恵庭開発(株)(本社・札幌市、資本金・9千5百万円、代表取締役社長・柴田陽子氏)に譲渡することを決議し、同ホールディングスのHPで発表した。
 この譲渡・売却はマルハニチログループの経営強化とコア事業への経営資源集中による成長戦略の一環とし、これに伴い、同ホールディングスは特別損失約20億円を計上する。
 函館国際ホテルは約40年間にも及ぶニチロの経営に幕を閉じた。

 恵庭開発(2003年7月設立)も同9日、同ホテルを8月1日付けで買収することを決定した。
 同社は道央で恵庭カントリー倶楽部(2003年買収)と登別カントリー倶楽部(2011年買収)の2ゴルフ場を経営・運営している。かつては札幌駅前のセンチュリーロイヤルホテルと札幌ロイヤルホテルも運営していた。この2ホテルを経営し、07年経営破綻(民事再生法)した札幌国際観光(株)を恵庭開発が子会社としていたが、08年に札幌ロイヤルは閉館し、札幌国際観光はその後10年8月から、ススキノでラブホテルを経営しているといわれる釧路のクリーニング会社の子会社となってセンチュリーロイヤルが運営されている様子。

 函館国際ホテル(資本金4億5千万円)は40年ほど前に当時の日露漁業が函館初の本格的な都市型ホテルとして開業オープンし、日露ゆかりの函館の「地元の代表的なホテル」として今日に至るが、当初から赤字で経営状態は思わしくなく、これまで何度も売却が取り沙汰されてきた。
 部屋数309室で、函館の名門ホテル(天皇皇后両陛下が89年に来函された際に宿泊)としてピーク時90年代後半に売上高30億円を超えていたが、今年の3月期は14億2500万円まで落ち込み(売上高2010年3月期約16億円、2011年3月期約15億円)、営業利益5千3百万円の赤字であった(営業利益2010年3月期約1億1800万円の赤字、2011年3月期約1億2800万円の赤字)。

 この売却話がついに現実のものとなったわけで、函館における都市型ホテルの売却は函館駅前のかつての函館ハーバービューホテル(現ロワジールホテル函館)が外資に売却された以来で、この間、今日に至るまで函館では数年前の管外ホテルチェーンの進出ラッシュによる競争激化によって、2015年度の道新幹線・新函館開業を待つことなく、地場ホテルの閉館・廃業が相次いでいる。

 恵庭開発の経営・運営となる函館国際ホテルの代表取締役社長には恵庭開発の柴田社長が就き、中村氏は取締役相談役になる模様。中村氏は函館国際観光コンベンション協会の副会長(5人体制)を担うが、継続するかどうかは不明。


(24.7.10)




<ニュース早番/トピックス>
◆◇◆函館商工会議所前会頭・名誉会頭、
(株)道水代表取締役会長・故高野洋蔵氏
(4月2日逝去、享年85歳)社葬
(葬儀委員長・松本榮一函館商工会議所会頭)盛大に執り行う。
地元経済界、政界関係者、道内外水産業等関係者、縁の人たちら大勢が参列(24.4.25午後1時、函館国際ホテル大ホール)



  





/函館市・工藤寿樹市長、商工中金・安倍保代表取締役専務、函館水産連合協議会・石尾清廣会長の3氏が弔辞。「愛する函館のためにリーダーとして長きにわたって行動した」などとして数々の功績たたえる。高橋はるみ道知事、高向巌道商工会議所連合会会頭らをはじめとして450通余の弔電。葬儀委員長の松本会頭、北海道新幹線新青森〜新函館間着工実現の尽力等々偉大な功績を語り、「あと3年長生きして新幹線新函館駅のプラットホームに立って、テープカットしてほしかった。返す返す残念でならない」などと惜しむー。
 施主の長男・高野元宏(株)道水代表取締役社長、喪主の母・典子さんとともに、「父は充実した人生だったと思う。父の意志・会長の意志を継ぎ、鋭意努力して行きたい」とお礼のあいさつ。


▽葬儀委員長として松本榮一会頭あいさつ(左から松本会頭、喪主の高野典子さん、高野元宏社長)



▽弔辞を述べる工藤函館市長(左)と御礼あいさつした高野元宏社長、母親の典子未亡人(右)

   

(24.4.25)


<<<ニュース・フォト・トピックス>>>
■クラクションとともに合掌…「高野洋蔵さん、安らかにお眠りください。長い間、ありがとうございました」
高野名誉会頭・前会頭、函館商工会議所(函館市若松町、経済センター・商工会議所ビル)に別れを告げる
/株式会社 道水本社(函館市豊川町)でも社員一同が高野会長にお別れ
〜24.4.4午前、出棺・火葬〜




△JR函館駅前の函館商工会議所(ビル裏手)



△株式会社 道水本社前

(24.4.4)



函館商工会議所名誉会頭・前会頭の高野洋蔵氏の逝去にあたって
工藤寿樹函館市長は次のようなコメントを発表した。

「突然の訃報に大変驚いております」
「高野さんには、長年、函館商工会議所会頭として、函館地域の活性化のため、水産や観光をはじめ市の基幹産業の発展に多大なるご貢献をいただきました」
「また、北海道新幹線新函館開業に向けご尽力いただいたほか、函館国際水産・海洋都市構想の具体化のため、先頭に立って取り組んでいただくなど、本市の振興発展のために大変重要な足跡を残されてきましただけに、誠に残念でなりません」
「高野さんの暖かいお人柄と郷土に対する愛情の深さは誰もが認めるところであり、これまでの数々のご功績に感謝申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」



(24.4.2)


【訃報/速報】

函館商工会議所名誉会頭・高野洋蔵氏((株)道水代表取締役会長、写真)逝去

2日午前1時58分、函館五稜郭病院、享年83歳。函館商工会議所前会頭(2000年5月〜2010年10月の10年半)。正副会頭実に28年余。1970年10月に42歳で商工会議所議員就任以来42年間にわたって在任した会議所最古参の「ミスター函館商工会議所」。2010年11月から名誉会頭(初代)。
葬儀は4月25日(水)午後1時、函館国際ホテル、社葬。葬儀委員長は松本栄一函館商工会議所会頭。
/函館経済界に大きな足跡。井上博司元函館市長、福島恭二元函館市議会議長ともども「新幹線3人男」の一人として北海道新幹線・新青森〜新函館間の誘致・着工実現に地元経済界トップとして多大な尽力するなど数多くの功績。

(24.4.2)



天皇陛下のお言葉 〜3.11 政府追悼式典〜

 東日本大震災から1周年、ここに一同と共に、震災により失われた多くの人々に深く哀悼の意を表します。

 1年前の今日、思いも掛けない巨大地震と津波に襲われ、ほぼ2万に及ぶ死者、行方不明者が生じました。その中には消防団員を始め、危険を顧みず、人々の救助や防災活動に従事して命を落とした多くの人々が含まれていることを忘れることができません。

 さらにこの震災のため原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。

 この度(たび)の大震災に当たっては、国や地方公共団体の関係者や、多くのボランティアが被災地へ足を踏み入れ、被災者のために様々な支援活動を行ってきました。このような活動は厳しい避難生活の中で、避難者の心を和ませ、未来へ向かう気持ちを引き立ててきたことと思います。この機会に、被災者や被災地のために働いてきた人々、また、原発事故に対応するべく働いてきた人々の尽力を、深くねぎらいたく思います。

 また、諸外国の救助隊を始め、多くの人々が被災者のため様々に心を尽くしてくれました。外国元首からのお見舞いの中にも、日本の被災者が厳しい状況の中で互いに絆(きずな)を大切にして復興に向かって歩んでいく姿に印象付けられたと記されているものがあります。世界各地の人々から大震災に当たって示された厚情に深く感謝しています。

 被災地の今後の復興の道のりには多くの困難があることと予想されます。国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくようたゆみなく努力を続けていくよう期待しています。そしてこの大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心掛けを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。

 今後、人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同と共に願い、御霊(みたま)への追悼の言葉といたします。

(24.3.11)




<<<ニューストピックス>>>
★2015年開業・北海道新幹線「新函館駅」駅舎デザイン決定(北斗市新駅周辺空間デザイン審議会、2.7、パース下)



/外観大部分がガラス張り、内部はトラピスト修道院のポプラ並木をイメージした枝分かれした鉄骨の柱を設置。
2階建て。2階に改札口、新幹線・在来線ともに1階ホームから発着。新幹線と在来線ホームを同じ高さに設置。
2つある新幹線ホームの上り線側を在来線ホームと床続きにし、途中に設けた乗り換え改札を通るだけで行き来。

(24.2.8)




函館市が中心市街地活性化基本計画の素案
〜JR駅前・大門地区、本町・五稜郭地区などで活性化に43の事業〜
旧グルメシティ五稜郭店を建て替えし、小劇場や市民ギャラリー、イベントホールなど


 函館商工会議所や、はこだてティーエムオー、新都心五稜郭協議会、函館市商店街連盟などの商店街代表者、函館市、函館国際観光コンベンション協会、金融機関、市社会福祉協議会、市町会連合会、地元大学関係者などで構成する函館市中心市街地活性化協議会(会長・永井英夫函館商工会議所副会頭)が27日、函館商工会議所で開かれ、その席上、函館市は中心市街地活性化法に基づき、策定する「中心市街地活性化基本計画」の素案を公表した。

 まちづくりへの重点的な補助を国から受けるのに必要な基本計画(2013年4月〜18年3月)で、対象区域はJR駅前・大門地区から本町・五稜郭地区まで市電沿いのエリアを含む約200ヘクタール。

 計画の基本方針は、中心市街地への居住促進のための魅力ある生活空間の創出、商業施設と公共施設の連携によるにぎわいのある集客拠点の創出、観光客や市民が回遊しやすい環境づくりの3点で、計画期間は5年間だが、ほとんどの事業の完成時期を北海道新幹線・新函館開業までとした。
 素案では市主体と民間合わせて43項目の事業を挙げ、うち24が新事業。

 これによると、駅前・大門地区では、WAKOビルの建て替えによる再開発や駅前市有地における商業ビル計画(2012年5月からプロポーザルコンペを実施し、15年度オープン)、アーケードの撤去や電線地中化など駅前通の整備、観光名所を目指したグリーンプラザの整備、観光センターの開設、高齢者サロン開設、朝市内のドーム改築。

 本町・五稜郭地区では、旧グルメシティー五稜郭店をにぎわい創出の拠点と位置づけ、現在の老朽化したビルの複合商業ビルへの立て替えを検討し(所有者と協議中)、低階層に小劇場や市民ギャラリー、イベントホール、若手起業家のための貸室などの開設、高齢者サロン、大学センターの整備なども行う。
 建て替え前にも暫定的に1階フロアを活用し、市民が休息できる場を設ける。

 また、五稜郭公園周辺の歩道整備も挙げた。

 両地区を含む計画対象の全域では、家賃補助による居住促進や空き店舗対策として店舗活用に対する補助金を行う。バス停上屋整備、市電停留所のスロープ、上屋整備。
 市は今後、協議会などの意見(パブリックコメント)を反映させて11月までに基本計画を決定し、2013年3月に内閣府の認定を受けるとしている。

(24.1.28)





新幹線木古内駅の駅舎デザインを高校生が「B案」に選定!!

 駅舎デザインについては、平成22年3月に町が設置した「駅舎コンセプト作成委員会」で検討し、「波と森のプロムナード〜北の交流発進地」と決定し、平成23年1月に鉄道・運輸機構へ木古内町駅舎のコンセプトを要望しました。
 このたび、同機構から北海道新幹線木古内駅の駅舎デザイン案3案の提示がありました。
 この中から1案を選定するにあたり、今春閉校となる木古内高校全生徒15人に選んでもらい、「B案」を町の意向に決定。
 高校生は、「デザインが良い」「周りの駅にはないデザインでインパクトがある」「デザイン内容の中で”小さな幸せの連なりがいつまでも続いていく”というフレーズが私たちがどこかで繋がっているという木古内高校最後の生徒のイメージとあっている」など選定した理由を話していました。

※上記記事/木古内町HPより(1.24付のHP文章そのまま)

(24.1.25)




〜東日本ハウス「ワザック函館・五稜郭」ミヤビコート/地上18階建て免震タワー・最高級マンション〜
今年秋の竣工まで9ヵ月余も前にして
早、最終期・第4期先着販売開始!ほしくなっても、もうこれ以上はない−。
地方都市における全101戸もの
大型・高層・最高級マンションとしては極めて順調な販売


 函館地域最大の地上18階建て・免震タワーマンションの建設として広く関心を集める東日本ハウス(本社・東京、成田和幸社長)が函館市梁川町に建設を進める「ワザック函館・五稜郭」ミヤビコート・全101戸の販売が、今年秋の完成(9月中頃完成、10月下旬入居予定)まで9ヵ月余も前にして新年の1月7日より最終期の第4期・先着販売開始をみている。

 東京など大都会ならいざ知らず、地方都市での全101戸もの最高級マンションの売れ行きとしては極めて順調で、着工まもなくの昨年4月中旬に第1期1次物件30邸(30戸)の販売開始を皮切りに、昨年11月頭まで計93戸を売り出し、昨年末まで7割以上を販売済みとし、年明け早々残り8戸の最終期販売となった。「ワザック函館・五稜郭」ミヤビコート全101戸の最高級マンションはほしくなっても、もうこれ以上後はない−。



 日に日に残り少なくなってきている販売状況にある。手頃な価格帯を全面的に打ち出していることから、最終期8戸(2LDK3戸、3LDK1戸、4LDK4戸)のプランバリエーション例えば、4LDKのCタイプ(96.66平方メートル、703号室)が2,710万円で、月額6万6,411円(住宅ローン50,046円、管理費10,076円、修繕積立金6,289円)、同じく4LDKのF2タイプ(112.09平方メートル、1106号室)だと3,300万円ながら月額8万5,336円(同66,359円、同11,684円、同7,293円)という買いやすさ、2LDKに至ってはEタイプ(74.54平方メートル、805号室)でなんと月額5万4,095円(同41,475円、同7,770円、同4,850円)という低価格で市内初の免震タワー高級マンション、それも大型・高層のスケールメリットを持ってしてセキュリティーとサービス(24時間友人管理システム)これまでになく完備・充実し、駐車場(3層ビル)も屋内、何よりの好立地・中心街に住めるとあって、人気抜群の様子で今日に至っている。

  ★    ★    ★

 「ワザック函館・五稜郭」の第1弾・ミヤビコートの
これまでの売り出しをふり返ると、販売がスタートしたのは昨年春の4月中旬。第1期1次として30戸を先着販売し、次いで早々の大型連休直前の4月28日に第1期2次として9戸を追加販売した。
 好調なスタートを切つ格好で、別の階がほしいとのお客さんの要望を受け5月19日にはさらに第1期3次物件として9戸を売り出した。
 これらによって第1期は計48戸となったが、夏が始まる前ころまでには全て売り尽くし、完売御礼をみた。

 最高級マンションとしては衝撃的な函館では未だかつてない破格の売り出し、極めて買いやすいものとなったことから、東日本ハウスの持ち前の営業力相まってあっという間の完売御礼になった。

 ラインナップは13タイプで、個性豊かなプランバリエーション、様々なニーズに応える多彩なプランを用意したことが功を奏した。
 そして、7月には第2期分譲として30戸の先着販売を開始し、そして4ヵ月後の11月5日には第3期販売として15戸の売り出しを始めた。

 都合わずか7ヵ月間で93戸もの販売となったわけで、これを7割余も販売済みとし、年明け・新年の松の内の7日には最終期・第4期の8戸の先着販売開始となってしまった。

 最終全101戸の完売御礼は確実視され、このことはジャスダック上場会社としての東日本ハウスの業績に大きく貢献するものとなり、「函館市で建設中のマンションが竣工すること等から」として同社の今期は、全国で展開するメイン事業の住宅受注状況の回復傾向相伴って増収・増益が見込まれ、40%営業増益が予想されるものともなっている。
 このことは大いに好感され、最近の同社株価にダイレクトに反映し、昨年12月以来株価の上昇を見ているほどにある。


(24.1.10)




<JR函館〜新函館間の経営分離・3セク問題/12.21ニュース速報>
◆工藤市長、苦渋の決断!
「熟慮に熟慮を重ね、オール北海道で取り組んできた北海道新幹線全線開業も踏まえ、市長として判断」
「道は3セクの設立や負担に関し主体的役割を担うと約束した。高橋知事の決意も直接聞いた。JRも函館〜新函館間を電化し、経営分離前と同等のサービスを維持するとした。前例のない、(3セク移行後JRが運行受託など)具体的な提案で、これ以上の支援協力は難しい」
(12.21午前、記者会見)
◆工藤寿樹函館市長、JR経営分離・道主体の第3セクター経営に同意!
市議会代表者会議(23.12.21午前10時)で正式表明。
市議会の市政クラブ(11人)、民主・市民ネット(8人)、公明党(4人)の3会派(計23人)同意賛成、市民クラブ(4人)と共産党(3人)の2会派(計7人)反対ながら、能登谷公議長「市長の決定を理解したい」−。
/沿線15市町全て経営分離に同意となり、
北海道新幹線・札幌延伸<新函館〜札幌間>着工確実に!


<JR函館〜新函館間の経営分離・3セク問題/12.20>
◆工藤市長、町会連合会と会談するも、町会連合会としてはいろいろ意見はあるが、経営分離・3セク移行反対は変わらず。
/市長、明日・21日午前10時、市議会拡大代表者会議で方針提示へ。

◆かなりの業界団体に経営分離断固反対の
松本栄一函館商工会議所会頭の意向・存在感随所に−。


【視点/ズバリ直言】
■函館〜新函館JR経営分離・3セク移行問題
/理解を得るべく工藤寿樹函館市長、約100の市内各団体に対して説明に走り回る。まさしく孤軍奮闘。
工藤市長 政治家、リーダーとしての素質みせる。
難局・逆境に立ち向かってこそ政治家としての真価、存在感が明らかになる−。



<<<ニュース速報>>>
◆高橋はるみ道知事と工藤寿樹函館市長 会談(12.18午前9時から同9時36分)
/高橋知事からは3セクへの負担割合など新たな提案はなく、「責任を持って主体的に3セクを担う」ことを強調。「道南全体のこと、周りのまちのことも考えてほしい」とー。工藤市長以外との会談なし。
/工藤市長「新幹線に対する函館市民の思いは他の沿線自治体とは違う」ことを伝え、
「もうしばらく努力させてほしい」と答える。

          △手前、左・高橋知事、右・工藤市長
工藤市長は
「当初は新幹線は函館まで、函館〜札幌間はリニアカーという話であった。平成6年の覚え書きでは新幹線は現函館までスイッチバック方式で乗り入れるとしたが、道はこれを反故にした。新幹線はまず函館までということで、一時期は道・道央経済界などの支援もなく、函館だけで新幹線の誘致をしてきた。青函トンネルが開業し、青函局がなくなり、人口が減少した経緯もある。そこに持ってきて今度は3セクでJRが撤退し、現函館駅は新幹線と全く関係なくなる」等のことを話し、函館市民の中に道に対する根強い不信感があることを高橋知事に伝え、これに対して知事は「函館市民におわびしたい」と陳謝。会談後の記者会見でも何度となく不信感を持たせたことに対して「おわびしたい」と語った。
 市長は「主体的に責任を持ってやるという知事の決意は重く受け止めた」「同意問題はもうしばらく努力させていただきたい」「最終的には私自身が判断する」
(記者会見)

(23.12.18)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<JR函館〜新函館間の経営分離・3セク問題>
◆高橋はるみ道知事、来函し、明日・18日午前9時から函館市内のホテルで工藤寿樹市長と会談。
道新幹線札幌延伸着工問題に絡む函館〜新函館間の経営分離・3セク問題に関し協議、理解求めるため。
さらなる具体的な方策提示があるかどうか。(23.12.17)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆松本栄一函館商工会議所会頭、第3回臨時議員総会(12.16午後4時半過ぎ、マリエール函館)あいさつの中でJR経営分離問題について「入口を間違わないように、10年後・20年後の函館の経済をどうして行くか考え、結論を出さないといけない。(工藤)市長が市民の総意とも受け取れる(4団体の反対)を踏まえ、JR経営の継続を主張されるよう期待したい」などと述べる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆函館市・工藤寿樹市長、今日・16日は回答せず、
来週以降なお一層、地元調整等々に全力を上げる方針ー。
(23.12.16)


【緊急提言/ズバリ直言】
■函館〜新函館間JR経営分離・3セク問題緊迫!
/道・高橋知事は大局観で3セク負担割合などもっと踏み込み、数字を明らかにするべきだ。
そして、今日の難局に至ってはまさに政治の出番だ。政治家、特に政府与党としての民主、道政与党の自民を問わず道議会議員は道への働きかけは無論、間に入って調整等へ積極的に動くべき時。地元選出代議士も、市議会議員ももっと動くべき。
 今まさに政治家として存在そのものが問われる!


<JR函館〜新函館間の経営分離・3セク問題>
◆函館商工会議所はじめ4団体反対。
内部でいろいろ意見分かれているものの、函館朝市協同組合、函館都心商店街振興組合、町会連合会の3団体 結局反対。

◆函館市議会(30名)/市政クラブ(11名)、民主・市民ネット(8名)、公明党(4名)の3会派(23名)賛成・同意、市民クラブ(4名)と共産党(3名)反対〜12.15午後3時、拡大代表者会議〜
◆函館市町会連合会 態度不明(未確認情報)、函館都市商店街振興組合 賛成・同意、函館朝市協同組合連合会 不賛成・不同意(12.15午後)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆道新幹線・新函館〜札幌など整備新幹線3区間 来年度着工方針ながら、函館市などで調整が難航した場合、新函館〜札幌間への工事費計上は後回しで、事業費も他2整備新幹線に比べて大幅減少必然との見方(12.15札幌情報)
<道とJRの12.13の具体的内容通知に対して市議会総務常任委員会>
◆3セクの負担割合など具体的な数字が示されていないとか、16日まで道へ回答ということでは時間が少なすぎるなどの意見出る一方、JRの運行業務受託等々通知内容を評価する意見も−。(23.12.14)
 あくまで第3セクター化反対の函館商工会議所は
「12月13日付JR経営分離案の問題点と見解について」と題する文書(A42枚)を会員へFAXメッセージ
(12.14、17時)

◆函館商工会議所(松本栄一会頭)13日の道とJRの回答、JRの「第3セクター移行後、アクセス列車の運行委託を受ける用意がある」というJRの運営受託による鉄路の存続に対して、あくまでも第3セクター化には反対するとして「ノー」を正副会頭会議で決定(12.13)
/現函館駅〜新函館間の第3セクターはあくまでも拒否との姿勢。




道の函館市に対する回答の具体的な内容−。
「3セクに対して、道は他県の先行例を十分に考慮し、応分の負担」
「3セクにJRは、必要な技術者の出向など技術的・人的支援を行い」、
「経営分離後における分離前と同等の利便性・サービスを維持するため、
第3セクターとJR北海道をはじめとするJR各社との円滑な乗り継ぎが
可能となる発券システムの導入などに協力する」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
JR北海道、函館市に表明−。
「札幌開業後(第3セクター移行後)においても、アクセス列車の効率的な
運行および利便性が損なわれることのないよう、
当社としては第3セクターからアクセス列車の運行委託を受ける用意がある 」

 道(高橋はるみ知事)は13日午前、11月24日に函館市に示した新函館・現函館間の道新幹線・札幌延伸に係わる通知についの具体的な内容を市に文書で通知した。

 これによると、「整備新幹線のルールからは、この区間のJR北海道による経営継続は難しいと理解せざるを得ないが、JR北海道にとっても経営分離前と同等の利便性・サービスを維持することが必要であり、経営主体が第3セクターに移行した後の鉄道運行について、JR北海道は出来る限りの協力を行う」としたえうえで、

第3セクターの設立・運営における北海道の役割について
「北海道は、第3セクターの設立・運営に必要な出資、初期投資、運営経費などについて、応分の負担を行う」
「負担方法や負担割合などの検討に当たっては、他県の状況など先行例を十分考慮し、第3セクターの設立・運営に主体的な役割を担う北海道として最大限の対応をする」


第3セクターに対するJR北海道の支援・協力について
「必要な技術者の出向など技術的・人的支援を行う」

第3セクターに対する譲渡範囲については、次の点を配慮する。
「鉄道資産の譲渡範囲については、第3セクターの鉄道運営に必要最小限なものとする」
「譲渡対象資産(車両、地上設備等の鉄道事業用資産)については、札幌開業までの間、必要な更新、整備を行い、安全運行が確保される状態を維持する」
「資産譲渡に当たっては、帳簿価格を基本とした適正な価格とする。なお、現函館駅舎等の整備に当たり、函館駅前土地区画整理事業に伴う補償金については、圧縮記帳を適用しており、帳簿価格に含まれていない」

また、
「経営分離後における分離前と同等の利便性・サービスを維持するため、第3セクターとJR北海道をはじめとするJR各社との円滑な乗り継ぎが可能となる発券システムの導入などに協力する」

 
というかなり踏み込んだ具体的な内容、方向性を明確にしたものとなっている。

  ◇    ◇    ◇
 この道の通知とともに、同日付で、JR北海道から函館市に対して
「現函館駅・新函館駅間の鉄道アクセスの充実について」として、次のような回答が行われた。

「新函館開業時において、新幹線との接続を図るとともに快速運転等を行うことを検討しており、利便性の高いアクセス列車を運行する考えであります」
「長期的な視点で効率的な運行が可能となるよう、当社の責任において、
新函館開業に合わせて新函館・函館間を電化したいと考えており、また、新たに電車を導入することで、新函館・函館間の所要時間の短縮を図ることも可能となる
 とし、

「札幌開業後(第3セクター移行後)においても、アクセス列車の効率的な運行および利便性が損なわれることのないよう、当社としては第3セクターからアクセス列車の運行委託を受ける用意があります」
 と
3セク移行後の運行委託を受ける意向(用意)を正式表明した。

(23.12.13)



JR、函館〜新函館間の電化を提案!
2015年の新函館開業までに電化、新型車両を導入、
15〜16分で結ぶ快速を走らせ 、利便性を図る−。
道、今日にも第3セクター運営に絡んで、かなり踏み込んだ内容を提示か
〜札幌延伸への同意・経営分離問題大きなヤマ場へ〜


 北海道新幹線札幌延伸に絡む函館〜新函館間の経営分離問題の協議の中で、JR北海道が函館市に対して同区間を2015年予定の新函館開業までに電化し、快速列車を走らせる案を示していること判明した。複数の関係筋が明らかにしており、NHK北海道も13日朝のニュースで報じた。

 工藤市長は12日の市議会一般質問に対する答弁で、11月24日の道から市への通知(3セク経営になったとき最大限の努力をする)に関して「具体的な内容の返事が一両日中に道からある」としており、電化案は函館〜新函館間の経営分離問題と密接に連動し、JRが分離方針を変えることはあり得ないとされる一方で、第3セクター運営に絡んでかなり踏み込んだものになるとの観測が出ている。

 電化によって、現状の移動時間が8〜9分短縮され、新型車両も導入し、函館〜新函館間を15〜16分で結び、利便性を図るとしているようだ。函館〜五稜郭間がすでに電化されており、実際の電化は五稜郭〜新函館間14.5キロとなる。

 新函館開業後、新函館駅〜函館駅間は主に観光客が利用する「観光線」になる公算が強く、このことをJRが重視しているものとみられる。

 工藤市長の一両日中という発言で、今日・13日にも道から幹部が来函し、3セクの具体案を示すことになるのではとも目されている。
 札幌延伸への同意問題、函館〜新函館間の3セク問題は大きなヤマ場を迎えている。

(23.12.13)




<<<道新幹線札幌延伸に伴う函館〜新函館間JR経営分離問題>>>
市議会一般質問で工藤市長
11月24日の通知に関して道と本格協議中で、道の返事待ち
一人で判断する問題ではない。議会、経済界、町会連合会などと十分協議する

〜小野沢、阿部善一両氏「経営分離に断固たる反対方針で臨むべき」

 函館市議会第4回定例会は12日、一般質問を続行し、この中で小野沢猛史氏(市民クラブ)と阿部善一氏(民主・市民ネット)が道新幹線・札幌延伸着工問題絡みで緊急の大きな課題になっている在来線の函館〜新函館について質問した。4日間にわたった一般質問は終了した。

 まず、小野沢氏は「JR北海道に対して経営面で迷惑をかけない、つまりは負担が生じない方向で赤字を市が負担するということで引き続きの運行を求めることがいいのでないか」との主張をしたうえで、「3つの選択肢しかないのでないか。一つは従来通りのJR経営、2つ目は予想される赤字を市が負担し、JR経営で運行してもらう、3番目は3セクによる運行」などとし、工藤寿樹市長の見解を求めた。

 これに対して工藤市長は「市が赤字を負担するということは道内全てのJRの路線が赤字であり、そうにはならないのでないか」とし、「現在、11月24日に道が示した通知(第3セクター設立・運営など新函館・現函館間の鉄道運行の確保を図るため最大限の努力をする)について具体的にどういうことなのか、条件など本格協議している。いろんな可能性は排除しない。判断するに当たっては議会の皆さんはじめ、地元経済界、町会連合会などと十分協議する」「独断で判断することではない」などと述べた。

 阿部氏は「安定した、かつ充実した運営形態が必要だ」とし、11月24日の道の市への通達(通知)前の11月21日にJRと道の間で新函館・函館間に関してやりとりをしている」との文書を取り上げながら、「3セクについて一番の問題は利便性だ。青森の3セク、青い森鉄道の例を見ても、経営分離でJRの切符が買えなくなり、3セクの切符を買うにしても一旦駅から降りて買わなくてはならないというように利便性が低下し、このことが利用者数の減少に拍車がかかり、経営をさらに厳しいものにする。切符販売の末端(コンピュータ)に大変な金がかかることでそうならざるを得なくなっている」「3セクでうまく行っているところはない。3セクには断固たる反対方針で臨むべきだ」と質した。

 工藤市長は「JRにはあくまで主体的役割を担ってもらう。道からの具体的な返事待ちだが、条件をを考えるにしても具体的な支援、協力不可欠」とし、「昨年来からのこの地域としての思いがあるわけで、私一人で判断するものではない。一両日中にも(道からの)返答が出てくると考えているのでそれを待ちたい。議会、商工会議所、町会連合会など皆さんと協議して行きたい」と答えた。

 なお、阿部氏が函館アリーナ建設問題について「財政が大変だというこの時期に建設費が増えて63億円になったことに市民の批判が多い」などとしたのに対して、山本真也教育長は「コンベンション機能の強化、これに対応するということでこれまでに広く意見を聞いて今日の計画になった。現在プロポーザルコンペを進めており、年明けには設計業務に入りたい」と述べた。

(23.12.12)




<<<道新幹線札幌延伸に伴う函館〜新函館間JR経営分離問題>>>
◆経営分離断固反対の函館商工会議所(松本栄一会頭)12月9日、
約2千の会員事業所に対して、反対理由の文書を送付。
 以下、全文(そのまま)次の通り。










函館大野平野を「走る」北海道新幹線
<新青森〜新函館の函館側工事>の高架橋・橋梁。点から線へ工事真っ盛り!

今年度の工事発注見通し、10月以降大型建築含む14件


〜建築工事として仕業検査庫15,750平方メートル、全般検査庫10,500平方メートル、
総合管理棟3,600平方メートル、臨修庫研削庫2,000平方メートル、事業用車庫1,000平方メートル
などの函館総合車両基地仕業検査庫外新築(工期約30か月)

 ほか土木工事、軌道工事、さらに環境調査、測量、地質調査などの発注も

▼10.17本紙撮影








※北海道新幹線(新函館2015年度開業予定)工事関連のニュースは
 現在発売中のNEW現代函館・秋季号にもあります。

(23.10.18)






第3セクター、函館空港ビルデング(株)定時株主総会並びに取締役会
新社長に札幌北洋ホールディングス前取締役の東陽一氏(57歳)就任!
木村孝男社長は取締役相談役に
〜銀行(メインバンク)出身者の社長就任初めて〜

 函館空港ターミナルビルを管理・運営する第3セクター、函館空港ビルデング(株)の定時株主総会並びに取締役会が25日午前、市内のホテルで開かれ、任期満了の伴う役員改選で新しく代表取締役社長に(株)札幌北洋ホールディングス前取締役の東陽一氏(57歳、写真左)を選任した。
 2期4年間、代表取締役社長を務めた木村孝男氏(70歳、元函館市助役)は取締役相談役(非常勤)となった。

 社長に就任した東氏は、北見市の出身で、昭和51年3月に小樽商大を卒業し、(株)北海道拓殖銀行に入行。発寒支店長などを経て、平成10年11月に(株)北洋銀行事務管理部の課長、以降東屯田支店長などを歴任、平成19年3月から同21年5月まで執行役員として函館中央支店長を務めたことで広く知られる。
 平成21年6月から(株)札幌北洋ホールディングス取締役事務局長、及び(株)北洋銀行取締役持株会社担当となった。

 この間、平成19年8月から同21年8月まで函館空港ビルデングの取締役(非常勤)でもあった。今年7月1日には次期社長就任絡みで同社社長付審議役となっていた。

 今回の社長交代は、木村前社長が2年前に、社長職をはじめとして高齢となってもなお長々と居座るポストであってはならないとして取締役(常勤)の70歳定年の社内規定を提案し決定、木村氏がこの8月に70歳を迎えたことから社長を勇退し、取締役相談役就任となった。

 木村前社長は次期社長に誰が適任か模索し、大株主や関係者と協議を重ねた結果、大株主の一つで同社メイン銀行である北洋銀行から人材を迎い入れるのが現状ではよいと判断し、東陽一氏の招へいとなった。

 同社は創業以来これまで、歴代社長には地元経済界の代表(函館商工会議所会頭)もしくは函館市長・助役の経験者が担ってきたが、銀行出身者の就任は初めて。

 第41期・平成23年5月期決算は、売上高を示す営業収入が17億3千8百万円で、純利益1億7千8百万円となった。

 以下、役員は次の通り。
▽代表取締役社長  東  陽一
▽常務取締役    深川 浩一
▽常務取締役    水落 澄雄
▽取締役相談役   木村 孝男

▽取締役      辻  秀明
▽取締役      渡邊 和輝
▽取締役      佐藤 守孝
▽取締役      中村由起夫
▽取締役      高野 元宏
▽取締役      小笠原勇人
▽取締役      田代 義一
▽取締役      中林 重雄
▽取締役      田中 雅世
▽取締役      野口 忠雄

▽監査役      寺島光一郎
▽監査役      前田 一男 

(23.8.25)





<<<工藤市政スタートして3カ月>>>
施策明確、目的意識を持って極めて意欲的!工藤市長自らの
諸問題に対する発言も地に足つき、西尾前市長とは雲泥の差…
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経済再生に向けての第一歩、不況対策にもなる大型施設建設計画
最重要なことは「集中とスピード」そして「総合的」「強力」に!
ダラダラダラダラでは地域経済効果は薄れる/市職員の意識改革も不可欠
〜市職員の給与カットは財政再建の肝〜


 4年間の前西尾市政にピリオドを打ち、工藤寿樹新市政が発足して3カ月になる。選挙後の政策予算である補正予算が成立した7月議会(第2回定例会)を経て、工藤市長の政治姿勢、市政方針の方向性が明らかになった。
 工藤市長は補正予算の編成に当たっては今後の4年間の出発点として、選挙戦で打ち出した5つの挑戦に基づき、
?.経済の再生
?.財政再建
?.日本一の福祉都市を目指す
?.子どもたちと若者の未来を拓く
?.美しいまちづくり
?.市民参画と広域連携の推進
 の6項目を柱とし、重点かつ効率的な配分を行ったとしている。

 各項目の主な内容をみると、まず経済再生では「経済再生会議の」の設置、「元気いっぱい商店街支援交付金制度」の創設、東京に函館観光物産館の開設、函館駅前市有地の活用推進、緊急小口運転資金融資制度の創設、公共事業の前倒し発注。
 財政再建では「財政再建推進会議」の設置、市長給料の50%カット、福祉政策では「福祉政策推進会議」の設置、椴法華総合センターのバリアフリー化ほか、子どもたちと若者の未来への施策としては「子ども条例」制定の検討、地域人材活用・体験学習活動などの推進、私学助成の拡充を打ち出した。
 まちづくりでは「美しいまつづくり検討会」の設置、公園環境整備の推進を上げ、市民参加と広域連携の推進では「まちづくり会議」の設置、「住宅用太陽光発電システム設置費補助金制度」の創設を行った。
 盛り沢山の「会議」羅列の感もあるが、公約実現への方向性を示すべく意欲は読み取れ、工藤市長自らの諸問題に対する発言も地に足のついたものがあり、発言が揺れ、骨のなかった西尾前市長とは雲泥の差がある。

 ここではまず、厳しさを増す地域経済の中にあって最優先課題と位置付ける経済再生に向けての第一歩、と同時に大きな不況対策にもなる大型建設投資について言及…………

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(23.8.1)





<<<函館商工会議所・第2回通常議員総会>>>
木村孝男副会頭、6月30日を持って辞任!
〜在任2年7カ月/元市助役としての幅広い人脈・経験等生かし活躍〜
函館空港ビルデング(株)今夏8月にトップ交代へ/木村社長退任の意向で、
後任に
前北洋銀行函館中央支店・執行役員支店長の東陽一就任の方向
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松本会頭進める会議所改革の一環として従来の体制見直しから
抜本的に「規程の改正、廃止、設置」断行―。

 函館商工会議所(松本榮一会頭)の第2回通常議員総会が17日午後4時から函館国際ホテルで開かれ、松本会頭が進める同会議所改革の一環として従来の体制見直しということから「規程の改正、廃止、設置」など含む各種報告が行われ、承認された後、平成22年度の事業報告及び収支決算や人事議案などが提案され、この中で、平成20年12月から副会頭を担い、今日に至る木村孝男氏(函館空港ビルデング(株)代表取締役社長)が今月30日を持って退任する運びになったことが松本会頭より示され、了承された。
 木村副会頭の後任について松本会頭は「当分の間、空席」とし、副会頭3人体制で行くとしている。
 
 木村孝男氏(69歳)は高野洋蔵会頭(現名誉会頭)時代の平成20年12月に請われて副会頭に就任。昨年11月の松本会頭誕生・新体制移行にあっても副会頭に再任され、この2年7カ月間、社団法人函館国際観光コンベンション協会会長(この5月25日で退任)なども務め、元函館市助役という幅広い人脈、経験等生かし、活躍してきた。

 退任あいさつで木村副会頭(写真左)は、
「この度、一身上の都合より辞任することになった。就任から2年7カ月、大きな変化のあった期間でもあった。中でも高野会頭体制から松本会頭体制への移行、3月11日の東日本大震災、函館市長選挙などと私にとって激動の2年7カ月でもあった。この間、会員の皆様には特段のご協力・ご指導を賜り、衷心より厚くお礼申し上げるとともに、心から感謝する次第です。また、高野会頭、松本会頭の両名の体制の中で副会頭をおおせつかり、お2人から適切なご指導を頂き、これまで務めることができ、改めて心から厚くお礼申し上げたい」
「今函館は3月11日の東日本大震災を受け、原発問題の収束や復興事業の先行きが未だ見えない中、観光客が減少し、また関連する企業の方々も大変な思いをしている。こういう時こそ松本会頭の元に会議所会員がさらに力を結集し、困難に立ち向かわなければならない。会員皆様の各企業の益々の反映と函館商工会議所のさらなる発展を心から祈念している」
 と語った。

 木村氏は今年7月22日で定年の70歳になることなどから函館地区の代表的な第3セクターである函館空港ビルデング(株)の代表取締役社長を今夏8月(同社株主総会並びに取締役会)を持って退く意向を固めており、松本会頭は総会の中で、「この会社の代表者変更という事情から副会頭退任となった。非常に残念だがやむを得ない。これまでやってくれたことに改めて厚くお礼申し上げたい」と話した。

 函館空港ビルデングのトップ交代人事では、木村社長の後任として前北洋銀行函館中央支店・執行役員支店長の東陽一氏が就任する方向。

 議案の中ではすでに常議員会で了承され、仕事に就いている酒井康次氏(63歳、一般財団法人函館国際水産・海洋都市推進機構前事務局長)の専務理事選任同意も正式に提案され、承認された。
(※関連ニュース報道/現在発売中のNEW現代函館2011夏季特別号に詳しく載っています)

 なお、通常議員総会で提案され、了承された体制見直しのための「規程の改正、廃止、設置」では、旅費規程、慶弔災害見舞規程、事務規程の一部改正、常勤役員退職金規程の廃止、常勤役員給与規程、常勤役員退職規程の設置について抜本的に改められ、新条文による明記となった。
 
(23.6.17)





社団法人函館国際観光コンベンション協会
木村孝男会長退任し、新会長に寺坂伊佐夫副会長(函館バス協会会長)就任へ
〜今日・25日の通常総会・役員改選で選出の運び〜
吉田専務理事も退任し、後任に前函館市病院局管理部長の藤森和男氏


 社団法人函館国際観光コンベンション協会(木村孝男会長)の新会長に副会長の寺坂伊佐夫氏(函館地区バス協会会長、函館バス(株)社長)が就任する運びになった。
 今日・25日午後4時から函館国際ホテルで開かれる平成23年度通常総会における役員改選で選出され、決定の見通し。

 木村孝男会長(函館商工会議所副会頭、函館空港ビルデング(株)社長)は平成21年5月の通常総会で、病気で亡くなるまで8期16年間にわたって会長を務めた故沼崎弥太郎氏(当時・函館商工会議所副会頭)の後を受け、副会長から会長に選任され、今日に至っていたが、1期2年を持って退任し、寺坂副会長にバトンタッチすることになった。
 寺坂氏は函館バス協会前会長の後を受けて平成18年度から3期5年間副会長を担ってきた。63歳。

 木村会長の退任とともに、2期4年務めた吉田明彦専務理事(元函館市財務部長)も退任し、後任には前函館市病院局管理部長の藤森和男氏(60歳)が内定済みで、寺坂新会長同様25日の通常総会で決定の運び。

(23.5.25)